新米パパ、2ヶ月間育休を取るの巻
この記事について
どうも、株式会社ゆめみでAndroidエンジニアをやってるはんまーです。
私事ですが、今年の6月に第一子となる娘が誕生しました。
それに際して2ヶ月ほど育休を取得したので、その所感をつらつらと書いていこうと思います。
育休を取得した経緯
育休を取ろうと思った理由は、至極単純です。
実際今の会社で育休取れるか総務の方に聞いたところ、
「男性の育休実績ありますよ!期間は大体1〜2ヶ月ですね!」
との回答を頂いたので、では万が一のため長めに見積もって…ということで2ヶ月取ることにしました。
そんなゆるーい感じでスタートしました。
育休開始までにやった準備
所属チームやプロジェクトのメンバーに報告&引継ぎ
業務スケジュールに影響するので、まず始めに私が業務で関係しているメンバーへ、妊娠の報告がてら育休の相談をしました。(育休入る3ヶ月前くらい)
ありがたいことに、メンバー&プロジェクトのお客様からたくさん祝福の言葉をいただき、育休についても快く受け入れてくれました。
本当に自分は人に恵まれてるなぁと実感。
その後、育休1ヶ月前から本格的に引き継ぎを開始しました。
本格的と言っても、私と交代で参画するメンバーがとても優秀だったおかげで、引き継ぎは難なくスムーズに終わりました。
私がしたことと言ったら、プロジェクトの仕様や情報の居場所や、チーム開発の御作法を教えるくらいでした。
という感じで前もって引き継ぎをしたおかげか、特に問題なく休みに入れました。
計画性は大事。
出産までに必要なものや出産後の役所への申請などをまとめる
私達夫婦はこれが初産だったので、最初は何をどう準備すればいいのかいまいちわからん…という感じでした。
なので、ネットで検索して必要なものや申請の類はスプレッドシートに書き出し、どれが購入済or申請済かを共有しました。
これはすでに産休に入っていた妻がまとめてくれました。
出産前後は本当ドタバタするので、これは助かりました。
↓こんな感じ
子供の名前候補を出す
これもスプレッドシートで共有して管理しました。
名前は出産後決めるでも全然良いと思いますが、後々スプレッドシートを見て
「そういや、こんな名前も候補に出してたな〜」
とニヤつけるのでオススメです。
育休前不安だったこと
長期間業務から離れること
2ヶ月丸々業務から離れることに対する不安は正直ありました。
以前書いた転職活動の話でも触れましたが、メインフレームエンジニアからAndroidエンジニアに転身してまだ1年目です。
業務経験を経て成長を実感していた頃だったので、伸び盛りの時期に離脱することになります。
遅れは育休中に自習でカバーしよう、と育休前は考えてましたが、最初1ヶ月は寝不足と疲労困憊でそれどころじゃなかった(後述)のが誤算でした。
最近は少しずつ再開してます。
育児・家事と仕事・スキルアップの両立は、復帰後のこれからもまだまだ課題です。
育児という未知の領域
初産なので当たり前っちゃ当たり前ですが、自分の子を育児するのは初めてのことです。
育児についてネットで調べても、人によって言ってることが違っていたり(沐浴で耳押さえる押さえないとか、うつ伏せ練習の要不要とか)で、何が正しいのやら…
まあ、育児に正解なんてないんだろうなぁと途中で思い至り、手探りで何でもやりました。
誰でも最初は初めてなので、完璧を追い求めずにチャレンジするのが大事だと思います。
「しょうがねぇだろ赤ちゃんなんだから」の精神大事。
男性でも(母乳以外なら)ほぼできるようになるので、「自分にはできない」と思ってるお父さんがもしいるならば、臆せずチャレンジして欲しいです。
育休中に得た学びや気づき
育児休暇と言うけど、決して休暇ではない
先輩パパママの話やネットの書き込みを見て、漠然と育児大変だろうなとは思ってたのですが、想像を超えてました。
特に睡眠不足がキツかったです。
新生児は3時間おきにミルクを与えるため、睡眠時間も必然的に3時間未満になりました。
我が家は「母乳+足りない分ミルク」の方針のため、妻が母乳を与え私がミルクを作るという体制でしたので二人とも寝不足、昼間もがっつり寝て睡眠時間を稼いでました。
しばらくは自習とかやってられる余裕はなかったです。
最近は夜5〜6時間連続で寝てくれるようになり、かなり楽にはなりました(それでも寝不足気味ですが)
あとは4〜5kgの身体を長時間抱えることによる肉体的疲労(主に腰)、赤ちゃんから目を離せない緊張感(未経験なので余計に気を張ってた)による精神的疲労もありました。
さらに我が家の場合、妻の産後の体調がよろしくなく、最初1ヶ月は全部の家事を私1人でやってました。
「え、これにプラス仕事とか絶対無理では…?」と6月終わり頃は静かに1人絶望してました。(期間2ヶ月にしてて本当に良かった)
7月頃には妻も回復して、家事・育児を協力してできるようになったので、だいぶ負担が減りました。
協力の重要性を再確認した2ヶ月間でした。
これをワンオペでやっているご家庭も世の中にある(むしろ多数派?)ことを考えると、夫婦2人で育児を協力することがもっと根付いて欲しいなぁという思いです。
役割分担は各家庭それぞれなのでとやかくは言いませんが、パートナーが育児で大変そうにしていたら、少しでもサポートしてあげてください。
制度をいろいろ勘違いしてた
これは完全に私が適当だったのが原因なのですが、いろいろと勘違いをしていました。
例えば、育休は出産日もしくは出産予定日から開始すること。
私はてっきり出産前も取れると勘違いしてたので、
「6月前半予定日だから切りよく6月1日から育休入ろう」
と考えて6月1日から休み始めました。
あとで総務の方から上記の旨連絡があり、結果予定日までを有給で補うことになりました。
意図せず有給を消化してしまいましたが、ゆめみは有給取り放題なので無問題です。
こういう時に真価を発揮する制度ですね。
あと、育休を今後取得される皆さんへ特に気をつけて欲しいのが、育児休業給付金の支給タイミングです。
育児休業給付金は、育休開始から2ヶ月後に申請可能になり、申請後約1週間で振り込まれます。
逆にいうと、それまでは無給の状態になります。
私はこの2ヶ月の無給期間、貯金と親戚からいただいたお祝い金でやりくりしました。
金銭的に厳しくなる人もいると思うので、育休に入る前に勤めている会社の福利厚生を見て助成金などの制度がないかちゃんと確認したり、もし生活が困難であれば適宜会社と相談するのがいいと思います。
仕事以外のことを考えるきっかけになった
将来のことを考える時、今までなら何の技術を勉強するかだったり、今後のキャリアなど自分自身、特に仕事に関連することがほとんどでした。
育休で長期間仕事から離れることで、それ以外のことに目を向ける良いきっかけになったと思います。
例えば私の場合、将来的に娘の教育費や十分な生活費を確保したいので、
○無駄な支出がないか整理する
○つみたてNISAなどの積立型投資を勉強する・始める
○今後のライフイベントをちゃんと再考する
など、空いた時間を使ってお金のことを中心に今後の人生について考えました。
そういった意味で、自身の視野が広がるきっかけになりました。
育休を終えた感想
まずは何よりも、2ヶ月間業務から離れていた際のフォローをしてくれたゆめみのメンバー、並びにプロジェクトのお客様へ心から感謝の意を表したいと思います。
皆さんの協力なしに私の育休は成り立たなかったです。
今回の育休、結果的に取って良かったなと思いました。
育児に対する考えがガラリと変わりましたし、人生を見つめ直すターニングポイントになりました。
あと、世の中の育児されているお母さんたち、お父さんたちをより尊敬するようになりました。
今まで知らなかった頑張りや苦労を体感できました。
つい最近、男性の産後休暇(今より手当てを充実させる)創設を政府が検討しているニュースがありました。
個人的に大歓迎なのですが、ニュースに対するコメントや反応を見ると、まだまだ男性の育児休業に否定的な人が世の中多いなという印象でした。
(ここで内容は書きませんが、かなり過激なコメントもありました)
厚生労働省の報告では、男性の育児休業取得率は6.16%(平成30年)、取得してても5日未満が56.9%(平成27年)と、普及してるとは言い難い数字です。
(5日未満とかもはや有給では…)
前述のニュースの反応を見るに、育休を許さない雰囲気が職場にあるため普及率が伸び悩んでるように思えます。
私は日本の育休取得率を向上するなんて大それたことはできませんが、少なくとも自分の周りは育休どんどん取っていこう!というウェルカムな雰囲気にしていきたいです。
ゆめみは育休に対してすでにウェルカムな雰囲気だと感じていますが、この雰囲気を維持できるようにしたいですね。
育休は終わりましたが、育児はまだまだ終わりません。
むしろこれからです。
これからは仕事と育児・家事を両立しながら、あまり気張らず我が家のペースで頑張っていこうと思います。
おまけ
最後に育児あるあるでこの記事を締めさせていただきます。
おむつを交換した直後におむつが濡れてる
おむつ交換中に放出されることもある。
夜子供がちゃんと息してるか心配になる
最初のうちは何度も顔近づけて寝息を確認しちゃう。
子が泣き止むので反町隆史のPOISONを毎日聴かせる
タケモトピアノのCMも効くらしい。
子供に関する話題への関心度や見え方が変わる
多分はじめてのおつかい観たら泣く。
自分の子供が世界で1番可愛い(当社比)
お後がよろしいようで。