癌が見つかったキャンベルハムスター
我が家のキャンベルハムスターが、癌になった時の話をします。
一歳五ヶ月の時に、急激な腹部の膨らみを確認しました。
大きさでいうと中指大のサイズで、まん丸のシコリでした。
それまで疾患がなかったわけでもなく、皮膚アレルギーが全身に出ていて、ニキビ・オデキのような吹き出物が各箇所に出たり、故に痒みで掻きむしりハゲができてしまったりしていました。
それ以前に、脱肛も経験しているので獣医さんには通っていたため、この子の状態をよく知って貰っている上での受診でした。この点は安心感が違いますね!
細胞診検査をしてもらい、癌かどうかを確かめて貰います。獣医さんで注射器により細胞摘出をしてもらい、検査センター的なところに出します。
結果は、悪性の可能性がありますとのこと。
手術の適用もあるとのことで、外科手術をお願いすることにしました。
手術当日は、普段過ごしているケージに入れたハムスターを診察室へ連れて行き、手術前の診察をして貰います。
ドキドキです、この数時間後に明暗が・・と思うと普通ではいられない状態ですが、背に腹は変えられないのでお願いしますっ!と言って先生に全てを託します・・涙
先生も看護師さんのお顔から凄く真剣な眼差しと緊張感が伝わってきて・・それだけ大変な手術なのだと実感いたしました。
請け負ってくださったこと、今でも感謝しております。
手術は無事に成功し、夕方迎えに行きました。かなり体にもきていて、ぐったりの黒ちゃん。摘出した憎き癌も見せて貰いました。丸々したシコリでした。ブニブニして弾力もある・・こんなのが入ってたなんてどれだけ辛かったか・・。このブニブニは検査に回します。
検査結果はこのような形でいただきました。乳腺が確認されたとのことで、乳がんのようなものなのか・・●癌という言い方では伝えられていません。
ただ、切除する際に、卵巣の方までとったとの話も聞きました(ここら辺難しくて全て記憶できていないのですが)
人間だと、胸と卵巣って遠いですが、ハムスターはお乳が下の方にあるからなのかな。
その後、今でも元気に過ごしていてなんと2歳3ヶ月を迎えることができました。
手術から3ヶ月後くらいに、全身に湿疹等ができていて、体の状態がすごく悪くなり・・一度先生からも再発しているかもと言われたのですが、お薬と体の温めとご飯の工夫などし、本人もすごくすごく頑張ってなんと乗り越えました。
先生も覚悟していてくださいというようなことを伝えてこられていたので、私も癌はとってもやはり厳しかったのか・・と落ち込んでいましたが奇跡的に元気になってくれました。
ただ、それからは足がうまく使えず、引きずりながら歩いています。皮膚アレルギーもよく起こすので、薬はずっと飲み続けています。歯も自分で削れないので、月2回カットに行き、頬袋も怪我をして詰めたものを出せず腐ってしまうので頬袋の清掃もしてもらっています。
癌はもう再発というのはなさそうですが、老化現象に今は付き合いながらゆるゆるライフをしている黒ちゃんです。