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「スーパーマリオ」の生みの親から学ぶ「地方在住のコンプレックス」の考え方

世界を轟かせた天才クリエイター『宮本茂』

『スーパーマリオ』といえば、みなさん分かりますよね?
では、そのマリオを作った方は誰か知っていますか?
日本の天才ゲームクリエイター『宮本茂』さんです。
写真の笑顔からして、物腰が柔らかそうな印象を受けますね。

世界中で有名な日本のコンピューターゲーム企業『任天堂』に1977年に入社して以来、様々なものを世界に羽ばたかせてきた本物の天才だと言えるでしょう。
そんな宮本さんですが、過去に宮本さんが作りだしたものはマリオ以外にもあることをご存知ですか?

・『ドンキーコング』シリーズ
・『ゼルダの伝説』シリーズ
・『スターフォックス』シリーズ
・『ヨッシー』シリーズ
・『ピクミン』シリーズ

このなかで一度は遊んだことがあるゲームはある人は多いのではないでしょうか?
誰もが知るキャラクターを、これほど生み出せるなんて言葉が出ません。
最近では、任天堂は映画業界に本格的に参入することを決定して『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』を公開し大盛況となっています。
そして、その続編も2026年4月に公開が決定しています。
さらに、現在では『ゼルダの伝説』を実写映画として制作していると情報がありハリウッドで公開することも決定しています。
子供も、大人も楽しめる日本が誇る最高峰のエンタメ企業だと感じます。
楽しみで仕方ないですね。

「地方在住」だからこそ世界で戦えるものを作れる

そんな任天堂が2024年10月2日に『ニンテンドーミュージアム』が開業しました。
宮本さんは、これまで任天堂が歩んできた歴史を『社員だけではなく、親子三世代にわたって、任天堂の存在をわかってもらえたら嬉しいです』と話しています。

タイトル回収になりますが、以下の参照した記事ではニンテンドーミュージアムのオープン前の報道関係者のみでのインタビューですが、個人的に考えさせられる考えがあったので抜粋させて頂きます。

僕が30歳くらいになったとき、京都の田舎にくすぶっているとデザイナーとしてダメになる。だから「東京に出て行かなきゃ」と言われたり、自分でも思ったのですが、そのまま40歳くらいまで仕事をしていると、30歳くらいで一緒に仕事をしていた仲間が戻ってきてまた一緒に仕事をしていたんです。

何か作ったものが世界で売れる。
なんでかなと考えていたら、東京に行くと「東京で流行っているもの」に誘われて「日本で売れるもの」を作ってしまう。そして「日本でしか売れないものを作っている」ということに気付かないのでは?と思うようになりました。
僕はそれを「東京ローカル」と言っていて、京都がグローバルなのではなく東京がローカルだということなんです。

こういうことをどうして言えるようになったかといえば、京都にいるコンプレックスがなかったからです。僕は丹波の田舎出身で、田舎のコンプレックスを持っていると「いずれは東京へ」とか思うかもしれません。
ですが、ここでのんびり仕事ができたのは京都を好きな人と一緒に働いていて、自分たちが感じているものを作ることができたからです。
周りに踊らされず、自分たちが信じるものを作って、結果として世界中に売れてるじゃないかと。
グローバルと言われているものは別にグローバルじゃないと40歳くらいで気づき、今もそれを若手に吹き込んでいます(笑)

ゲーム情報サイト「GAME Watch」

京都にいるコンプレックスがなかった。
そして「東京で売れているもの」=「日本で売れているもの」だから世界で戦うことを忘れてしまう。
凄く説得力がある言葉ではないでしょうか?
世界を握る天才クリエイターの言葉は重いですね。

「コンプレックス」を広い視点か、小さい視点で見るかでそこまで大したことないと感じるかもしれないことを学ばせてくれました。

そして「都会が、世間(日本)の全てではない」いうことも学べますね。

宮本さん。ありがとうございます。
70代と言われても、全然見えない元気すぎる若さが写真からも感じられます。

まだまだ、ご健康に末永く生きてほしいです。

インタビュー記事が気になる方は実際に目を通してみてください。

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