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馬花 123 童貞な父親 17年1組
'妊娠したよ'
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高校生活を捨てて東京に来た
10月6日が旅立ちの日だった
約2ヶ月経った
新幹線に乗る金を吝嗇(ケチ)って東海道線の鈍行で愛知を脱出した
この普通列車の車内が一番幸せで安住の居場所だったのかもしれない
僕は初めて訪れた渋谷に安息を感じることはできなくて、シャヤをなんとか説得してこの雑踏から抜け出すことを求めた
紗哉は応じた
名古屋にいる時は強気の彼女も、東京では割と慎重だった
seventeen
私は渋谷に憧れた
生活するとなると日和って怯えた
街に犯される
渋谷が暴漢のようで不本意に膣を刺激した
この街にレイプされれば私はいずれ抵抗しなくなる
そのうち暴行の悔しさと惨めさが快感へと変様して、この街に心身を預け、その荒れ狂う暴を求める
リャリャがこの街を抜け出すことを提案した時、嬉しかった
何だっけ、女が男に攫われるシーンで颯爽と、不自然に、現れるヒーローを想い出した
江戸川区や江東区に居場所を探した
17歳
漠然とした不安が常に東京
憧れと恐れが常に東京
歓天喜地と阿鼻叫喚が常に東京
絶望と希望が常の東京
ああーあーえー
シャヤは僕には膣させてくれなかった
だけども僕は父親になる
ラララ
僕は弾けるしかなかった
ラララ
おおーおーえー
リャリャには膣させなかった
純粋の全部を東京に奪われたくなかった
ルルル
生活のために仕方がなかった
ルルル
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僕は童貞な父親になる
絶望したなら希望を探せ
目には目を歯には歯を
膣には秩でやり返せ
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東京を和平する