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洞窟の中で、海に浸かる

こんにちは。
インターネットに流さない、自分のための文字を書くのに集中していた!

今日は、ふと思い立って、今まで見てきた映画のメモを振り返りつつ、スプレッドシートにまとめる作業をしました。
開けるデバイスのいくつかのメモアプリから、抜けたりしつつも2017年からの見た映画のタイトルが書き連ねてあるのを発見しました。
高校生の時とかの自分がいつ何を見ていたのかが知れてとってもおもしろい!
特に2018年は割としっかり1年を通した記録が残っていて、全部で173本、うち劇場で見たものが39本でした。
受験の年なのに!
なんとこの年はどこの劇場でみたかも記録されていて、今はもうないシネパレスやギンレイホール、渋谷のアップリンクなどの記録がありました。
せつない。
渋谷のアップリンクとか、初めて訪れた時の緊張ったらなかったかも。
映画が好きな恋人ができてからはふたりでみに行くことも多くなったけど、中高生の頃はずーっと1人で学校をさぼって制服のままみにいっていました。

この日なんか、どういう順番かわからないけども、3つの映画館をはしごして4本みて、更に家でも1本みているということ・・・?
恐ろしい体力。もう頑張ってもはしごは3本で限界かも。

映画館での鑑賞体験でひとつ忘れられないものを思い出しました。
2016年の公開当初に、母とみに行った『この世界の片隅に』です。
テアトル新宿でみましたが、満席で、なんと立ち見での鑑賞でした。
映画館で立ち見で鑑賞すること自体初めてで、それからも一度も経験していないですが、それはそれは素晴らしい体験でした。
映画が素晴らしいのはもちろんなのですが、満席の客席のお客たちが、真剣にみていて、そして感動している姿が全員の背中から大波のように伝わってきて、シアターがひとつの海みたいになっていました。
客席にいたらこれはわからなかったかもしれない、と思って、今でも忘れられません。

映画館で映画をみることって、音がいいとか画面が大きいとかもありますが、洞窟みたいな空間でみんなで集まってみることも、おもしろさのひとつだよなと思っています。
シネマカリテなんかは、地下にあるし、特に洞窟感が強くて、あそこでアピチャッポンの『MEMORIA』をみれたことは嬉しかったです。
アピチャッポン自身もどこかで劇場の洞窟感について話していた気がする。

みた映画を、劇場の記憶と共に振り返ることができるのは、素敵なことだと思います。
これからも記録を忘れないようにしよ〜。

写真を探したら上に書いた2018年10月2日のギンレイホールの写真がありました。
ちゃんと『フロリダプロジェクト』と『君の名前で僕を呼んで』のポスターが貼られている!
お宝発見かも。

またね。


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