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交通事故10年目、MTBI仲間の会 秋の会 で見つけた新たな使命

はみだしチャンネルのOgawaです。この番組は「声が聞けるあなたのヘルプデスク」をテーマに、以前standfmで定期的に配信していました。2024年12月12日現在、4月から配信が止まっていましたが、今回久しぶりに再開することになりました。声で感謝を伝えることができればと思い、収録を再開しています。

https://stand.fm/episodes/675a87f88d3743ad502dff46

今日12月12日は、私が交通事故に遭ってちょうど10年目の節目の日です。先日12月8日に、所属している交通事故被害者団体「MTBI仲間の会」の秋の会が開催されました。その話と感謝の言葉を伝えたいと思います。

MTBI仲間の会は、交通事故でMTBIを患った当事者同士が集う会です。大阪の藤本シェフのキッチンスタジオで、年に2回程度、春と秋に開催されています。事故後10年以上経過したメンバーから比較的最近事故に遭った方まで、様々な方が参加しており、経験者が新しいメンバーにアドバイスをする場にもなっています。

私は10年前の事故後、早い段階でMTBI仲間の会の代表である土屋久美子さんのサポートを受けました。電話相談、アドバイス、適切な病院の紹介、弁護士の紹介など、辛い時期に多くの支援をいただきました。当時の資料やドキュメンタリーDVDも大切に保管しています。

今回の秋の会では、当時の資料と2013年に制作されたドキュメンタリーDVDを持参しました。このドキュメンタリーは現在インターネット上では視聴できない状態でしたが、私がMP4形式に変換し、YouTubeの限定公開で共有できるように提案しました。

46分あった元の映像を、不要な部分を削除して25分程度に再編集しました。土屋さんの現在の状況や、個人情報への配慮から、一部シーンをカットしています。例えば、他の被害者団体のシーンや、個人的な事情に関する部分は削除し、MTBIについての本質的なメッセージを残す形で編集を行いました。

ドキュメンタリーのタイトルにもなっている「スタートラインに立てなくて」という言葉は、当時の土屋さんの状況を象徴的に表現していました。しかし、10年という月日の中で、土屋さんは大きく回復されました。言葉を発する際のぎこちなさや感情の平坦さ(アパシー)が改善され、現在は「スタートラインに立てる」と話されるまでになりました。

私自身、チームの裏方やIT関連の知識を活かし、今後は支援する側として活動していきたいと考えています。事故により様々な能力を失う中で、情報発信できる人材は限られています。私の特性を活かし、チームを円滑に運営するサポートや、IT関連の支援ができればと考えています。

会では、次世代を担う人材として期待する言葉もいただきました。私自身、サポートを受けて助かった経験があるからこそ、その恩返しをしていきたいと強く感じています。いつ誰が事故に遭うか予測できない中で、苦しんでいる方々の力になれればと思います。

最後に、会を主催してくださった土屋久美子さん、美味しい料理を提供してくださった藤本シェフに深く感謝申し上げます。この会での食事を半年に一度の楽しみにしている方も多くいらっしゃいます。このような場を提供していただいていることに心から感謝しています。

再編集したドキュメンタリー動画では、MTBIという病気の本質がより分かりやすく伝わる内容となっています。今回の放送を聞いてくださった方々にも、ぜひご覧いただければと思います。この秋の会が、私にとって新たなターニングポイントとなることを願っています。

作成したドキュメンタリー動画

スタートラインに立てなくて 土屋久美子さん出演シーンダイジェスト

https://youtu.be/NbSyh8itPyk

▼MTBI仲間の会 ホームページ
https://www.mtbi-soc.jp/

▼カンテレ ザ・ドキュメント 関連リンク
https://www.ktv.jp/document/130324.html

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