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伊勢2週間滞在記『伊勢ぃがいーぜ』マガジン (初日~4日目まで)
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令和2年11月2日から11月15日まで、伊勢市クリエイターズワーケーションに参加する山ダ(注※山ダは漫画家高河ゆん先生の同人サークル『山勝』活動ネーム)さんのお世話係&伊勢案内人&滞在記担当として野ダが同行しました。
野ダは小学校の修学旅行、初詣の伊勢参り、ドライブでおかげ横丁観光と10回以上伊勢にはそこそこの経験値があります。山ダさんから誘われたときは、2週間の滞在って時間を持て余すのではと思っておりました。
杞憂でした。
日帰りや、一泊二日くらいの旅行では街の魅力のほんの一部しか触れていなかった。
伊勢は奥が深かった。
このnoteは2022年2月に発行した同人誌『伊勢ぃがいーぜ』のnote特別編集版、2週間伊勢を満喫した野ダと山ダさんの滞在ログ本です。
テキストは冊子版と殆ど変わりません。
写真は減ったり増えたり増えたり増えたりしています。
伊勢クリエイターズワーケーションとは国内(伊勢市外)在住の文化・芸術分野のプロのクリエイター100名程度を公募のうえ招聘し、令和2年11月2日(月曜)~令和3年3月15日(月曜)〔年末年始(12月26日~1月3日)を除く〕の期間、市内宿泊施設で6泊~13泊の宿泊をしながら、それぞれに創作活動に取り組む機会を提供します。
という伊勢市のクリエイターの活動支援プログラムです。
≪冊子版はこちらで販売中≫
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ここからがnote版伊勢ぃがいーぜの始まりです
伊勢への旅のはじまり
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人に語れる伊勢のディープなうんちくが増えること間違い無しです。
寛永6年(1629年)から20年周期で行われてきた式年遷宮は、一度だけ延期となる事態がありました。昭和24年から4年延期して行われた第59回神宮式年遷宮(昭和28年)のことです。
戦後の日本は貧しく、莫大な遷宮費用の捻出が難しかったのです。困難に直面した伊勢神宮を助けるため、当時名だたる日本の芸術家達が立ち上がりました。自分達の作品を献納し、献納品の美術展が日本全国を巡回したのです。
国民もその献身に心打たれ、貧しいながらも美術展に足を運び資金捻出に協力しました。
4年後、無事に第59回式年遷宮は行われることになりました。
神宮は芸術の力を信じてるから、クリエィター活動を応援してるんですね。苦難の時は助け合い、そしてまた返していく。
伊勢市が行ったクリエイターズワーケーションの理念が神宮徴古館で理解出来ます。
徴古館では朝倉文夫の彫刻『猫』が見られますよ。
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11月2日(月曜日)伊勢まで車で8時間
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直前まで車か公共機関の利用か迷いましたが、伊勢市街での移動性を考慮して車にすることに。車と決めると、移動の荷物の重さが心配なくなり、普段の旅行では持って行かないものを容赦なく詰め込みました。
二週間の長期旅行、何が必要になるかわからない。できる限り持てるものは持っていくことにしました。
大型スーツケース二つ、ミニスーツケース(任天堂スイッチとリングフィット、オキュラスGOなど娯楽ゲーム専用)、ついでに野ダ用折り畳み自転車一台も。
東京から伊勢までは高速道路が順調ならノンストップで六時間半。山ダさんは緊急時交代運転要員。つまりはワンマンドライバー、たった一人の運転手なのだよ。
雲多め薄暗い日の出時間に出発。
最初の休憩場所、足柄SAで朝食をとりつつ、12時24分には岡崎SAに到着していました。雲行きは怪しかったけれど、ぎりぎり持ち堪えて予定通りに進んでいます。
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山ダさんはご当地るるるんを必ず買う。
お伊勢るるるんは木の香りが良く特に気に入ったようで、
伊勢市内でも追加で購入してました。
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名物が図柄で一目でわかるところがスタンプの良さ
ちなみにこの手帳は財布化した手帳財布です。
伊勢市内に入る頃に小雨がぱらつきだしました。高速で雨にならなくてよかった。
伊勢市観光誘客課の立花さんとの待ち合わせぴったりにホテルに到着。リモートワーク前半拠点となったホテル三交インにチェックイン。
ホテル三交イン
JR伊勢駅から徒歩3分。宿泊者だけが使える、大浴場人工温泉四季の湯があります。
部屋は充電用コネクタ付ケーブル各種完備。室内着は浴衣をベースにしたパジャマ。リラックス状態で部屋で過ごすことができます。壁に備え付けのテーブルは奥行き40センチくらい。資料を広げるには少し狭いですが、個室なのでベッドや床を資料置きにして作業できます。
朝食会場となる2階のレストランは、チェックイン以降24時までコーヒーが無料です。ビジネス利用の宿泊客がときおりコーヒーを取りに来るだけです。夜間は若干手元が暗くなりますが、バックライトモニターであればここでも静かに作業ができます。
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三交インホテルビュッフェの朝食はご飯、パンの他に主食で伊勢うどんが選べます。極太麺なのにとても柔らかい伊勢うどんはうどん界のお粥的存在。朝から食べても胃にもたれない。むちむちした太麺に甘醤油の汁がよく絡む。美味い。給仕スタッフはとても爽やかで朝から気分があがりました。
一月家(いちげつや)
伊勢初日の夕飯は、三交インホテルから商店街を徒歩で抜けて一〇分ほどの場所にある日本酒が美味しい居酒屋『一月家』にて。中央のカウンター席は常連さん達が楽しそうに一杯やっています。
乾杯は三重県の地酒『初日』で
(サワー系は濃くて美味しいです。)飲み過ぎに注意。
天ぷら、トコブシの煮付け、だし巻き卵、刺身、土手煮など二人でおなかいっぱい食べて3千7百円くらい。安い!
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三重県伊勢市曽祢2-4-4 会計時には『一月家』名物の店主のパフォーマンスを見られます
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夜のアーケード商店街
人気のない商店街はもの悲しさを感じたけれど、途中から、宇治山田高校と志摩高校の各美術部のシャッターアートが出現。学生さんの自由で多彩多様な感性に、酔っ払い二人、学生時代を思い出しあーだこーだと語りながらホテルに戻る。
11月3日(火曜日)伊勢駅商店街散策と外宮参拝
三交インで朝食後は外宮参拝
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