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社会不適合者がスーツを愛す方法

9月5日(月)西永福JAM
梅星えあ1st EPリリースパーティー『助演女優賞』そこでお披露目致します、新・衣装についてお話しさせていただきます。

様々なアイドルやアーティスト衣装を手がける、
Un Complex。(exこむぷれっくす。)にお願いしました。
恐らく今回で6着目の依頼。

まずは打ち合わせで私が希望するデザインやこだわりをヒアリングしてもらい、Un Complex。(exこむぷれっくす。)のデザイナー、おぐちゃんさんに何パターンも提案してもらいます。

おぐちゃんさん作・構想段階ラフ


これは一部ですが、袖だけでも何パターンも考案してくれます。
そしてデザインがふんわりとでも固まったら一緒に生地を見にいきます。
私はその場でアイディアが浮かぶことのほうが多いし、おぐちゃんさんもそれを分かっているので、とにかく打ち合わせを重ねて実際に生地やパーツを見ながらデザインの輪郭を濃くしていきます。

ライブ衣装に求めるものは
・動きやすさ
・揺れる、翻る、広がる
・ボディラインが綺麗に見える

そして、ときめきです。

メインで使いたい生地や差し色で使いたい生地、などおぐちゃんさんが、ココとココとココの部分を選んで、とデザイン画をみながら箇所を言ってくれて私は選ぶだけです。
選んだ生地に対して「生地選び天才!センス!」と褒めてくれます。
しかしながら、「これ可愛いけどこの衣装には合わないですよね...」って言うようなパーツや生地でも合うよ!と言って取り入れてくれます。
私はこの段階で「え、どこに使えるの?合わなくないですか?」てなってる。
でも衣装として完成した時、ばちばちに合ってる。
おぐちゃんさんの頭の中ではしっかり構造が整ってる。私は生地選んでるだけで天才なおぐちゃんさんがどうにかまとめてくれるのです。


今作はおぐちゃんさん、私がお互いに認め合える
自分史上最高の作品になりました。
おぐちゃんさんの技術が以前より高くなったことと、私の表現をファッションにもっと反映したい気持ちが強くなったのが最高に到達した理由だと思います。
メッセージ性が引き出されるまでに必要だった自分自身のお話をします。




私は人生でスーツを着たことが一回。
就活しようとしていた少しの時間。
内側の素材が肌に触れて気持ち悪かった。
ストレスなのか膀胱炎になった。
でも、ほとんどファッション系のお仕事しか応募しなかったので基本私服でした。
その中で一社内定をもらった。
けど、送付されてきた会社のパンフレットに『新人研修の様子』という説明書きの下に掲載されていた、全員が同じ角度でお辞儀をしている写真を見て気持ち悪くなり内定を断りました。
この時の私はまだ社会不適合者だという自覚はなかったです。

それから制服のある会社や朝礼で社訓を読む習慣がある場所では何故か体調不良になり長く続かなかった。「具合わるくても皆来てるから」と言われて、学校を出たのに再び“皆”との違いを感じることになりました。
制服、社訓などがなくても居酒屋のバイトで「お前」と店長に呼ばれて「お前って呼ぶのやめてもらっていいですか、嫌なので」と言ってしまって気まずくなって1日で辞めたりも。

自覚したのは今年5月に念願のOLをクビになった時。
冗談ではなく私は社会不適合者なのだと思った。
どのバイトも仕事内容が嫌になって辞めたことはないです。
遅刻、シフトミスなどからの日々のお叱りや人間関係など。
とはいえ自分から辞めたのとクビになったのが半々くらいですが。

スケジュール帳にびっしり予定を書き込んだり、何かよくわからないファイルを作ったり、パソコンと向き合い、追加されていく仕事をテキパキこなす。
パンツスーツで靴擦れ防止に踵に絆創膏を貼ってパンプスを履く。
そんな絵に描いたような“バリキャリ”に憧れています。
首からぶら下げてるあれはなんだ?
社員証かな。あれも羨ましい。

私はスーツを着る仕事には就けない。
バリキャリなんて程遠いです。
焼酎の水割りをつくって煙草に火をつけてお話しするのが精一杯。



型にハマらない生き方。
とくに憧れないです。
何か飛び抜けたものがあればいいのですが、
私は社不の中途半端な一般人なので
型にハマれるなら、ハマりたかった。
同じ角度でお辞儀をすること、
社訓を読み上げること、
制服を着ること。
抵抗なく受け入れる心があればよかった。
それでも手に入れられない生き方を憎むことはできない。
今の私の生き方だからこそ会えた人がいる。
正攻法でスーツを着ることのできない私は、自分の愛せる形に創造することにした。



今作に秘められたメッセージは、

私が愛する世界。社会不適者として、私は誰もが考えている固定観念を打ち破り、好きなように構築し、私のための世界を創造します。

The world I love.As a socially unfit person, I destroy the stereotypes that everyone thinks, build as I like, and create a world for me.
A work of art that expresses the desire to make this world lovable, not a rebellious.


精神性としてテーマにしたのは映画『17歳のカルテ』。
アンジェリーナ・ジョリー演じる精神疾患のリサ。その自由奔放で狂気じみた魅力に主人公のスザンナの心は奪われていく。そのリサに魅了されたのはスクリーンの外にも多くいた。結果、アンジェリーナ・ジョリーはアカデミー助演女優賞を受賞。
作品自体は社会に適合できずにいる隔離された精神病院にいる彼女たちを描いたもの。
しかし現実世界ではそれは受け入れられて、ずば抜けて狂ったリサを演じたアンジーは賞をもらっている。
ここまでのストーリーから着想を得てメッセージが出来上がった。
この不適合さすらも作品にすればいいのだ。

社会不適合者の私はスーツを着られない。
だからこそ、あえてスーツ生地を使用してスーツという固定概念を破壊し、好きなように構築し、私のための世界を創造することにした。
この世界を私が愛せるものにしたいという気持ちを表現する芸術作品です。

おぐちゃんさんの粋な計らいで刺繍リボンができました
どのように使うかは悩み中


メッセージをファッションに落とし込んでくれたデザイナーさんのおぐちゃんさん。
魔法少女の変身シーンを創造している人、という感じです。
私はさらに唯一無二の存在になる。



これを『OLになりたかった(仮)』リユくんに教えたらこの返信きた。

掲載許可済み


初めて言われた。
嬉しい。
衣装以外にもこだわり沢山の9月5日。
お待ちしています。


˚˙༓࿇༓˙˚˙༓࿇༓˙˚˙༓࿇༓˙˚˚˙༓࿇༓˙˚˙༓࿇༓˙˚˙༓࿇༓˙˚


❤️‍🔥2022年9月5日(月)❤️‍🔥
梅星えあ1st EP Release Party
春ねむり&破滅ロマンス
2マンLIVE


sold outしたい🥹


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