3rd Single『OLになりたかった(仮)』
2022年5月22日(水)3rd Single『OLになりたかった(仮)』をリリースしました。
各音楽情報サイトで「OLをクビになった実体験を元に制作された」と掲載していただきましたが、実際は配信前に偶然にもクビになっただけの今作。
5月11日が納期だったのですが、その前日に強制退職になりました。
勝手に信憑性ついてきちゃった。
私の言霊は生き霊。
一昨年くらいに晴れて念願の“OL”を手に入れたのですが在籍中はワンクリックで約60万円ほどの損害を出し、もうこんなことが二度と起きないようにと会社全体のシステムを変えた不良社員でした。
それでも上司は優しくて「俺もやったことあるから大丈夫だよ。」と励ましてくれました。
誰もやったことがないから新しいシステムが導入されたのに。
しかし、そのシステムさえも掻い潜ってさらにまた60万の損害を出しました。2回。お手上げにさせちゃった。
女性社員達からは疎ましく思われていたようで「ハンドクリームつけてる?匂いキツいからやめてもらっていい?」とチクチク言葉責めされたり、社内で倒れて虫の息になっていた際「夜のお仕事やってるからじゃない?」「持病あるって」「身体に器具入ってるらしいよ」とすぐそばで噂されて(えー、器具入ってんの、私。サイボーグぽくてかっこいいな。)と朦朧とする意識の中で思ったりすることもありました。
でも、ある日を境に男性社員のみの部署に移動させられてからはみんな優しくて平穏で刺激のない日々に変化。
5回もクビ宣告されたけど、その度に千尋して(「ここで働かせてください!」とたくさん言うこと。)何とかいさせてもらったのですがいよいよ無理でした。
OLという肩書きがステータスだった。
『プラダを着た悪魔』のサントラを聴きながら通勤する。CHANELやGUCCI、HERMESなどがディスプレイされるショーウィンドウに映った自分を横目にするたびに、この星に理想的に馴染めたと高揚していました。
儚く終わりましたが。
アレンジはずっとお願いしたかったボカロPの胡乱リユくん。
出会いはリユくんが弾き語りライブを観に来てくれたのがきっかけ。
私は私の音楽を良いと思ってくれる人にお願いしたいし、その中でもセンスと個性がありどんどんボカロPとしてスキルアップしていくリユくんといつか一緒に音楽つくりたいなと漠然と考えていました。
『OLになりたかった(仮)』は絶対リユくんが合うって思っていて、結果予想を超えてすごく良いものになってしまった。
リユくんのこだわってくれた部分
・鋭利で心にそのまま突き刺さる歌詞をそのまま音にして馴染ませるアレンジを意識した。
・梅星えあの引き込まれる「独特な世界観」を崩さないように。
でもこの世にありふれてるただのロックサウンドじゃなく、プラスαの遊び心ある(クラップなど)アレンジを取り入れた。
・都内キャバ嬢芸術家の肩書通り、芸術の権化のような
「生き方」「歌い方」「見せ方」をする彼女の人生を魅せる一曲に仕上げた。
すごくない?
最後の一文とか泣きそう。
たった一曲が、私にとって一生繋がっていたい人間になってしまった。
愛のある編曲をありがとうございます。
ミックス、マスタリングは向啓介さん。
今回はレコーディングも監修していただきました。
ギターはIRIS MONDOのスーパーさったん。
ベースは破滅ロマンスのRY。
ドラムはいつかの空蝉の元帥くん。
各々、アレンジを加えながら、電子的でポップな楽曲をバンドサウンドで支えてくれました。
ちなみに、破滅ロマンスをいれても過去一激ムズ曲。
この3名は9月5日(月)ライブまでずっと一緒にいてくれるのでまた改めてどこかで紹介させていただきます。
アートワークカメラマンは夕さん。
モデルは舵木まぐろさん。
破滅ロマンスMusic Video『サマー・ニューカラー』の絶対ヒロイン。
ご本人の日頃のツイートからも伺える生きづらさに何度も共感していました。
依頼の決定打は加入したアイドルから即脱退したこと。
彼女がそうかはわかりませんが、どこかに属することに平均より多くの努力が必要な人間がいます。私もその一人です。
舵木まぐろさんは『OLになりたかった(仮)』の豪速な不安定さを凛々しく魅せる人物として最適でした。
今回のお花はアストロメリア。
花言葉は『持続』『未来への憧れ』
アップテンポで疾走感ある楽曲ですが、生きづらさを抱えた身体がヒリついてるような性質を持っています。
どうかお守りになりますように。
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