#42 ストレスから脳を守る!「有酸素運動」
長いこと抱えてるストレス、ありますか?
合わない職場で働いてたり、
人間関係で悩みがあると、
いつもストレスを感じてしまいますよね。
忙しいときは、仕事が優先になって、
ストレスを放置することもあるかもしれません。
ストレスを抱えて長い時間が経つと、
恐ろしいことに、脳が縮んでしまいます。
ストレスで「海馬」が縮む
縮むのは、脳の「海馬」という部位です。
海馬は「記憶の中枢」とも言われていて、
記憶力に大きく関係します。
私たちがストレスを感じたりイライラすると、「コルチゾール」というストレスホルモンが
分泌されます。
これが慢性的に出ていると、
海馬の細胞が死んでしまうのです。
実際に、重いストレスを長い間抱えていた人の
海馬は、平均よりわすがに小さいそう。
そのため、長い間ストレスにさらされると、
言葉がうまく出てこなかったり、
記憶があいまいになることが多くなります。
ストレスに歯止めがきかなくなる
海馬が縮むことで、
ストレスがさらに生まれやすくなります。
海馬には、記憶の他にも
ストレス反応にブレーキをかける役割
もあります。
感情が暴走したり、パニックになりそうなとき、そのストレスを抑えてバランスをとるのです。
長い間ストレスを感じると、
ブレーキがすり減ってしまって、
バランスがとれなくなってしまいます。
すると、
ストレスをさらに感じやすくなる
↓
海馬が傷つく
の負のループに入ってしまうのです。
どうすれば脳を守れる?
脳が縮んだら、
もうどうしようもないのでしょうか?
実は、ストレスを解消しながら、
脳の細胞を増やす方法があります。
それはなんと、「早歩き」です。
イリノイ大学などの研究チームが行った
調査では、
「20分の早歩きで、不安は大幅に減る」ことが
分かっています。
アメリカの別の研究では、
週に3回、早歩きで40分間歩くのを
1年続けたところ、
脳が若返って、2%以上大きくなったそう。
薬を飲んだり、高いマシンを買うこともなく、
ただ早く歩くだけで、
ストレス解消も脳を鍛えることもできる
わけです。
有酸素運動を続けるのが大事
早歩き以外でも、
心拍数が上がる有酸素運動なら、
どんな運動も効果的です。
例えば、ランニングや水泳、サイクリングなどがありますね。
脳を鍛えるのに1番効果的なのはランニングですが、何より大事なのは、続けることです。
10分軽いウォーキングをするだけでも、
ストレスは減ります。
週に2〜3回、
自分にできそうな有酸素運動をすることで、
ストレスは減って、脳は鍛えられます。
まとめ
ストレスを長い時間抱えていると、脳が縮んで、さらにストレスを抱えやすくなります。
ストレスを解消して脳を鍛えるには、
有酸素運動をしましょう。
週に2〜3回、早歩きを20〜40分間するだけでも
効果的です。
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この記事はこちらの本を参考にしました↓