#187 習慣化を挫折する原因? 「どうにでもなれ効果」
ダイエットや筋トレを頑張ってるとき、
「どうにでもなれ!」
と思うこと、ありませんか?
甘いものをつい食べてしまって、
「もういいや、食べちゃえ」
となったり。
筋トレを1日サボってしまって、
「もういいや、やめよう」
となったり。
1回でも失敗すると、
「もうどうにでもなれ!」
って思ってしまいますよね。
これは、心理学で
「 どうにでもなれ効果 」
と呼ばれていて、
✖️習慣化を挫折してしまう原因のひとつ
と言われています。
どういうときに起こる?
「どうにでもなれ効果」は、
次のようなときに
起こりやすくなります。
✖️短期の目標しか持ってないとき
✖️「やめる」目標を立てたとき
短期の目標しか持ってないときは、
例えば
▶︎ 今日は筋トレする!
▶︎ 今日は甘いものを食べない!
といったものです。
「来年までに5キロやせよう!」
といった長期の目標を持っていれば、
誘惑に負けそうになっても、
「来年までにダイエットしたいから我慢しよう」
と思えますよね。
でも、その場限りの目標しか持ってないと、
「今日は別にいいか」
と、誘惑に負けやすくなるのです。
「やめる」目標を立てたときは、
▶︎ 甘いものは食べない
▶︎ テレビを見ない
といったものです。
何かをやめたいとき、
「やめよう」と決めると、
実は逆効果になってしまいます。
これは、
「やらない」「考えない」
と決めたことに対して、
脳は反応しやすくなるため。
「シロクマのことを考えないでください」
と言われると、
シロクマのことばかり考えてしまうアレですね。
「甘いものを食べない」と決めることで、
甘いものが余計に食べたくなってしまって、
誘惑に負けやすくなるわけです。
どうにでもなれ効果を防ぐには
では、どうやって防げばいいのかと言うと、
✅ 長期目標を持つ
✅ 「やる」目標を立てる
✅ 立ち直った回数を数える
の3つが効果的です。
「今日は筋トレするぞ!」
ではなくて、
「来年までにかっこいい体になるぞ!」
みたいに、長期スパンで考えましょう。
「甘いものを食べない」
といったやらない目標は、
「甘いものを食べたくなったら、
ナッツを食べる」
という風に、
代わりにやることを決めるのがオススメです。
この3つの中でも、特に重要なのが
✔️ 立ち直った回数を数えること。
1回失敗してしまったとしても、
また再開できた回数を数えることで、
「どうにでもなれ!」となりにくくなるのです。
さらに、
「挫折しそうになっても、すぐに立ち直れる」
という自信がつくので、
習慣を続けやすくなります。
まとめ
「どうにでもなれ効果」は、
✖️短期の目標しか持ってないとき
✖️「やめる」目標を立てたとき
に起こりやすくなります。
これを防いで、
習慣を続けやすくするには、
✅ 長期目標を立てる
✅ やる目標を立てる
✅ 立ち直った回数を数える
の3つが効果的です。
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