見出し画像

日の入りと日の出が遅くなる頃

 隣のおじいさんのように10年日記帳につけているわけでは無いのだが、我が家の家禽は、この時期、狐やイタチなどの野生動物に襲われることが多い。野生動物たちにとって昼間が短く、過酷な生活の中で極限に近く最後の手段は人家の家禽を狙うしかないと言うことなのだと思う。
 春の始まりにも同じように襲われることが多い。この時期に家禽は卵み始めると言う生理がある。産卵シーズンに気づいた野生動物は、危険を犯して人家の家禽を狙う。野生動物の側からすれば、自然界には厳しい冬を乗り越えたものばかりが残り本当に食べるものが何もないにもかかわらず、家禽は栄養満点の旬を迎えている。そして、自分たちも繁殖のシーズンに入ると言う時期なのでなのだろう。
 年末年始に野生動物に家禽が襲われるのは野生動物の生存のためであり、春は繁殖のため、食う食われるの天動説は動いている。


いいなと思ったら応援しよう!