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この道30年の寿司職人の方に寿司の握り方を教わった日

とある日、この道30年の寿司職人の方に教えてもらいながら、寿司を握り、お話を聞くという、貴重な体験をすることが出来た。(握ったお寿司が上記の写真)そこで得た事が、沢山あったが、どこにでもいる大学生の一人でしかない私には発信する手段がそんなにないので、ここに記そうと思う。


ほとんどの回転寿司屋さんは機械で作っているが、機械だとシャリが中まで固まってしまう。しかし、手で握ったお寿司は中はふわふわで、当然機械のものよりも美味しい。
大体、1日に2000個握らないといけないので、1個につき2.3秒の時間しかかけることができない。

また、ネタによってシャリの量変えるなど、工夫が必要らしい。
素人から見ると、寿司はおにぎりみたいに、ただ握れば良いのかと勘違いをしていた。しかし、ちゃんとした握り方があることが分かった。


寿司の握り方🍣

1.右手でシャリをコロコロ転がしてボールみたいにする
2.左手でネタをとる                                                                                            3.中指と親指で整えて、長方形にする
4.人差し指と親指とでひっくり返すネタを
5.指の根本で、形を整える ギュッと
6.人差し指と中指でぎゅっと押す
7.中指と親指で上から下にスライド右手でシャリをコロコロ転がしてボールみたいにする
左手でネタをとる
中指と親指で整えて、長方形にする
人差し指と親指とでひっくり返すネタを
指の根本で、形を整える ギュッと
人差し指と中指でぎゅっと押す
中指と親指で上から下にスライド


大学の寿司職人を取り上げた授業の中で、本物の寿司職人になるためには10年かかるとか、10年もかけるのは馬鹿馬鹿しいといったホリエモンの言葉を取り上げた論題があったが、そのことについて寿司職人の方に聞いた。

修行する人は、ご飯の炊き方をその時の湿度とか温度とかに合わせて、ご飯を炊く練習や、寿司ネタだけでなく、他の材料で、包丁の使い方から練習する。
このようにスライドしたらこんなふうに切れるとかを体で覚えて、毎日修行したものは、スーパーのものと雲泥の差だという。

心に残った言葉

今回の言葉の中で、一番心に残った言葉がある。


『寿司職人だからと言って寿司だけできればいいと言うわけではない。それだけだと恥ずかしい。
専門学校に通って3ヶ月しか握る修業をしてない人が、店とか出すと、すぐお客さんにバレるし、そのような人が店を出しても続かない。洗い場や揚げ場、包丁🔪の使い方を何年も何年も経験し、苦労して色々な料理をつくれることこそが、本当の寿司職人だ。』

年月がたっても記憶に残る出来事

実は、これは2年ほど前の出来事だが、今でも割と記憶に残っている。

なぜ、この出来事をnoteに書き留めておこうと思ったかというと、就活で

某人気回転寿司メーカーのインターンに参加したという事を後輩ちゃんに伝えると、「お寿司が好きなんですか?」と言われた。

私は、合同説明会でこの企業の方の熱意に圧倒されてノリでインターンに行ったので、そこまで深く考えていなかったが、なぜなんだろう、寿司に少し興味を持ったのは、もしかしたらこれがきっかけかもしれない。

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