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No Barierrs European Super Cupの振り返り②


さて、先日公開したNo Barierrs European Super Cupの振り返り①は皆さんご覧になられましたか?

まだの人は是非ご覧下さい。


さて、2回目となる今回ですが、
「試合形式」について取り上げていきたいと思います。

今回の国際大会の試合形式は7人制サッカーです。試合時間は前半25分後半25分の計50分の試合となります。

バルサジェヌインも参加しているラリーガジェヌインでは8人制で行われており、ヨーロッパの知的障害者サッカーは11人制ではないのではないか、と思います。

※ラリーガジェヌインの試合時間は10分を4本となっており、計40分の試合となってます。

スペインでもラリーガジェヌイン以外にも地方の大会でも大体が7か8人制サッカーです。そして、大会の隣のコートで行われていたポーランドの地元の知的障害者サッカーリーグも7人制でした。

ポーランド知的障害者サッカーリーグ
ラリーガジェヌインもポーランド同様人工芝や天然芝で行われます


個人的には日本でも11人制ではなく7人制をスタンダードにしてみてはどうか、と思います。理由は2点あります。

①試合を行うハードルが下がる
②活動料金のハードルが下がる

順を追って説明していきます。


①試合を行うハードルが下がる

サッカーの試合を行うには11人必要になります。
ということはチームで紅白戦をするとなったら最低でも22人は必要ということになります。

これは凄くハードル高いと私は感じます。

最低22人ということは22人以上必要ということになります。ひとつのチームでそれだけ集めるのはとても至難の業です。

何故ならそもそも知的障害者もとても多いわけではないです。更に言うとそこからサッカーに興味あるとなると、かなり限定されるからです。

私の所属するアイディス大阪でも集まりはいいと思いますが、22人集まってるところはまだ見たことがありません(アイディス大阪では選手など募集中です。ご興味があればご連絡ください)


その点、7人制や8人制は試合を行うハードルが下がります。紅白戦をするにも最低でも14人いれば紅白戦を行うことができます。

練習をしても毎回試合が出来るのと、試合が出来ないとでは選手のモチベーションも変わってくると思います。

チームの活動を続けていく上で人数を少なくする、というのはいい試みと思いました。


②活動料金のハードルが下がる

人数を減らした活動にしよう!
じゃあフットサルがいいのでは!!

この考えの人とても甘いです。

理由としては
サッカー場よりフットサル場の方が高いからです。フットサルのコートの相場は1時間でおよそ10000円前後。2時間借りようとすると20000円近くになることもざらにあります。

そうなってくるとフットサルよりサッカーの方が費用対効果を含めるといいよね、となるわけです。

お金は確かにいいかもしれませんが、
サッカーをして10人とフットサルをして10人だったら、私の場合はフットサル10人を希望します。

何故なら、
紅白戦が出来るからです。

やはり色々な選手に聞いてもモチベーションが上がるのはどんな練習よりも紅白戦の様です。
※小林の感じた感想です。

常時紅白戦が出来る、となればチームの参加率も上がるのではないかと私は考えます。



以上の理由から私は7人制サッカーを推します。

勿論11人制は11人制の良さがあるし、フットサルはフットサルで良さがあります。私自身もどちらも好きです。

ですが、しかし当事者が楽しめて尚且つ運営としてはどちらの方がいいのか?そこは検討する余地があるのかな、と思いました。

次回はパート③をお届けしたいと思います。

それではこの辺で

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小林 耕平
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