「PDCA」
本日は
成長のために欠かせない
「PDCA」の話です。
PDCAは知っている方が
ほとんどだと思いますが
改めてお伝えしたいと思います。
PDCAは仕事の大きさに関わらず
使うことができるし
使うことで自分の仕事の良い
ルーティンを作ることができます。
PDCAには
組織全体に渡る大きなPDCAから
個人の作業単位の小さいPDCAまで
あります。
ひとつひとつを簡単に確認すると
Plan:計画を立てる
Do:実行する
Check:評価する
Action:改善する
このPDCAサイクルを
回していくことが
自己成長や人材育成をする上でも
目標達成をしていく上でも必要です。
仕事ができる人は失敗しても
PDCAを回しながら成長します。
仕事ができない人は失敗して
PDCAを回していないから
成長しません。
PDCAサイクルでは
目的と目標を明確にすることが
重要です。
目的と目標を明確にすることで
自分たちが何のために行動しているのか理解でき
目標を見失うことを防ぐことができます。
1つ1つの仕事に
目標と目的を設定する事で
結果にも繋がります。
さらにPDCAは仕事だけではなく、
自己成長のためにも使えます。
まずはプラン(Plan)です。
多くの方はプランを計画と認識していますが
実は2つの要素があります。
仕事におけるプランの要素は
➀「期待される成果」と
➁「それを実現させるための準備」
この2つを分けて考えることが
重要なんです。
例えば、
仕事を他者に依頼する時に
この仕事が完了したら
こうなっておいてほしいなという
何らかのゴールイメージがあるはずです。
そのためプランの段階では
まずは仕事のゴールイメージを
明らかにして、
そして、それを達成するために
具体的に何をするのかという手段や準備をします。
仕事の「ゴールイメージ」と
「手段」を分けることが重要です。
このことを正しく理解して
プランしないといけません。
ゴールイメージというのは
いつ、何が、どのような状態に
なっていればOKなのか?を
表したものです。
実現するための手段や
やり方とゴールイメージを
混同しないように気をつけないといけません。
私たちの多くは
PDCAのPlanで「何をやるか」を決め、
Doで実行に移し、Checkでやったことの良し悪しを
評価することで仕事のサイクルを回していると考えがちです。
しかし、これでは
「いつ、何が、どのような状態になっていれば良いといえるのか」という
観点が抜け落ちていて仕事の良し悪しを正しく評価することができません。
だからプランでは、
ゴールーメージと手段を分けて考えるということを
意識してほしいなと思います。
次はDOです。
DOは、仕事の実行のことですね。
もちろん、実行する仕事の中身は人によって
バラバラでどんな職種・仕事であっても実行する際には
共通点があります。
それは双方向のコミュニケーションです。
上司や、同僚、部下、後輩、仕事をする相手とのコミュニケーションを
有意義なものにするには、その内容が「具体的」である必要があります。
現状がどうなのかを具体的に自分で把握する必要があります。
予定通りに行動できているか、優先順位付けを誤っていないか、
不明点はないか等を、報連相しながら進めていきます。
そして、うまくいっていること、うまくいっていないことを
伝えることも重要です。
次にCHECKです。
CHECKは仕事の振り返りのことです。
振り返りはとても重要です。
「うまくできたこと」も、「うまくできなかったこと」も
両方振り返ります。
うまくいかなったことについては振り返ることが多いですが
うまくいったことの理由も振り返ります。
それは再現性を持たせるためです。
もう1つ、「結果」と「プロセス」の両方を振り返ります。
事実だけではなくて、その理由も振り返る必要があります。
結果は変えることはできません。
次の結果を変えるためにはプロセスを
変える必要があります。
プロセス管理という言葉を聞くことがあると思いますが
何がうまくいったのか、それはなぜなのか、何がうまくいかなかったのか、それはなぜなのか、理由や原因まで振り返ります。
仕事の振り返りは「感想」ではありません。
仕事の振り返りとは「終えた仕事(または途中まで進めた仕事)の
出来映え・やり方の良し 悪しを明らかにすること」です。
仕事の大小を 問わず意識的に行わないといけません。
小さな仕事の振り返りがきちんとできない人は
大きな仕事の振り返りもできません。
しっかりとした振り返りは
次の仕事に必ず良い影響を与えます。
そしてそのためには
仕事のゴールイメージがないと効果的な振り返りはできません。
ゴールイメージもなく実行すると結果でしか判断できません。
仕事は仮説と検証です。
仮説を立てて実行し検証します。
まさにPDCAですが、
仮説を検証するために振り返りをします。
再現性を持たせるために、うまくいったことは継続しノウハウにします。
プラスもっと良くなる方法も考えます。
うまくいかなかったら、うまくいかなかった理由を考え、
次はどうやったらいいのか改善策や対応策を考えることが重要です。
人間は体験しただけでは忘れてしまいます。
忘れるから、せっかく成功をしたのに、成功を繰り返すことができないし、失敗を繰り返してしまいます。
人は経験でしか成長できません。
経験は尊いものです。
体験を整理をして、自覚して、振り返ることで
「体験」を「経験」に変えることで自身の成長につながります。
だから振り返りが重要なんです。
振り返りをしないと、せっかくの体験も経験に変わりません。
最後はアクション(Action)です。
元々はアクションは改善の意味合いで使われていますが最近は
調整:ADJUSTの意味合いが強いです。
当然、今までのように上手くいかなかったことは
改善しないといけないし、
伸長、良いものはより良くしていかないといけないし、
やってみたけどそもそも中止した方がいい
やめた方がいい場合もあります。
状況によっては、もう少し様子を見た方がいい場合は
継続するということもあります。
チェックで振り返ったことを元に
成功は繰り返すことができるように
失敗は繰り返さないようにACTION は
「次の仕事」のために行ないます。
PDCAを強化し
さらに高速で回すことで、
目標も達成しやすくなり
各プロセスを通して個人の成長も
組織の成長にもつなげることができます。
成長するためには
PDCAをどんどん回して
いくことが重要です。
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