見出し画像

瞬読

著者:山中 恵美子
発行:2018年11月10日

瞬読を読みました。本を速く読めるようになりたいです。
覚えが悪いので、速く読めるのであれば記憶に定着するまで繰り返し読めるし、なにより積読が解消されるのは気持ち良いし素敵そうです。

概要

今までにきいた方法とは違うやり方で瞬読ができるようになる、というものです。2万文字/分(本1冊が3分)から36万文字/分(本4冊を1分!)に達する人もいるとか。

速読より速そうな印象を受けましたが、速読は「眼球の動き」に頼っている事が多いため、物理的限界がある(とある団体は2100文字/分を目指してる)という事に対して、瞬読は別のアプローチでそれより速く(20000文字/分)読めるようになるということです。

別のアプローチとは、右脳を使うこと

左脳:言語、計算、分析、論理的な思考
右脳:イメージ処理、全体的把握、ひらめき、創造的な発送

日本人は左脳をつかうことが得意なため、左脳偏重になると右脳とのバランスが悪く、全力を出しきれない状態になるので両方の脳をバランスよく鍛えましょうというものです。

理想は

右脳で感じた事柄を左脳で分析し、答えを導き出していく

という状態にまで右脳を鍛えていくこと、です。

右脳を鍛えるだけでなく、そのあとのアウトプットが重要です。

「読んだ内容をイメージで取り込む」(=右脳の働き)だけでなく、「読んだ後に内容を書き出す」(=左脳の働き)ところまで含めて、「瞬読」でフォローしているのです。

本文自体は短く、中盤から後半のほとんどが例題になります。

昔クラスにいた記憶力の良い人に話を聞いたとき「画像で覚えてる」といっていたのを思い出しました。右脳使ってたんですねー。

瞬読の技術をマスターすれば、文字で書かれているはずの内容が、ビジュアルのイメージとして頭の中に流れ込んでくるように感じられるようになります。

瞬読のトレーニング方法

右脳記憶を使うこと。

視覚的に記憶された「映像」は、記憶の中から情報として、比較的容易に引き出すことができます。
反対に「言語」は、記憶の中から呼び出すことが非常に難しいのです。

トレーニング方法は簡単で、文字を「読む」のではなく「見る」こと。そこに書いてある文字から情景や物体を頭の中で画像に置き換える、という作業をひたすら繰り返すこと。ステップとしては

ステップ1:変換力を鍛える
ステップ2:イメージ力を鍛える
ステップ3:本を右脳読み
ステップ4:本の内容をアウトプット(手書き推奨)

このうち、ステップ1,2はこの本の中のトレーニングです。
ステップ3は自分が持っている本で、ステップ4はステップ3のアウトプットです。

たとえばステップ1の例題として

イ ル ッ パ ナ プ

と書いてあったら

パイナップルという単語を推測し、それを画像に置き換える

というような感じ。楽しい。

書籍紹介

本日は「瞬読」をご紹介しました。


いいなと思ったら応援しよう!