浜松まつりで合同写真展
浜松まつり期間中、中田島砂丘入り口の風紋広場で合同写真展を行いました。
数万人ほどの人が行き交うこの場所で主催の海岸浸食災害を考える会は、長年にわたって環境問題を訴えてきたのです。仮設テントとはいえ、この場所で写真を展示する機会は誰にでも与えられるものではないでしょう。
ここで私が展示をするのは今回で4回目ですが、3日間フルでテントの中に常駐したのは初めてです。ほとんどの人が一瞥もせずにテントの前を通り過ぎていきます。まつりを楽しむ目的で訪れる人が写真を見ることも少ないだろうと予想はできたので、流木で遊んでもらおうと準備しました。
土嚢袋4つ分の流木を浜松の海岸で集め、水洗してから3日間ほど水に浸しもう一度水洗いしてから乾燥させました。白絵具・クレヨン・麻ひも・電動ドリル・佐鳴湖で拾ったメタセコイヤの実なども用意して流木モビールやネックレス、オブジェ?など子供たちに自由に遊んでもらいました。準備に苦労した甲斐もあり流木は3日間で殆ど無くなりました。
事前に打合せはしていないのですが偶然にも、合同展示の加藤マサヨシさんの写真も「遊ぶ」がテーマでした。従来までの展示は海岸浸食問題を前面に打ち出した説明パネルを並べたものでしたから、主催の長谷川さんの考え方も変化をしたのでしょう。それほど中田島砂丘はここ数年で変わってしまったのです。
それでも長谷川さんがあきらめなければ、来年も多分この場所でお会いできることでしょう。
砂丘フォトグラファー 浜松を代表する風景のひとつ、中田島砂丘消失の記録