思想的なはなし

私は心理学が好きだ。

小学校高学年くらいから少し好きだったとは思うが、真剣に興味を持ち始めたきっかけは中学1年の頃『アルジャーノンに花束を』を読んだことだった。
その本の冒頭で医者が「心理学を学ぶことは悲しいことだ」というようなことを言うのだが、
「心理学を学ぶと世界はどういう風に見えるんだろう」と思った。

それから私は心理学の本を買ったりして少しづつ学ぶようになった。
(とはいっても趣味程度だが…)

と、このように私は心理などの思想的なものが好きだ。哲学やスピリチュアルなことも好きで、引き寄せの法則についても学んでいる。

今日、その引き寄せの法則について思うところがあった。

引き寄せの法則というのは、簡単に言えばめっちゃポジティブにいるだけで願いが引き寄せられるわけで、胡散臭いと思う人もいると思う。
しかし、これは心理学や脳科学的観点から見て十分に証明できる。

心理学的な観点から見たら「気にしてるから目に入る」し、脳科学的に見たら「無意識で必要な情報を取捨選択しているからすばやく叶ったように見える」のだ。これを知った時「なんだそんなことか」と思ったし、論理的に証明できると知って安心もした。

しかし、心理学や脳科学では「根拠のない自信」は良くないというが、私はそうでもないと思う。

自信があるということは何においても良いことだと思うし、現に私の一番憧れている成功者の人は自信がある。
もちろんその人はたくさん努力しているから、根拠のある自信がたくさんある。
だが、根拠のない自信だってある。

成功している人みたいに何も努力できない人だっていると思う。それは精神的な理由などで。
そういう人はまずは根拠がなくても自信を持つことが大事なんじゃないかと思う。
そういう人でなくても、努力していても、自信を持てないことがあると思う。それで悩んで自分を見失うくらいなら、根拠がなくても自信を持った方が良いと思う。

結局世の中は何を学び、何を信じ、何を見るかによって変わる。
色を知らない人にとっては森は全部緑だけど、色を知っている人にとってはそこには黄緑、若草色、緑青などたくさんの緑が広がっている。

だったらやっぱり、全く自信がなくて下を向いているよりは、根拠のない自信でも前を向いていた方が、ずっといい。

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