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お笑いライブへ行く決意をして、お笑いライブへ行った話
久々にお笑いライブを観に行く事を決意した日&実際にお笑いライブを観に行った日の記録です!!!!!
サムネイルは全然関係ないあんみつの写真です!!!!!!
6月某日
明後日、お笑いを観に行く。
初っ端から暗い話をします!!!!!!!!!!
ここ最近ずっと薄っすらと精神的にしんどくて、何も手につかない状態が続いていた。
厳密には現在進行形で続いている。
毎日同じ人と顔を合わせ、期待なのか威圧なのか分からない言葉を投げかけられ、ちょっと精神的に参ってしまった。
しかし幸いにも、そんな自分の心身を喜ばせてくれる様々なコンテンツが自分にはある。
音楽とか、ラジオとか、お笑いとか…これらを楽しんでいる間は悲しみや辛さに対する解像度がぐっと荒くなる気がする。
それが果たして良い事なのかは分からんけど、例えその場しのぎであったとしても、心の平穏が少しでも訪れる瞬間がないと毎日やっていけないから、これは自分にとって「良い事」なんだと思う。多分…
が、最近は特に精神的にしんどかったのか、画面越しのエンタメだけではいまいち物足りなくなってしまった。
職場以外の人間を生で見たい、生のエンタメを享受したい…という欲が止まらなくなり、気付いたらお笑いライブのチケットを取っていた。
明後日の夜に開催される若手芸人さんのライブ。
出演者の中に一組知っている方がいたから、という理由のみで、ライブ内容などの詳細をよく見ずに買ってしまった。
が、沢山の芸人さんがネタを披露するシンプルなライブだった。あぶね〜〜〜〜〜
会場は都内にある中規模くらい?の劇場。調べたらキャパは130くらいらしい。
ライブ慣れしてなさすぎて、この会場がどれくらいの規模感なのか正直あまり分かっていない。
ウルトラスーパーめちゃんこ楽しみな筈なのに、ここにきて、ちょっとだけ、ほんのちょっとだけ怖くなってきた。
というのも、これまでお笑いも、演劇も、音楽も、かなり大きな箱でのライブしか観たことがなかったから、こういうコンパクトな舞台に行くのって今回が初めてなんだな~~~~~
ハァ~~~~~常連さんだらけで自分だけ浮いてたらどうしよう…
初めて降り立った土地で、適当に選んだご飯屋が地域密着型のお店だった日のことが何故か急にフラッシュバックする。
自分が入った瞬間、数秒だけ会話がピタッ…と止まり、またみんながザワザワと話し始めるあの時間。
そんな事が起きるわけないのは分かってるんだけど…なんか…ね。
なんかストレス発散のために予約した筈なのに、あれこれと思考を巡らせて勝手に凹んでるの、自分事ながら全く意味が分からない。不毛すぎる。
人生であまりライブに行ったことがない自分にとって、これは一大決心なんだと思う。故にこうやってダラダラ考え事をしてるんだと思う。
ライブに行くことって、誰かにとっては「ちょっと美味しいご飯を食べに行く」くらいの心意気かもしれないし、別の誰かにとっては「日帰りでバスツアーに行く」くらいの心意気かもしれない。自分は完全に後者。
とにかく予約したからには楽しむぞ~~~~~
6月某日+2日
神保町着。
東京にはいつも来てるんだけど、神保町って(多分)初めて降り立つ土地なのでやや緊張。
今日は午前中にやるべき事を済ましてここにやってきた!期待と緊張で内臓がプルプルしてる!お気に入りの服を着て自分をさらに喜ばせることにも成功した
取り敢えず開演までめちゃくちゃ時間があるので、駅近くのサイゼリヤでお昼を食べつつちょっとだけ作業。
最近自分の中でパンブームがきてるのでガーリックトーストを頼んだ。
ガーリックトーストの油を服にめちゃくちゃ溢した。キレそう。
数行前に「お気に入りの服で来たンゴ!(意訳)」とか書いたばっかりなんだが???
トイレで洗ったけど落ちず。
何とか着こなしをあれこれして目立たないようにした。悲しい。帰宅して真っ先にやらなきゃいけない事が決まってしまった。
フゥン…(悲)
まだ時間があるので、店を出て神保町の街を少し散歩。
知り合いに「神保町は古本とカレーと二郎の街だべ」って教えてもらったけど、本当にその通りだった。
めちゃデカなオフィスビルの大群、その足元に鎮座する古本屋、お洒落なカフェ、ラーメン屋、インドカレー屋…
スーツの人、大量の古本を抱えて歩く人、役者?ミュージシャン?っぽい人…色々な人が入り乱れてて凄い。
こういう都内特有の「今昔」が入り乱れてる空間が何となく好き。東京らしいな~って思う。
それでいうと神保町は皇居が近いやんけ!と気づく。ライブ後にちょっと散歩しよう~と決意して劇場へ。
劇場着。
同じ目的を持つであろう他のお客さんがぞろぞろ集まっていた。
開場までの数分間が気まずい…いつもの癖で開場前に来ちゃったけど、開場時刻ちょうどくらいに来ても問題ないんだな~学びを得た
ふと周りを見渡すと、自分より年下であろう女性が圧倒的に多かった。眩しいゼ…
一方で自分はいい歳こいてサイゼでガーリックトーストの油零してる奴。本当に恥ずかしくなってきた。
開場!
お客さんの入りは半分くらい?平日の夜にこれだけ埋まっているのは凄いのでは?初めて来たからあんまり分からんけど
ステージクソ近い。劇場の規模的にステージ近いんだろうな~楽しみだな~とは思ってたけど、実際に見ると余りにも近くてびっくりした。こっちが恥ずかしくなるレベルで近い。
芸人さんにとってこういう客との距離が近い箱と、国際フォーラムとかガーデンホールみたいな?(あんまり詳しくない)でっかい箱ってどっちの方がやりやすいんだろうか。
大学のサークルで何故かステージに何度か立った事がある自分は、ステージと客席の高さがほぼ同じ!みたいな構造のステージがちょっと苦手だった記憶がある。お客さんの顔がよく見えすぎて怖かった。
そういう意味では屋外ステージは高さがあるから結構やりやすかったかな…?屋外は屋外で音響とか別ベクトルの大変さがあったけど…
お笑いはその性質上、コンパクトな箱の方がやりやすいのだろうか。
自分の場合は音楽だったから、お客さんと演者との間で連携?コミュニケーション?が発生しない分(あっても手拍子くらい?)、客席との距離って個人的にはあまり重要じゃなかったけど…(自分の緊張度合いが変わるってだけで)
お笑いの場合はお客さんの笑い声に合わせて台詞回しを微調整しなきゃいけないイメージがあるから、箱が大きすぎたり客席とステージが離れすぎているとやりづらそう。
とはいえ所詮自分は素人なので、何十回、何百回とステージに立っているプロの方がどう思っているかなんてどう頑張っても想像できる訳ないね!!!!
緊張からか席についてからもあれこれと考え出して止まらない。
きっとこういうライブにめちゃくちゃ通ってる人もいるんだろうなぁ…そういう人にとってはこのライブもごくごく当たり前のイベントなのかもしれない…それに比べて自分は…
と、自分の中で勝手に作り出した仮想の人物と浮かれまくってる自分を比較して勝手にちょっと落ち込んだ。
でも開演しちゃえばそんなの関係ないんだぜ!!!!!!!!!!
終演!
(各ネタの詳しい感想は次項にて)
ま~~~じで面白かった~~~~~~~~~~~やっぱり生のエンタメには底知れぬエネルギーがあっていいですね(達観)
お客さんも元気かつ暖かい雰囲気であったけぇライブだった…あったけぇよ…
余韻で地に足が着いていないような感覚に襲われながら劇場を後にする。
このまま帰るのは余りにも勿体ない。
ので、劇場に行く前に決意した通り皇居の方に行く。
皇居でっけぇ!!!でかすぎ!!!一周は無理!!!土砂降りだし!!!
半分くらい歩いて折り返してきた。
皇居ランナーってこんなに沢山いるんだなぁ~って勝手に感心してた。雨じゃなければもっと沢山いるんだろうな…
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白鳥みてぇな鳥も優雅に泳いでた。東京ってやっぱすげぇや!
ネタの感想メモ
以下、各ネタの感想です!!!!!!!!!!!!
素人の分際で偉そうに色々書いて本当にごめん!!!!!!!!!
来場者アンケートに書いた内容をほぼそのまま転載…しようと思ったけど、何だかんだで結構加筆修正してしまった。
ネタを見てないと分からない感想になってしまっているけど、(ご本人様方にワンチャン届くことを想定して書いているので)許して~~~~~~~
テキセツの街
安定の王道漫才!観てて超~ワクワクした
ネタにする内容のチョイスがちょうど「ありそうでなかった題材」を突いてきてていいな~!と思った。漫才のネタとしては「ありそうでない」んだけど、誰にとっても「あるある」として成立する絶妙なライン。
短い時間ながらも伏線回収がめちゃくちゃ綺麗で、観てて高揚感が凄かった。字幕のくだりがまさかきっちり回収されると思ってなかったから意表を突かれた感覚になった。
素人ながらにも「この伏線回収を賞レースで見たらめちゃくちゃテンション上がっちゃうだろうな~~~」と思った。
まんねりマンホール
AI診断とか、転生ネタとか、言葉選びがちょうど若い世代に刺さるチョイスでいいな~!楽しいな~!って思った。これの面白さが分かる年齢で良かった~~~!!!!!
どんなに歳を取っても若者に刺さるお笑いにちゃんと共感できる人でありたい(余談)
芸歴1年目!?!!?!???(調べた)とても舞台慣れしているように見えたので衝撃…芸歴って本当にただの数字でしかないのかも
お二人はこれから一体どんな進化を遂げていくんだ…と一人でワキワキしてしまった
喫茶ムーン
足立区に一体何の恨みが…着眼点から既に面白すぎた
お二人がそれぞれ好きなキャラクターを演じているようなちぐはぐさがあるにも関わらず、一つのコントとして綺麗に成立している感じがめちゃくちゃ楽しいな~と思った。
キャッチーなキャラクターについつい目が行きがちだけど、一つ一つのボケがバチバチに面白いから、観た後の満足度がクッソ高かった。密度の高いコントって言う表現がいいのかな…?
あと個人的にオチがとても好きだった
インテイク
世間に対してゴリゴリに中指を立てるようなお笑いが自分は大好きなので楽しかった~~~
体育会系への憎しみをゴリゴリに誇張&増幅させたネタ…「ガチ感」が漂ってて凄く良かった
「根暗が体育会系に対して嫉妬や憎悪の念を抱いている状況」ってあるあるとしてバチバチに成立しているから、喧嘩漫才の題材にすると「ガチすぎて笑えない」雰囲気になる可能性がワンチャンある気がするんだけど、「結局しょうもないことで揉めている二人」というお笑いにしっかり昇華できているのがめっちゃいいな~~~~!!!!!!!と思った。
あと後半の畳みかけの部分が声量と滑舌のおかげでバッチリ聞き取れたのが個人的にすげぇ~と思った。こういう基礎的な部分で「プロの芸人さん」が垣間見えるとまっすぐに感動してしまう。
おとうふ
最初のつかみで、武藤さんからただならぬパワーと狂気を本能的に感じ取った。
武藤さんの勢いに対して、山中さんの全てを包み込むような優しい~ツッコミが絶妙なアンバランスさで思わず笑っちゃう
お互いがお互いの良さを引き出しあうような掛け合いになっていて、観てて心地が良いし楽しい
おとうふの漫才はおとうふのお二人にしかできない漫才だな、と感じた
それって凄い素敵なことだよな~~~~
YELLOWww
記憶喪失か?ってくらい記憶に残ってない(誉め言葉)
終始爆笑してたことだけは覚えてる
「もちもちのロン!」で特に笑ったことも覚えてる
感想を文字にするのが本当に難しいんだけど、強いて言うならば「かしこぶって色々書いてるけど、自分って結局こういうのに弱いんだよな~クッソ~~~!!!」って感じ
多分だけど、この感想が全てなんだと思う。最高だった
めぞん
お二人は「面白い」と「気持ち悪い」の狭間の絶妙な空気感を作り出すのが本当に上手いんだな~~~と生で見て改めて思った
吉野さんから漂う「ひょうきんな狂人」のオーラは果てして演技なのかポテンシャルなのか
これは完全に余談だけど、吉野さんは「狂人(きょうじん)」より「狂人(くるんちゅ)」の方が似合ってるような気がする。
そして、そんな吉野さんを制御する原さんのパワーも凄い。めぞんの漫才はアツい。激アツ。
そんなお二人にしか醸し出せない独特な空気に、「怒り」というクソデカい原動力が加わってどんどん暴走する感じは観てて気持ちがいい。
YouTubeで拝見したネタより「怒り」のパワーがめちゃくちゃ増大してて最高!って感じだった。この勢いでもっともっと狂い続けていただきたい。
細いとメガネ
「誰も幸せになっていないクッソ不毛なPTA会議」の解像度が高すぎて、その空気感だけで笑けてしまった。心なしか客席にも謎の緊張感が走っていた気がする。
そごうさんの「ぶっちゃけ全然やりたくないんだけど仕方なく会議を仕切る羽目になってるお母さん」が妙~にリアルでなんか、ビビっちゃった。
野本さんの「いそうだけどいない、でもワンチャンいるかもな」って感じの厄介ママも凄い良かった
演技力も勿論だけど、きっとお二人の人を見る観察眼が凄まじいんだろうな~~~と痛感するコントだった。一体他のコントではどんな感じなんだ?と思わせる魅力がある…
オフローズ
トリオコントの良さがギチギチに詰まってる最高に良いコントだった…
これこれこれ~~~!!!トリオコントってこれだから面白いのよな~~~!!!って思わずにはいられなかった
トリオネタの怖い所は「これ、2人でも成立するよな?」と思われること(だと自分が勝手に思っている)。でもこのネタには、絶対に3人じゃないと成立しない面白さがあった。
前半部分の2人でのやり取りもめちゃくちゃ面白くて、コンビのコントして十分に成立しているんだけど、後半でトリオになってとどめを刺してくる感じは秀逸だった。
後半の爆笑のために前半たっぷりと前振りをブチかましてるのが…本当に…自分…こういうの大好きです
ネタの着眼点も言葉遊び的な要素があって楽しかった~他のネタもチェックしよう~~~~~~っと
11月のリサ
冒頭のMCで「昨日代演を頼まれて急遽出演になった」と仰っていたけど、芸人さんって前日に代演を頼まれてこんなレベルの高いコントをやってのけるの?????一周回って怖い
クッションを手放した途端、一撃で「小学生」から「小学校の先生」に変化するのが面白いを通り越して感心してしまった。「上手っ…」って声出てた気がする。
あと舞台の使い方がマジで上手だな~~~!!!!と素人目に見ても感じた。ステージ全体を余す事なく使っている感じ。こういうコントは観てて本当に楽しい。
完全にベテランの風格が漂っていた。若手芸人さんってマジ???????未だに信じられていない。
あとあとクッソ月並みな感想だけど、大森さんの声量が誰よりもデカくてよかった!!!!!!!!!!!!!喉お大事になさってください!!!!!!!!!!!!!
おわり&余談&次の記事へ
そんな感じ!!!!!!!!!!!!!!
本当にどのネタもめちゃくちゃ面白かった。最高だった。
この文章量から察していただきたいんだけど、本当にめちゃくちゃパワーをもらったし、心の底から行って良かった~って思ってる。今、この瞬間も思ってる
沢山のパワーを貰ったからこそ、この気持ちご本人様方に伝われ〜〜〜届け〜〜〜って思いながら書いてた
来場者アンケートで可能な限りお伝えしたつもりだけど、アンケートには書ききれなかったお気持ちがここにはあるので…ね…
以下、余談。
来場者アンケートを書いている時からずっと感じてたけど、この手の感想文ってどう頑張っても、ちょっと上から目線というか、な~んか偉そうな言い方になってしまうのが本当にもどかしい。そんなつもりは毛頭ないのに。
書いている間、ずっと「お前みたいなズブの素人が何を偉そうにネタの感想を語ってんだ。評論家気取りか?」ってもう一人の自分が語り掛けてくる感覚がある
自分はダメ出しをしたくて感想文を書いてネットの海に放流しているわけではない。断じて違う。だってそれは自分の役割ではないと思っているので…
面白いコンテンツに出会って感情がハチャメチャに昂ったから、この昂りをどうにかして文字にして記録しておきたいんだ!!!!!って気持ちだけで書いている。マジで。
なのに、この感情を表す適切な言葉がなかなかどうして浮かばない。これが本当に悲しいし、悔しいし、もどかしい。
なんでもっと上手にできないのか
単純に語彙力がないから???
ここまで書いて「あぁ、この話絶対に長くなるな」と察したので、別記事にします。お時間があれば見て~~~~~!!!!!
そもそもこの時点で既に7000文字以上書いてるのヤバすぎ。最長記録?
ここまで読んでくださった方が万が一、億が一いらっしゃったら本当に嬉しいです。ありがとうございます!!!!!!
これからはお笑いに限らず、金が許す限りどんどこ積極的に生のエンタメを摂取していくようにしたいっすね~~~~~~~マジで!!!!!!!!
おわり
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