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星組「ディミトリ」1/26マチネの感想
☆ちょょょょょ、プログラム(東京Ver.)の9ページ見ました?
ディミトリとルスダンが正面を向いて両手を合わせてるやつ、中世の宗教画みたいでとっっってもステキ!!ディミトリの表情がまた…礼さん天才!??(知ってた)
…考えたの誰?彼(※)だな多分…こだわり∞
※生田せんせい
☆トップスターは賢くないと皆を引っぱっていけない、
とは聞いてたけど
礼さんのクレバーさがここまで活かされた役は初めて見る気がする…
「謙虚で聡明」というディミトリの性質は、宝塚歌劇の主役としては逆に珍しいかもしれませんが
だからこそトビリシ陥落後、知恵を絞り勇気を奮うアクションとのメリハリが効いてて、クライマックスへの盛り上がりがすごいし
何より、穏やかで控えめな中に頭脳の明晰さがほの見えるディミトリの細かい表情に、礼さんの類まれなる演技力が集約されてて
素晴らしい舞台人、星組の、宝塚歌劇の誇りですと声を大にして叫びたい!
☆こえだちゃんハウス(リラの花のセット)の中は、
オープニングでほのかぴがスタンバイしてるのかな?
もしかして礼さんもスタンバイしてる??
途中でズリズリ移動するから、そのタイミングで入る可能性もある?
とか想像すると2人ともホント可愛くてニコニコしてしまう
☆リラの花の精は、1人1人が花びらなんだね〜♪
ハラハラ舞い飛んだり、集まって咲き開いたりするダンスが儚くもエレガント、御織せんせい好きです♡(突然の告白)
☆バテシバさんは、原作ではギオルギ王が
“視察先の人妻と恋に落ちた”という事だけど
「わかる〜」という説得力しかない、くらっちが扮する彼女を見たらね~(はまのも一目惚れっスよ)
☆バテシバさんは、前の夫とはどう折り合いをつけたのか…
仲よかったか悪かったのかを、時々考える
どちらにしろたいへんな軋轢があったのは間違いないけど、救いだな〜と感じたのは、彼女が故郷カヘティの村へ帰ること(原作では)
村人に憎まれている状況だったら戻りたくても戻れない、王太子の母に狼藉を働く者はいないとしても、視線や言葉の礫からは逃げられない…だから「元夫との折り合いはついてたんだな」と考えたワケです。
「ディミトリ」のテーマの1つが“距離は離れていても、心をひとつに想い合い支え合う男女”だと捉えているので
たとえ死が2人を分かとうとも愛は砕けず、永遠にループする物語の中でディミトリとルスダンが出会い続けるように、ギオルギ王と妻さんも出会い続けるとすれば、2人が幸せに暮らせるターンもあるんじゃないかな、何しろ800年も経ってるから(笑)
☆ギオルギ王のおすすめポイントは、
スピーディな戦闘指揮+大迫力のチンギス・ハンとの殺陣+華麗なお衣装さばき(あれ多分めちゃくちゃ重い、装飾がゴージャス過ぎる)もですが
できれば射られて自分で矢を折り捨て(戦場の心得として正しい)激痛のあまり意識を失い、白目になるところまで見逃さないで欲しい〜キャッチしろ演技力MAX!!
(そっからでも間に合いますから、アヴァたん睨み♡)
♡本日のアヴァたん♡
戦況が悪化して陛下が心配でお側にいたかったのはわかる、めっっっちゃ未練がましく振り返ってたから苦笑
でも、あの状況はどーしようも無いよ司令官からの軍令違反は死罪だもんね
最終的に気持ちを切り替えるのは、実は北の門奪還の直後なのを発見!女王を見つめる眼差しに勝利して祖国を取り戻した喜びと、彼女に対する敬意と感動があふれていたよ~エライね(←本当に誰?)
☆ディミトリとルスダンが相思相愛だったことを
互いに知るのは、婚礼の儀式が終わって2人きりになった寝室でなんだけど笑
ディミトリはその前、部屋を去ろうとしてるよね…ルスダンの気持ちがわかってからようやく自分の思いを伝える
彼女は喜びを隠そうとしないけど、彼はあの場面ですら自分をおさえているように見える
人質としてどんな心構えで生きてきたかを想起させられる、最高に幸せな時も自己を解放しきれないディミトリが切ない(のが、決意後の変化につながるんだろうとは思うんだけど)
☆ミヘイルMUSIC、「あそこで空気が変わって和むよね〜♪」と
思てたんだけど…
あれ、転調してあの歌になるんだね〜!??ヒィ(顔面蒼白)
☆きわみヘイルがルスダンのドレスの裾を持つとこ、
いつもモヤモヤしてて「あれ何だろう?」て考えてたんですが
新公タケミヘイルを見てパタパタパタと思考のパズルがはまった話をします、長い&すみれコードにも障るので、ご不快な方は読まない事をオススメします←!?
きわみヘイルがルスダンから王女を助けた礼を言われる場面を見て、「お、コレは“恋に落ちた瞬間を見てしまった”やつか?と思ったんです、でも印象が段々変わりまして
きわみヘイルって奴隷にはモッタイナイほど美貌で運動神経バツグンで度胸もあって、少年の頃から言い寄ってくる女性が身分の高低を問わず大渋滞で、それもあって男たちからは嫉妬され蔑まれるんだけど誰かが必ずフォローしてくれて、だから本人はわりと強気で、それなりに楽しんで生きてるっていう人生が見えてきた(個人の妄想です)
だから、あそこは“恋に落ちた瞬間”でなくて、獲物に狙いをつけた瞬間、アヴァたん♡に焚き付けられた時に「よし行ったろう!!」てなる、機会を伺ってるからあそこでバーン!!て出てくるんだよね多分、あの裾を持つのは手管(イコール堕とす技術)だったんだ!?タケミヘイルの方は哀願なんだけど(あくまでも個人の妄想です)
彼が最期に見た光景が、ルスダンのあの表情で良かったと思います
本当に幸せそうな、あの美しい笑顔で
☆トビリシ陥落で、ギオルギ王&バテシバさんが
スーーーと音もなく現れて消えていくのに毎回すごい感動するんです、人外感?異界感?「この世の人でない」(byTちゃん)雰囲気がすごく出ていて
と思ったら、ラストで花道から現れるディミトリもそうでした(本日発見)あの世の人々~!!
☆イヴァネ宰相は非常にフラット感覚な国家の良心、
有能な軍人でもある(元帥)得がたい人材で、ギオルギ王の片腕としても活躍してたに違いないんですが
「ルスダン、イヴァネ氏がいて良かったね〜」と思う、女王の経験不足と廷臣の不満の間に立って、どうにかバランスを取ろうと尽力してるのが伝わってくる
ミヘイル事件で床に転がった王冠を見つめる眼差しの深い哀しみが刺さるので、アヴァたん♡が女王に忠誠を誓う時に息子を見る慈愛に満ちた表情が胸熱…父性と包容力があり過ぎて、中の人が妙齢女性である事を忘れてしまうレベル笑
☆今ならわかる、「浪漫楽劇」の意味が
歌が、音楽が重要な相対効果を生んでいる、婚礼の聖歌のハーモニーが厳粛で重厚で素晴らしいのは前にも書いたけど
同じ歌詞とメロディなのに状況の変化で意味が全く違ったり、ディミトリとルスダンが一緒に歌うことで距離は離れていても共に戦っている事がわかったり、あとテーマソングが出囃子?になったり(アヴァたん笑)
しかも全てがラストにつながっていく、どーやったらコンナすごい作品を作れるんだ…生田せんせい、天才!??(知ってた)
☆ホラズム兵の解像度が上がれば上がるほど、
皆んなを好きになってく案件
ヒゲもじゃ下級生〜中の人たちがみんな(実は)美女なのも良き♡
☆ルスダンがディミトリを探すシーンの照明?が、
彼女の心情を表してるように感じたのは、はまのだけ?
アヴァたん♡に告げ口されて奥庭へ行くところは不穏にグルグルして(舞台セットも音楽も)、ラストでリラの木に導かれるところは光が差して花びらが…
映像の作家?スタッフ?も入ってるんだね、これはどっちなのかしら
☆ルスダンの最後の独白、ディミトリはそばにいて
聞いてるんだね
「抱きしめて!」に柔らかく微笑む彼をぜひ見て欲しい、ただ涙腺が決壊してコンタクトが流れたけどどーしてくれる、みたいなクレームが来ても責任は!取りません笑