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蒸留方法で味わいが変わる!常圧・減圧蒸留とは?

こんにちは。
奄美大島にある、島のお土産屋さん、浜千鳥館(はまちどりかん)のなっつです🍊

かなりお久しぶりの更新となってしまいましたが、より多くの人に奄美や黒糖焼酎のことを知ってもらうため、これからも発信を続けていきたいと思います。

さて、今回は黒糖焼酎の蒸留についてのお話。

焼酎にあまり馴染みがない人にとっても出来るだけ分かりやすく解説しますので、ぜひ最後までご覧くださいね。

そもそも蒸留とは?


蒸留とは、発酵を終えたもろみを蒸留器のタンクに入れ、高温の蒸気を加えることで、もろみを沸騰させ、そこで発生したアルコール分と香り成分を含んだ蒸気を水で冷やすことで「液体化」することをいいます。

ここで液体化されたものを原酒と呼びます。

ん?少しむずかしいな、と感じた方は以下のおおまかな分類を参考にしてください。

・発酵酒(醸造酒):穀類や果実を発酵させたお酒のこと。
→例:ワイン、ビールなど

・蒸留酒:発酵酒を蒸留させることでアルコール度数を上昇させたお酒のこと。
→例:ウイスキー、焼酎、ウォッカ、ブランデーなど

・混成酒:蒸留酒と発酵酒にハーブを加えて風味をつけたお酒
→例:梅酒やリキュールなど

アルコール発酵させたものをギュッと絞ってできたものが「醸造酒」
それを沸騰させて出た蒸気をお酒にしたものが「蒸留酒」
味つけされたお酒が「混成酒」

というものがザックリとした分け方になります。

焼酎はすべて蒸留酒になりますが、さらに蒸留方法が「常圧」と「減圧」に分かれ、実はこの蒸留方法によって、味わいが変わるのです!

吞兵衛さん向きの「常圧蒸留」


常圧蒸留は、伝統的な本格焼酎の蒸留方法で、通常の大気圧化で熱を加え、90℃~100℃の沸点で蒸留させます。

常圧蒸留の焼酎は、原料の風味を良く引き出すため、「複雑でコクのある味わい」になります。

いわゆる、吞兵衛さん向きの焼酎といわれ、浜千鳥館で扱っている奄美大島酒造の代表銘柄には、【浜千鳥乃詩】や【高倉】があります。

▼浜千鳥乃詩 30度 
おだやかな黒糖の香りを持ち、その奥に軽い穀物香が感じられます。甘み辛みのバランスがよく、口当たりもやわらかいまろやかな仕上がりで黒糖焼酎本来の味わいが楽しめます。

▼高倉 30度
3年以上熟成した原酒をさらに樫樽で琥珀色に熟成した長期貯蔵・樫樽熟成の黒糖焼酎です。果実のよう甘い香りと黒糖のまろやかなコクがある、ふくよかな味わいが実現された、奄美大島酒造のベストセラー商品。

焼酎初心者でも飲みやすい「減圧蒸留」


減圧蒸留は、その名の通り、蒸留器内の気圧を下げて蒸留させます。減圧することで、40~50℃くらいの沸点になります。

減圧蒸留の焼酎は、「雑味があまり入らず、スッキリとした味わい」になります。

一般的に飲みやすい焼酎といわれ、焼酎初心者や女性、若い方、そして大勢集まって飲む際などには減圧蒸留の焼酎がおすすめです✨

奄美大島酒造の代表銘柄には、【じょうご】があります。

▼じょうご 25度
「東京ウイスキー&スピリッツコンペティション2022 (TWSC2022 )」 の 焼酎部門、アルコール度数25度以下において、「最高金賞」および「ベスト・オブ・ザ・ベスト」を受賞した焼酎。

仕込みに使用される名水「じょうご」の名を冠した、爽やかな飲み口とフルーティな香りが特徴の減圧蒸留方式の焼酎です。飲みやすく、焼酎をあまり飲まれない方から飲みなれた方まで万人受けする味わいとなっております。

また、蒸留後の貯蔵方法によっても、味わいが変わってくるので、色々試してみると、自分の好きな味わいの黒糖焼酎に出会えるかもしれません☺

今日はここまで。また次回お会いしましょう。

このnoteでは、黒糖焼酎や奄美大島の魅力を知ってもらうために

・まだまだ知られざる黒糖焼酎の魅力や歴史
・黒糖焼酎のおすすめの飲み方、おつまみ
・奄美大島にきたら買いたい!人気のお土産
・奄美大島のおすすめ観光スポット、ご飯屋さん など。

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