この前、青春18切符を使って全国のネッ友に会いに行ったときの話し

浜太郎

2024年8月11日 20:53

僕の身体には4人の悪魔が棲んでいます。
それぞれの名は「ホリー」「ひ○ゆき」「りり○ゃん」「一平」。

彼らは僕が良心の呵責苛まれた時や、追い詰められた時に叱咤激励＆悪道への誘惑をして来たりします。

言うなれば彼らは僕に巣食う「寄生虫」。
利を生むこともあれば、害になることもあります…。

そして他に4人、僕の中には「天使」が棲んでいます。
今回は、その「天使」との旅のお話。

【青春18切符】

僕、以前から言語学習アプリなどでボイチャしたりしてまして、そこで出会った人達とこの前「会うか…。」的な話しになったので会いに行きました。

彼等は大阪に2名、愛知に1名、仙台に1名（鹿児島にも1名）住んでおり全員に会おうとしたら日本を横断するくらいの勢いになりそうです。

で、それならどうせだし「日本一周するか」と思いまして、かねてより使って見たかった「青春18切符」を買いにいくことに。

ご存知の通り、青春18切符は期間限定で発売されているJR鉄道周遊券です。
販売期間、使用有効期間は年次変動しますが概ね学生の長期休暇中には使えるように設定されています。（詳しくはJRのHPへ）

お値段は12050円！
それで日本一周出来るなら安いものです！

【ルール説明】

今回、僕は日本を横断するのですが
ただ普通に横断しても面白くないので、ある縛りを設けることにしました。

その縛りとは………！

「一万円縛り」です！！

せっかく18切符を使って青春気分に浸る訳ですから、学生が夏休みに使えるギリギリの金額を上限に本旅を完遂したいと思います！

なので、基本的に「野宿」＆「洗濯（水洗い）＆入浴」は川or公園で済ませるつもりです。

…分かります。
あなたが言いたいこと、よく分かります…。

「いい大人が川で洗濯なんて恥ずかしい…。」←って思っているんですよね…。

…確かに、あなたの言うとおりだ。
川or公園での洗濯＆（全裸での）入浴が許されるのは「ダンボールの妖精（ホームレス）」＆「A級チルドレン」くらいでしょう。

それに「野宿」だってバカバカしいですよね…。

けれど、けれどね…！！！

思い出して下さい！！！！

兄弟と喧嘩して家出した夜を！！
母に理解してもらえなくて街を爆走した朝を！！

地平線を目指して友と走った、あの道を……！！！

そう、これら青春の産物は全て「不自由」から生まれているんです！！！

そりゃぁ、適当にホテルをとって優雅に旅するのは簡単ですよ。

けれど、けれどね…！！

それじゃあ、あの当時に抱いた感情に触れられないではありませんか！！

そう、この旅の真の目的はネッ友に会う事ではなく「ノスタルジア･ドライブ（時を越えた郷愁への旅路）」する事…！

この縛りを越え、僕は（暗黒の）青春時代を取り戻します！！

※ぶっちゃけ冒険少年ATUSHIさんに影響されて野宿したかっただけ

【青春購入】

18切符を買える場所はJRみどりの窓口と近くに設置されている券売機です。

購入。

…何か思ってたのと違うのね。
もう少しオシャレな券を想像していた。

【出発】

7月下旬。
旅程15泊16日くらいの予定で日本一周の旅へ出発しました。

持ち物リストとか。

出発直後の空。
まだ7:00なのに暑い。
綺麗な空です。

まず最寄りの武蔵小杉駅→横浜駅に行って東横線からJR線に乗り換えます。

駅の有人改札でハンコを押してもらって入場します。

…で、これが結構恥ずかしくて駅員さんに切符を見せたら

「えっ、、、あ、あぁ…せ、青春18切符ですね。ああ、はいはい…」

↑みたいな反応をされて何とも言えない雰囲気になってしまいました…。

で、そこからは鈍行列車に揺られる事6時間…。

【到着しました、愛知県prefectureに】

2011/3/11。
僕は沖縄に住んでいました。

東日本大震災の影響で当時務めていた会社が潰れた事もあり、思い切って同年、上京したのですが金銭的にピンチになり都落ちしてしまいました。

で、ガチで路頭に迷ってしまった時に目に飛び込んで来た求人が「トヨタ期間工」の求人でした。

で、その日に支部で面接を受け、面接官に事情を説明して何とか入寮させてもらって何とか命を繋いだのですが…

とにかく、愛知県での1年間はすごく楽しかったです。

…何て言えばいいんだろう。

やっぱり、トヨタって就職するの難しい
じゃないですか。地方の工業課とかだったら「首席or2位」の人とかしかいけないし。

だから働いてる人達もエネルギッシュで真面目だったんですよね。そしてそんな人たちに囲まれて仕事をするのは凄く安心したし楽しかったです。

「あぁ、俺は頑張ってもいいんだ」

的な事を思えたというか、なんというか。

まぁ、とにかく21〜22歳の若造には豊田の懐はあまりにも深く、大きく見えたって事です。
多分、愛知での1年間が僕にとっての「青春時代」なのだと思います。

まず、愛知県prefectureに到着して最初にした事は「スガキヤ」のラーメンを食べる事でした。

このラーメン。はっきり言って美味しくないです！（笑）
でも、思い出補正込みで愛知の食べ物=スガキヤラーメンって感じになってます。

ちなみに、この日の愛知県prefectureの気温は40℃！！
東京では味わえない灼熱地獄にフラフラします。

僕はトヨタ車体の吉原工場に勤めていて、当時、工場の近くに住んでいました。（その最寄り駅が三河八ツ橋駅）

10年前にはなかったコワーキングスペース、こんなど田舎に建ててお客さん来るのでしょうか？

僕が住んでた場所。

三河八ツ橋周辺は田舎なのですが家賃が高いです。
おそらく、トヨタ系列の方々が工場周辺に住まわれるからでしょう。
↑の住んでいたマンションも（ど田舎のくせに）家賃6万円もしました。

で、このマンションに住んでいる時に火事に遭い、その時の後遺症で僕は3F以上に住めなくなりました。

なぜなら火事が起きたとき、廊下が燃えていて＆玄関前に死体があって脱出出来ず、結局3Fから飛び降りて逃げたからです。

この火事の原因は浮気された女の人が同棲していた彼氏と心中すべくガソリン（灯油？）を被り着火したらしいです。

謎の車屋さん。
いつもパンクの修理を無料でしてくれていました。

地域猫の集落になっていたスーパー跡地。
おそらく過疎のせいかもしれませんが、もう取り壊されていました。

通勤路。

会社の同僚達とよく飲んだ河川敷。

通勤中のトヨタマン。
10数年前の僕もこんな感じで出勤していました。

勤めていた工場。
本当は入り口まで行きたかったのですが、人が多くて恥ずかしかったので遠くから…（笑）

10数年振りに帰って来て、当時の気持ちとかを少し思い出したのですが

やはり「人生なんとかなるもんだ」と思いました。
22歳の頃のぼくは大したスキルもなく、ご立派な学歴もなく、勢いだけで故郷を飛び出したので将来が不安でしかたなかったのですが、その数年後には普通にトレードで何とか生きていけるようになりましたし…
改めて「世界ってうまく出来てるんだな〜」と思いました。

そして、愛知は「義理人情の街」だって事も思い出しました。
良くも悪くも直情的な方が多くて、後先考えずに助けてくれる人が多い印象です。

僕は、そんな街が好きでした。
きっとこれからもずっと。

【その後】

さて、色々と思い出の地をまわれて満足したので
明日、友達と行くメイド喫茶の下見に行くことにしました。

大須商店街。
個人的に愛知でオススメの観光ストッポと言えばここです。

友達と行く予定のメイド喫茶…。
相変わらず禍々しいオーラを纏っています…（汗）

10年前に付き合っていた子が好きだった服屋さん。

あんなに好きだったのに現在は名前すら思い出せず…

闇の銭湯。

抹茶たい焼き。
結構おいしいです。

【その後2】

…と、まぁ。こんな感じで大須商店街を2hくらい散策しました。
気のせいかもしれませんが10年前に比べて人の数が減ったような気がします。

ただ、故郷の井尻商店街みたいに壊滅的な減り方ではなく、むしろ人が減った事により、歩き易くなって良かったです。

…よし。今日はたくさん歩いて疲れたので早く野宿する場所を探してゆっくりしましょう。

…ん？あれは何だ？

封…筒…？

一応、中身を確認してみるか…

んな！？
こ、このクサださフォントは………！！

さ、三郎！！
三郎じゃねーか！？

な、何でこんな場所に三郎が…？

…ん？いや待て。まだ何か入ってる…。

ゆ、諭吉のとっつぁん！？
ま、まじかよ…！！（焦）
三郎のあんちゃんだけじゃなく、とっつぁんまで…

こ、これは一体……！？

ま、まぁ…。
何はともあれ、とにかく警察にデバリリーしなきゃ…。

えーと、最寄りの交番は……っと

？？？「…本当にいいの？」

俺「…え？？」

？？？「そのお金があれば、明日メイド喫茶で豪遊出来るよ？くまたんオムライスもニャンコちゃんパフェもチェキも撮り放題だよ…？」

俺「…ぬっぐ。た、たしかに…」

りりちゃん「やめようよ。届けるのやめようよ…。そのお金を原資にしてメルマガ作って一儲けしようよ…」

俺「り、りりちゃん…！？…で、でも落とし物はポリスに届けないといけないって学校で習ったし…」

？？？「いえ、りりちゃんの言うことも一理あります。」

俺「な！？い、一平まで何を！？」

一平「時の支配者"クロノトリガー"よ。いいですか？世の中には犯して良い罪と、駄目な罪があります。今回のこのケースは後者…。その諭吉を種銭にパチ○コでお金を増やすべきと考えます。」

俺「い、一平まで…。で、でも万が一パチ○コで負けたら…」

？？？「ったく。やる前から諦めるとかお前馬鹿かよ」

俺「ほ、ホリー！？…な、なのか？何か顔変わってないか…？」

ホリー（？）「あ？何言ってんだよ。俺はずっとこの顔だよ。馬鹿かよお前。んな事より、その金を原資にして株で一儲けしようぜ」

俺「ぐぬぬぬ…。い、いや！！だがしかし！！！」

？？？「あのー…。そのお金、警察に届けるとか。あなたバカです」

俺「ひ、ひろゆきまで…！？で、でも万が一、盗用した事がバレたら大変な事に…」

ヒロ「でも、"バレるかもしれない"ってあなたの感想ですよね？何かそうゆうデータあるんですか？僕だったらそのお金を原資にして巨大ネット掲示板を作りますね、いや作らない人はバカです」

俺「た、確かに…（汗）みんなの言うとおりかもしれない…」

俺（す、少しくらい盗ってもバレへんか…）

？？？「だめだよ」

俺「…？」

？？？「そんな事しちゃ、だめだよ」

俺「そ、その声は……！？」

俺「虹夏ちゃん！？な、何で俺の脳内に虹夏ちゃんが……！？」

虹夏「…浜太郎。君に悪の道は似合わないよ。そのお金を警察に届けて、私達と一緒に地道に下北で路上ライブしよ？」

りりちゃん「何言ってんのよ！！そんなしみったれた活動してたらすぐに年増になっちゃうよ！！虹夏の考え方は古いのよ！！」

虹夏「でも、りりちゃんの考えで行くと結局警察のお世話になっちゃうよ？私はマジメにコツコツ頑張ったほうが良いと思うな〜」

りりちゃん「ぐぬぬ…」

ホリー（？）「ったく！お前バカかよ！今どき路上ライブなんて流行らねーよ！！株だよ株！それか企業！！失敗しても自己破産すりゃいいじゃねーか！！」

？？？「企業する…？ほならね、自分が作ってみろっていう話でしょ？私はそう言いたいですけどね」

俺「…あ、あなたは！？」

syamuさん「君の正しい行動がいつかYouTubeにアップロードされて、女性ファンの目につき、、、それがｺｲﾆﾊｯﾃﾝｼﾃ…… 　素敵なことやないですかぁ。」

ホリー（？）「ぐっ…。それもそうかもしれないけどよ…」

一平「ダメです！！浜太郎くん、騙されてはいけない！！！君にはMLBとUSAの未来がかかっているのです！！…ここは私に騙されたと思ってパチ○コ、もしくはオンラインカジノで1発ドカンと…」

？？？「…一平くん。君が言っている事は正しい。…でも君には何よりも先に、贖うべき罪があるんじゃないのかね？」

俺「…ガッフェ。」

ガッフェ（ガッツリ○○ラ栗山英樹）「本当に片想いなので。翔平がどう思っているかはどうでもいい。…でもね私は君に翔平を託した。それがあんな結果になって…。でも君には、君にしか出来ない罪滅ぼしがあるはずだ」

一平「…栗山さん」

ガッフェ「さぁ、もうお行きなさい。一平くん。君が居るべき場所はここじゃない」

俺「……ガッフェ。」

ひろゆき「待って下さい！！でも、それって全部あなた達の勝手な感想ですよね！？これからもっと論理的な議論を…」

？？？「待ちな。もう、このお話は終わりだぜ…。」

俺「！？」

俺「もう一人の僕！？」

もう一人の僕「Aibo、ここは俺達に任せな。お前は前だけを見て進めばいい。決して振り返るな。……………デュエル開始だ、なぁ…！！ひろゆき！！」

ひろゆき「…くっ！？」

もう一人の僕「…行くぜひろゆき。まずは俺のターン！！！ドローカード！！！」

虹夏「…どう？お金。交番の届ける気になったかな？」

俺「…うん、ありがとう。俺、届けるよ。お金、交番に届けるよ。そして明日は最安値のタコさんウィンナー注文するよ……！！！みんな、本当に…本当にありがとう！！」

【最後に】

まぁ（こんなくっそしょーもない）茶番は置いといて。今回の15泊16日の旅で学習した事を書いて行きたいと思います。

1、「夏に在来線で旅するものじゃない。」

今回、初めて知ったのですが在来線は割と頻繁に遅延or運休します。
人身事故、動物の侵入、計器の誤作動、雨、風、地震etc…。
そして電車が遅延するたび猛暑のホームで待たなければならず、しかも西日本エリアは東京のように涼しくないです。
愛知が40℃越えを連発していたように、マジで洒落にならない暑さです。
そんな中、電車を待つのは骨が折れました。

そして、新幹線や飛行機と違い在来線は乗客も多く、時間帯によっては数時間立ちっぱなしになる事も。

あなたの青春18切符での旅のイメージは↓みないた感じですよね？