Bootstrapを極める! Bootstrap4の基本(1) 〜準備編〜 【入門・初心者向け】
みなさんはWEBデザインのコーディングでBootstrapは使っていますか?BootstrapとはWeb部品の集まりを提供するCSSフレームワークで、誰でも比較的簡単にレスポンシブでデザイン性の高いWebページを作成できます。
このnoteでは『Bootstrapの基本的な使い方』を徹底解説します!
◆Bootstrapとは?
BootstrapはもともとTwitter社が開発した「CSSフレームワーク」です。
Bootstrapにはすでにいい感じの『ひな形』が用意されていて、それを利用することにより「簡単に」「早く」「レスポンシブ対応の」Webサイトが制作できます。
BootstrapはいくつかのCSSファイルとJavaScriptファイルから成り立っています。
それでは、Bootstrapを使う準備をしましょう!
◆Bootstrapを使うための準備
Bootstrapを使用するためにはBootstrapのファイルを読み込む必要があります。
ファイルの読み込み方法は、
1.ソースをダウンロードして使用する方法
2.サーバにアップロードされているソースを読み込んで使う方法
の2つがありますので、それぞれ説明します。
1.Bootstrapをダウンロードして使う
①Bootstrapのサイト(https://getbootstrap.com/)にアクセスします。
ダウンロードボタンをクリックしてダウンロードのページへ行きます。
②ダウンロードページの「Compiled CSS and JS」のところにあるダウンロードボタンをクリック。
bootstrap-4.5.X-dist.zipがダウンロードされます。
③ファイル解凍
bootstrap-4.5.0-dist.zipを解凍します。
bootstrap-4.5.0-distフォルダにcssとjsフォルダができています。
ダウンロードしたファイルで最低限必要になるのは下記2つのファイルになります。
bootstrap-4.5.x-dist>css>bootstrap.min.css(またはbootstrap.css)
bootstrap-4.5.x-dist>js>bootstrap.min.js(またはbootstrap.js)
*「min」がついているファイルは圧縮版で、通常版より読み込みが早くなっています。
③JQueryファイルをダウンロード
bootstrap.jsはjqueryを利用しているため、jqueryファイルもダウンロードします。
JQuery公式サイトのダウンロードページ(https://jquery.com/download/)から、jQueryのソースコードをダウンロードします。
「Download the compressed, production jQuery 3.5.x」のリンクを右クリックして、「名前をつけてリンク先を保存」を選択すると、
「jquery-3.5.x.min.js」がダウンロードできます。
④ファイル構成
ダウンロードしたファイルとhtmlファイルで下記のファイル構成にします。
⑤ファイル読み込みの記述
■index.htmlファイルのhead内とbody内(の閉じタグの前)に、cssとjsファイルを読み込む記載をします。
<head>内
<link rel="stylesheet" href="css/bootstrap.min.css">
</body>の直前
<script type="text/javascript" src="js/jquery-3.5.1.js"></script>
<script src="js/popper.min.js"></script>
<script type="text/javascript" src="js/bootstrap.min.js"></script>
■レスポンシブデザインに必要なviewportのmetaタグもあわせて記載します。
<meta name="viewport" content="width=device-width, initial-scale=1">
<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
<meta charset="utf-8">
<meta name="viewport" content="width=device-width, initial-scale=1">
<title>Bootstrap4の基本</title>
<link rel="stylesheet" href="css/bootstrap.min.css">
<link rel="stylesheet" href="css/style.css">
</head>
<body>
<script type="text/javascript" src="js/jquery-3.5.1.js"></script>
<script src="js/popper.min.js"></script>
<script type="text/javascript" src="js/bootstrap.min.js"></script>
</body>
</html>
2.BootstrapをCDNで使う
次にサーバにアップロードされているソースを読み込んで使う方法です。
①index.htmlファイルののhead内とbody内(の閉じタグの前)に下記コードを記載します。
<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
<meta charset="utf-8">
<meta name="viewport" content="width=device-width, initial-scale=1">
<title>Bootstrap4の基本</title>
<link rel="stylesheet" href="https://stackpath.bootstrapcdn.com/bootstrap/4.5.0/css/bootstrap.min.css" integrity="sha384-9aIt2nRpC12Uk9gS9baDl411NQApFmC26EwAOH8WgZl5MYYxFfc+NcPb1dKGj7Sk" crossorigin="anonymous">
<link rel="stylesheet" href="css/style.css">
</head>
<body>
<script src="https://code.jquery.com/jquery-3.5.1.slim.min.js" integrity="sha384-DfXdz2htPH0lsSSs5nCTpuj/zy4C+OGpamoFVy38MVBnE+IbbVYUew+OrCXaRkfj" crossorigin="anonymous"></script>
<script src="https://cdn.jsdelivr.net/npm/popper.js@1.16.0/dist/umd/popper.min.js" integrity="sha384-Q6E9RHvbIyZFJoft+2mJbHaEWldlvI9IOYy5n3zV9zzTtmI3UksdQRVvoxMfooAo" crossorigin="anonymous"></script>
<script src="https://stackpath.bootstrapcdn.com/bootstrap/4.5.0/js/bootstrap.min.js" integrity="sha384-OgVRvuATP1z7JjHLkuOU7Xw704+h835Lr+6QL9UvYjZE3Ipu6Tp75j7Bh/kR0JKI" crossorigin="anonymous"></script>
</body>
</html>
。。CDNを利用する場合は以上になります。簡単ですね!
3.動作確認
さて、うまくBootstrapが使えるか動作確認をしてみたいと思います。
ためしにボタンを表示させてみます。
<body>に下記コードを入力して、ブラウザに青いボタンが表示されればOKです。
お疲れ様でした!
<body>
<button type="button" class="btn btn-primary">Bootstrapの準備ができました!</button>
■Bootstrapを使用する準備は以上になります。