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【動画編集】クライアント案件の受注から納品までの完全ガイド

「動画編集始めたいけど案件を自分でできるかが分からない」
こんな声を聞きます。

現在、ショート動画1本で1000円〜2000円稼げることもあり、
隙間時間でスキルを磨きながら副業を始める方も多いですね。

ただ、前述の通り、始める前の多くの方は「1本目の案件をどうやって獲得し、納品までたどり着くのかイメージが湧かない」という方もいるのではないでしょうか。

もちろん例にもれず、僕もその内の1人でした。

そこで、今回は、初心者の方向けに、
初案件の獲得から納品までの流れをまとめました。


案件獲得の流れ

案件獲得まではサクッと説明しますと、以下の流れです。

クラウドソーシングで提案
クラウドワークスなどで案件を探し、自分の実績やポートフォリオ、
自己紹介を送り提案します。
 僕の会社の場合、50〜60件提案し3〜5件ほど返信が返ってきました。

実際の会社メンバーが送った自己紹介文章はこちら👇

自己紹介文

案件応募後、クライアントから連絡があります。
その後、オンライン面談が組まれるか、テキストでのやり取りがあります。

ここで用件を擦り合わせますが、以下の3つがあります。

  • 動画のイメージ共有

  • 納期の確認

  • 単価の決定


案件進行の具体的な流れ

具体的に1つずつ見ていきましょう。

  1. 動画のイメージ共有
    クライアントが参考動画や過去作成した作品を共有してくれます。

    • 「このような動画を作れますか?」と聞かれるので、自信がなければ正直に伝えることが重要です。
      相手の立場としても、早めにできないと伝えてくれると後々のトラブルにならないので、ここは誠実に伝えましょう。

    • このタイミングで断ることも可能なので、最初の案件獲得は
      幅広く沢山の人に応募しましょう。(※常識の範囲内で)

  2. 納期の確認
    納期は以下の流れを意識してスケジュールを立てます。

    • 素材の受け取り

    • 初稿(仮編集)の提出

    • 修正対応

    • 再提出・納品完了

      おおよそのスケジュール感は以下のイメージで1週間後に完全納品。
      ショート動画は以下のクライアント確認がもう1日早い印象です。

納期スケジュール

納期は遅れると信頼の喪失に繋がるので、絶対に遅れてはいけません。
できる範囲で余裕をもった設定をするようにしましょう!

3.単価の決定
大事なので少し長めに解説します。
単価はクライアントが設定する予算に依存することが多いですが、
単価交渉の余地を作ることは可能です。

特に初心者にとっては、初案件での対応やクオリティが将来的な単価交渉の土台になります。ここでは、私が実践している単価交渉の方法を具体的に解説します。

1. 初案件は「言い値」で受ける
初めての案件では、クライアントの提示額(言い値)で受けるのが基本です。この段階で過度に交渉をしても、クライアントとの信頼関係が薄いため、交渉が成立しないケースが多いです。

重要なポイント
初案件では単価よりも「相手の期待値を超える」ことを最優先する。
・納期厳守、修正対応の丁寧さ、そしてクオリティで
「この人に頼んで良かった」と思わせることが目標。


2. 単価交渉が可能になるタイミング
動画編集は「請けの構造」が特徴的な業界です。
クライアント → 元請 → 下請け(2次請け、3次請け)といった流れで案件が回ってきます。この流れを理解すると、発注者が単価交渉に応じる理由が見えてきます。

  • 発注者の考えるポイント

    • 利益: 発注者は自分の利益を確保しつつ発注します。
      例えば、Aさんに依頼するとこのくらい利益が出る、Bさんに依頼すると別の利益が出る、といった具合に比較しています。

    • 時間的コスト(工数)
      利益は出るけれど、何度も修正依頼が必要な場合、時間がかかるのはデメリット。工数削減のために「少し高めでもスムーズに仕事を終える人」に依頼することを選ぶ場合があります。

  • タイミングを見極める
    初案件を通じて、発注者が「この人は工数が少なく済む」と感じた場合、単価交渉の成功確率が高まります。


3. 実践的な単価交渉の進め方

(1) 初案件の段階で情報を収集
初案件では言い値で受けるが、その際に「工数がゼロの場合の単価」についてそれとなく確認しておく。
例: 「1000円で請けていますが、もし工数が全くかからない状態だと2000円に上げることも可能ですか?」

(2) クオリティを確保したうえで交渉
初案件後、「期待以上の成果が出た」と感じさせたら交渉のチャンス。
例: 「次回以降の案件で、今回のように工数が少ない場合、単価を2000円に上げることは可能でしょうか?」


4. 単価交渉の成功例
以下は私が実際に行った単価交渉の例です。

  • 初案件
    1000円で請け負い。修正回数は0回で納期厳守、クライアントから「対応がスムーズで助かった」との声。

  • 次回以降の提案
    修正工数が少なかったことを理由に、次回の案件では2000円を提案。

  • 結果
    クライアントから「期待以上の成果が得られた」との評価を受け、単価アップに成功。


5. 発注者目線で考える
発注者にとって、「期待値を超える編集者」は以下の特徴を持っています。

  1. 納期を守る。

  2. 修正依頼が少ない。

  3. 提案力がある(クオリティ向上につながるアイデアを出せる)。

これらを満たすことで、「少し利益を削ってでも頼みたい」と思われる存在になれます。

まとめ
1本目の案件獲得から納品までの流れを掴むことが、動画編集の成功への第一歩です。最初は数をこなしながらクライアントの期待を超え、信頼を築いていきましょう。今後も初心者向けのリアルな情報を発信していきますので、ぜひフォローをお願いします!

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