生産性は大事にしたい
生産性は本当に大事だと思う。
えっ?あんた、作業療法士なのに、何かモノでも作ってるの?
患者・利用者をモノ扱いしてるの?なんて言われることがあるんだけど、
「生産性の概念」ってのは、もうどんな場面でも言われる。
ホワイトカラー、ブルーカラー関係ない。ありとあらゆる場面で必要とされる。
男女の関係とかで、生産性を追求することになってしまうとトラブルの原因だと思うので注意かな?男女関係は無駄も必要なのだ。その点でも生産性の概念はいるのかな?
作業療法士さんって、毎日同じことの繰り返しでしょ?って聞かれる。
患者・利用者さんを診て、訓練、治療行為を提供するばかりだと。
いやいや、そんなことないよ。
やっぱり人相手だから、生きた人間相手だから提供することは日々変わるし
学生時代は知らなかったけど、営業に近いこと、研修会講師、書類業務や委員会、地域貢献などなどやること、やらなければならないことは多い。
毎日、生産性のことを考えていたら
本当に無駄がなくなってくる。患者・利用者のサービスを落とすことなく、限られた時間でより良い作業療法を提供しようと考えるし、今日100出来たことを明日は101やろう!なんて考えてたら、新たなサービスが生まれる、企画が生まれることもある。
残業前提で考えている人も医療・福祉業界では多い。
でも、老健だったら「生活」を大切にしているんだから、常識の範囲内で業務は終わらすべきだと思う。
いや、終わるように生産性を上げなくてはいけないんだよ。
いつも残業している人、部署に対して他部署は
なんで、あの部署はいつも残業しているの?と問題提起をして、残業しなくて済むように知恵を絞らないとダメ。
もちろん部署や、そこの部署の上司も仕事効率をあげるために、常に生産性をあげて考えなくちゃいけない。
リハビリテーション業界に限らず、業務時間以外を大切にしている人って、魅力的な人が多い。
何か趣味に打ち込んでいたり、家庭を大切にしていたり。
自己の治療的応用と言わないかもしれないけど、そういったイノベーション活動を日々の業務に活かすことができるようにもなる。
今、介護保険、その中でも通所リハビリテーションは
リハビリテーションマネジメント加算Ⅱ、生活行為向上リハビリテーション加算というものが始まって、本当に生産性が求められている。
カンファレンスや、書類の整備、在宅訪問。
何より、訓練時間が長くなったりはしないが、対象者への関わりもリハマネ加算Ⅱを算定すると自然と変わってくる。
大きな労力が必要だ。
そーなってくると、生産性をガンガンあげないと対応できない。
1人だけ高くてもだめ、チームで動かくからチーム員全員が生産性上げて
リーダーシップもって意見し動かないと、本当の良いサービスは提供できないでしょう。
セラピストさんでも、残業自慢や、研修会自慢(ハンドリング、機能回復手技)をされる方多いですが、まずは自分の職場での生産性。
自分はちゃんと生産性の概念をもって、リーダーシップもあるか?と問いかけてみても良いかもしれません。
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