徒手的リハビリテーション手技
自分が就職した時
理学療法士とか作業療法士が行う徒手的な手技には憧れがあった
神業を持っていると言われるセラピストが、自分たちの目の前であれよあれよと言った通りの現象を起こすわけ。
知らない人からしたらびっくりだと思うけど、ちょっと身体に触れただけで腕の上がりが良くなったり、バランスが改善されたり。
でも、あれは今ではまったく信用していません。
あれって治療ではなくて「反応」だと感じるし、ぶっちゃけ生活行為向上にはあまり影響はない。
むしろ、無駄だと思っています。
最近では、ただの営利目的なんだろうな。って解釈。
だって、インストラクターの講義を2時間程度聞くだけで数千円。
下手したら1~2日の講習だったら万なんだよ。
その運営している団体は「任意団体」であって、何か公益的なものではありません。
繰り返しですが、リハビリテーションというものは「全人間的復権」であって、その人らしさ、その人の生活を取り戻すことであります。
セラピストが徒手的な手技を行って、生活行為の質は高まるのでしょうか?
過緊張であったり、努力性である行為に対してただ長期間徒手的な治療を施す時間は介護保険制度では求められていません。
リハビリテーションとは切れ味鋭いものです。
出来ないと判断したのであれば、別の方法を考えましょう。
脳の可塑性は認められて、機能回復は長期間にわたってあるのでしょう。
しかし、今厚労省が我々セラピストに求めているのは徒手的な技術では全くありません。
生活行為向上
これだけです。
世間も理学療法や作業療法というのはベットに患者を寝かせて、徒手的な主義を行う人だという勘違いをしています。
柔道整復士、按摩マッサージ師との違いも不明です。
ICFの概念から、活動と参加を中心に働きかけるものだと言われているのだから、みんな守ろうよ・・・
最近、徒手的な技術を売りにして
「開業」「起業」するセラピストがいると聞きます。要するに自費での理学療法・作業療法の提供。
あれ、ガチで違法だから絶対に関わらないように。
僕としても何を考えているのかまったく不明です。同じセラピストとして恥じですな。
患者さんは機能回復を願って藁をもすがる思いだと思いますが、障がいを受け入れて、そこから活動と参加を高めていくのがベストなのです。
(ごめんなさい、ここでは簡単に書きますが)
本当のリハビリテーションが世の中のセラピストから受けれる日が来るように、自分も努力していきます。
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