アテネでオリンピックは

ご存知の通り、2004年には、新しい千年紀ということもあり、夏季オリンピックが故郷のアテネで開催された。
丁度20年が経ち、パリオリンピックが行われた2024年。
アテネを徘徊すると所々で”オリンピック開発”を思わせるコンクリート構造物が目に入る。
東京や、その他名だたる先進国の有名都市ではごくごく当たり前の構造物。片側4~5車線の高速道路の路肩、法面保護、高架や地面掘り込み型の立体交差、何かの競技会場跡と思われる建造物などなど。
まだ一年にも満たないギリシャ生活だけど、ハッキリ言って”似合わない”。
こんなものを今のギリシャの人たちだけで管理運用していけるとは到底思えない。
けれども現に作られてしまった。
かなりな部分が国外リソース投入によるものだろう。
自前で管理運用できない国にそのような外部リソースが投入されるということは、お決まりの”政治”絡みのあれこれが起きていたであろうことも想像に難くない。
開催が2004年だったということは、2000年とかそれより10年程度は先立って準備が始まっていたことであろう。
2001年にはNYの911テロもあり、徐々にきな臭さがくすぶり始めてはいたけれど、(大金持ちたちの気分としての)景気が、今(2024年)よりはまだまだ良かったんだろうと思う。
なんせ最近じゃあどこもオリンピックなんて開催希望しないみたいだし。。。
風土に不似合いなコンクリートの塊を眺めつつ、次の千年紀までオリンピックが続いていれば、またアテネで開催されるのだろうか???多分千年経っても開催されないだろうな。。。そもそもオリンピック文化が今のカタチで今後数百年続いているなんて想像できないし。。。そんなことを考えたのでありました。

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