流し打ち
2020年3月下旬から2021年3月頭までコロナの影響でラウンドできていなかった。素振りすらも。(※病気ではありません。念のため。)
ほぼ一年ぶりにラウンド再開する前一か月ぐらいは部屋の中での素振りが可能になったので、よくありがちなことではあるが、”練習の成果”が見たくてウズウズ。しかし。これもあるある。大したことないどころか。。。相当退化しておった。ショック。
退化の最たるものが飛距離。ドライバーからアイアンまで満遍なくなので錯覚ではあるまい。ゴルフは距離を競う競技ではないとはよく言われるけど、飛距離の減退は特段の技術(小技、パター)もない身にはスコアにてき面に響くということも身に沁みた。
とはいえゴルフが嫌いになるわけでもなく、毎日の素振り、毎週末のラウンドに精を出している。
毎日素振りというかスポンジ球を打っている中で、メモっておきたいと思ったこと。それがタイトルの「流し打ち」。
野球の流し打ちです。右バッターであればセカンド、ライトの方向に打つやつ。の中でも、特に「おっつけ打ち(外角のボールはコースなりに打てば右方向に飛ぶけれど、内角の球を敢えて右方向に打つやり方)」とか、落合さんや清原さんの右方向へでっかいのを打つフォームのイメージ。
スライスがもの凄いキライなので一生懸命直そうとし続けていて、アドレスから腕が上がって行く感じ、その時の足の使い方ぐらいまでは理屈では分かっている。けれどもどうも打って行くときのイメージが湧かず、Youtubeで散々いろんな人がいろんなことを言っているのを試してみるけどよく分からなかったのです。
何が当惑させられるといって、一番は、部屋でのスポンジ球打ちでは、少なくともスライスはしてないだろう、という打ち方をできているのに、ひとたび草の上に立つとその時の感覚が一切忘れ去られ蘇ってこないこと。
それはラウンド中だからじゃ?と思い、150球ぐらい草の上で練習してみたのだけど、明らかに9割ぐらいがスライス。フェードじゃなくてスライス。
骨の髄まで浸み込んでいてもうダメなんだと開き直ることにしたのです。
それまではドロードロードロードロー、、、、と呪いでもかけるかのように練習していたのだけど、いっくら自分なりにイメージしたところでドローの球が出ないわけだから、そりゃ無理っちゅうことやろ。と。
で。
スライス打ってみることにしたのです。意識的に。思い切って。
当然打って行きたい方向にスクエアに構えるのではなく、左足を引いて、オープンに構えます。このとき一応リーディングエッジは打って行きたい方向をちゃんと向くように気を付けます。
これで打って行くので、実はスライスにはならんのですよね。
まさにイメージは流し打ち。切れない流し打ち。ファールボールじゃないやつね。
スライスにならないということは、これでいいんじゃないか?スクエアに構えた時も?
そう思うのが人情ですが、ぱっと想像すると分かるように、スクエアに構えたら、ポーンと右に打ち出すことになりそう。あるいは、右斜め前の地面に球をめり込ますような気がして、前に飛ぶ気がしない。
けれどもこれが案外イケるんですわ。
ドロードロードロー、、、よりも数段よい。
流し打ち〜〜の方が。
精度はというと、やはりオープンに構える時の方が高く、スクエアに構えると流し打ちのイメージ通りに体が動かないことが多くなる。欲が出てくるしね。ちょっと上手くいくと。そうするとまずダメ。
しっかり足を使って、上体は力を出来る限り抜く。
あまり力を入れず、流し打ちのイメージで打っていく。
これを地道に続けてみたいと思っております。