【横浜DeNA】歴代大卒・社会人出身打者の1年目2軍成績・全選手解説
横浜DeNAのドラフトは投手の上位指名がとても多いですが、野手も毎年指名していて、特に大学生や社会人の野手は毎年必ず1人以上指名しています。
そうした中で、牧や宮崎や佐野は主軸として活躍しましたし、神里・倉本は1度はレギュラーに定着。
楠本・柴田・蝦名・嶺井・戸柱らは準レギュラーとして活躍しています。
彼らのように1軍で活躍できる野手を指名し続けることは大事ですし、大学生や社会人といえど、1軍に上がるまでは育成も大事になります。
そうした選手が、1年目の時点でどのぐらいの結果を残せているか、調べてみました。
1年目の2軍打撃成績
蝦名 達夫
1年目の2軍打撃成績で比較すると、現時点では蝦名が最も結果を残しています。
OPSが唯一.900以上で、長打率も.500超え、出塁率は.400近く、突出した成績を残しています。
1年目の宮崎や佐野を上回ってるので、これからレギュラーを獲る素質は十分あると思いますし、今季はその片鱗が1軍でも見えてきました。
今後の台頭が非常に期待できますし、近いうちにレギュラーを掴んで欲しいですね。
宮崎 敏郎
横浜DeNAの指名で最も活躍した野手と言えば、宮崎は外せません。
DeNAになって最初ドラフトの指名選手で、当初は攻守で不安定なところがありましたが、持ち前の打撃センスと努力でサードのレギュラーを掴み、首位打者のタイトルを獲得しました。
毎年安定して打率3割前後を残し、三振数がとても少なく、5年連続2桁本塁打も打つなど、打撃の安定感は間違いなく球界屈指です。
その宮崎はやはり1年目から別格の成績です。打率は.350近くまで打てていて歴代ダントツですし、選球眼を見るBB/Kは唯一の1超え、1三振するまでの平均打席数は17以上で他の野手と倍以上の差がついています。
この三振の少なさは天性の才能というしかなく、まだまだ衰えを見せずに活躍してますし、6年契約に値する打者ですね。
楠本 泰史
楠本も1年目から2軍で好成績を残していて、打率は宮崎に次ぐ3割超えで、OPS.800を超えていました。
楠本はまだレギュラーを掴めてはいませんが、去年から活躍を見せていて控えの1番手の立場になってきています。
楠本が蝦名や宮崎と違うのは長打率がやや低く四球が少ない点で、このため後に早打ち傾向やパワー不足などがあって、なかなか1軍に定着できなかったのかもしれません。
佐野 恵太
首位打者のタイトルも獲得したキャプテンの佐野は1年目の2軍成績だとそこまで打率は高くありませんでした。
ただ、長打率と選球眼が良く、OPSは.800近くになっています。
このため1軍の球威にも対応しやすく、見極める力もあったので、打率を上げてくることができたのかもしれません。
佐野のように1年目から成績を上げてきて首位打者に育てたような実績を、今後新たに獲得してくる打者にも活かせると良いですね。
梶原 昂希
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