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【横浜DeNA】林琢真の加入で起きる内野競争激化
俊足強肩内野手 林琢真
今年のドラフトで横浜DeNAは駒澤大の 林 琢真 内野手を3位指名しました。
林選手は俊足・強肩・華麗なグラブ捌きが光る内野手で、広島の菊池選手によく似たプレースタイルです。
大学では主にセカンドを守っていましたが、内野全般守れる技術を備えています。
打撃では広角に打ち分けるバットコントロールが売りで、今年の大学日本代表の国際大会(ハーレムベースボール)ではチームトップの打率(.368)を記録しました。
俊足は盗塁にもしっかり活かせていて、大学通算で27盗塁(67試合)を記録しています。
林を指名した意図
この林を指名した意図は、内野の層を厚くするためでしょう。
内野は今のところソト・牧・宮崎がレギュラーでほぼ固定起用されていて、ショートは大和・柴田・森が併用になっています。
森が来季以降ショートのレギュラーとして定着していきそうで、レギュラークラスは安定してるように見えます。
しかし控えを見ると、彼らのバックアップが弱く攻守両面で不安な状態です。
ソト・宮崎・大和らはもう30代でそろそろ負担を減らす起用にしていきたいですが、今のところはショートが併用できてるぐらいで、他のポジションが変わると特に打撃力が一気に下がります。
現時点で控えが薄い不安と、将来の現内野陣の後釜が不在という不安があります。
この内野の不安を払拭するために獲得したのが林です。
林は内野全般守れて、かつ俊足強肩なので今のレギュラー陣よりも守備走塁を改善することができます。
パワーでは宮崎やソトに劣るとしても、守備走塁に特化していて、かつアベレージも残せる打撃なので将来の1・2番候補になれますし、三浦監督が目指す野球にも合致した選手といえます。
もしかすると三浦監督が「こういう選手が欲しい」と要望した選手かもしれません。そのぐらい「1点を取りに行く野球」に適した選手と言えるでしょう。
林の起用法はどうなるか
林はまずは1軍の現控え内野手たちとの競争になるでしょう。
期待の選手とはいえ、柴田・田中俊・知野・藤田らを攻守で上回る結果を残せなければ、開幕2軍もあり得ます。
なのでまずは春期キャンプでしっかりとアピールして、内野のどこでも結果を残せるところを見せて欲しいですね。
そうして開幕1軍を勝ち取れば、最初のうちは現レギュラー陣の控えになると思いますが、ショートができるなら森との併用もあり得ます。
また、試合後半に宮崎やソトを下げる可能性があるのでその時に守備固めとして入ることもあるでしょう。
特に打撃が良ければ、代打からの守備固めも増えてきますし、スタメンじゃなくても毎試合出場できるようになれます。
そのなかで結果を残し続ければ、スタメンで起用されることも徐々に増えてくるでしょう。
林の特徴的にはセカンドのレギュラーを獲って、牧をサードに、宮崎をファーストにするのが攻守のバランスが良くなりそうです。
1番 ショート 森
2番 セカンド 林
こんな森林コンビになってくれると嬉しいですね。
他の大学生内野手との比較
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