【ドラフト】22年ドラフト候補と若手の比較・捕手編【横浜DeNA】
今年のドラフト候補とDeNAの現選手を比較して、指名候補を挙げてみました。
今回は捕手編です。
ドラフト候補と近い世代の捕手
DeNAの捕手でドラフト候補と近い世代にあたるのは以下の捕手たちです。
山本 祐大(23)
益子 京右(21)
東妻 純平(20)
東出 直也(18) ※育成
この4人のうち、山本が昨年1軍で51試合に出場するなど1軍戦力として定着しつつあり、益子もシーズン終盤に初の1軍昇格を果たしました。
大学生や社会人と近い世代の2人が現時点で1軍に上がったため、彼らが順調に成績を上げていけば、捕手はひとまず安泰と言えます。
ただ、山本も益子もまだ、実力で1軍に上がってきているというわけではありません。
山本は打率.131 1本 OPS.355 という打撃成績で投手の打席と大して変わらないぐらいの結果になってしまいました。
益子は打撃面では2軍で結果を残してきてますが、それでもまだ1軍は3試合の出場のみでまだお試し感があります。
彼らはまだ若いため今後の成長を期待できますが、現時点でチームの捕手陣の成績は他のポジションと比べると、特に打撃面でかなり劣ります。
捕手指名の必要はあるか?
現状で捕手の人数は8人で、若い世代の山本・益子・東妻らがいるので、彼らの成長に期待して指名を見送るという可能性もあります。
ただ、前述の通りまだ山本も益子も1軍での結果が出せてないので、未知数の要素が大きく、彼らに託して何も補強しないのも不安です。
今後山本らの成長を期待しつつも、彼らと競える捕手を指名して切磋琢磨させることができれば、将来の備えとしても安心できるはずです。
あくまで現場の首脳陣やフロントの判断次第になりますが、指名するとしたら山本・益子と競えるような捕手で、特に打撃で評価が高い選手が合っているでしょう。
打撃型の捕手なら、仮に山本や益子が順調に成長したとしても、打撃を活かしてコンバートすることも可能のはずですし、無駄にはならないです。
チームに合うドラフト候補
上記を踏まえて、補強ポイントに合うドラフト候補をまとめてみました。
上位指名の可能性あり
松尾 汐恩(大阪桐蔭)
1年秋から捕手を始めて、2年春から正捕手を担う。二塁送球は1.9秒を切り、打撃は高校通算は10本台だが、夏の甲子園で本塁打を放った。
高打率を残し2年秋から3番打者として起用されていて、足も遅くはない。
明治神宮大会では決勝戦で2本塁打を含む4打数4安打の大活躍で、チームの優勝に大きく貢献した。
大舞台で活躍できる勝負強さとそれを裏付ける打撃力・肩の強さが売り。
吉田 賢吾(桐蔭横浜大)
大学リーグ戦には2年秋から出場し、通算打率.400で3季連続ベストナインを受賞
2年秋は一塁手として出場し、3年からは4番・捕手に定着。
3年に出場した大学野球選手権では1回戦敗退(vs国際武道大)も5打数4安打1本塁打と活躍。
3年秋のリーグ戦では5本塁打を放ち長打力もアピールした。
肩も強く1.9秒台のスローイングが安定。足の速さもあって、リーグ通算5盗塁を決める。
野口 泰司(名城大)
大学では1年春からリーグ戦に出場して正捕手を勝ち取る。3年までのリーグ通算打率は.250を切るが、2年秋には3本塁打の活躍。3年春にはリーグ戦打率.375を記録しベストナインを受賞。
広角に打てる長打力をスカウトが評価している。
守備面では1年から正捕手の実戦経験を活かしたインサイドワークなど捕手の技術が安定。2塁送球も1.9秒台と捕手の能力が高い。
その他指名候補
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