【2024年】高卒ルーキー野手2軍成績(5月終了時点)
5月終了時点の高卒ルーキーの2軍成績をまとめてみました。
5月までの総評
昨年は松尾(DeNA)・浅野(巨人)・井坪(阪神)など打撃が光る打者が2軍で活躍して、将来の球団の顔になりそうな期待感が寄せられていた。
彼らと比べて、今シーズンの高卒ルーキーはどうだろうか?
5月終了時点では、高卒ルーキーのうちOPS.600以上は4人出ている。
寺地(ロッテ)・山田脩(阪神)・横山(オリックス)・高見澤(DeNA)
彼らが将来球団の顔になれる実力を持っているか。
寺地 隆成(捕手・ロッテ)
寺地はドラフト5位指名の明徳義塾出身の捕手で、1年目から2軍で積極的に出場している。
現在ロッテの2軍では松川が捕手で166イニングに出ていて1番多いが、寺地も131イニングに出ているので、ほぼ併用起用しているような状態だ。
松川が1軍に上がるようなことがあれば、寺地が2軍で中心的に出ることになるため、球団としてはかなり積極的に実戦に出して育成していると言える。
その寺地だが、打撃成績が非常に良く現在2軍で打率.293と高打率になっている。また選球眼も良く、BB%は10.4%で打席数上位のルーキーの中でトップで、K%も13.3%でルーキーとしては低めだ。
本塁打が0本で長打も少ないので、長打率が伸び悩んでいるが、それでもOPSはルーキートップで打てる捕手として期待することはできるだろう。
長打の方も今後身体作りがしっかりしてくると伸びてくる可能性があり、今後どう伸びてくるかは注目だ。
守備の方は今のところミスは少ないが、キャッチング・ブロッキングや盗塁阻止などはまだまだ改善の余地があり、2軍の江村コーチからも「基礎がまだまだ」とコメントが出ている。
高卒ルーキーの捕手の場合、まずは守備面を鍛える必要がある選手が多いので、寺地も同様にこれから守備をじっくり鍛えていくことになるだろう。
山田 脩也(遊撃手・阪神)
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