【DeNA】アンドレ・ジャクソンの投球分析

2024年からDeNAに加入し、1年目から規定投球回に到達したアンドレ・ジャクソン。
彼の投球はどういったものなのか、昨季の成績やデータを下に改めて分析してみました。


ジャクソンの成績(2024年)

登板  25  リーグ4位
勝数    8  リーグ10位
投球回 143   リーグ13位
防御率 2.90  リーグ12位
QS率    56.0%  リーグ13位
WHIP   1.12     リーグ8位
被打率 .209     リーグ3位
K%  20.6%  リーグ3位
BB%   8.7%    リーグ13位
K/BB%  11.9%  リーグ7位
※セ規定投球回到達投手13人中の順位

データ引用元

ジャクソンの昨季の成績を見ると、良し悪しがはっきりした指標になっていました。
シーズン序盤はまだ日本の投球に馴染めてなかったこともあってかなり荒れてたので、それが防御率・QS率・BB% などに反映されています。
代わりに被打率やK%はかなり良い方で、打たれにくい投球ができている点は荒れ球投手ゆえの長所と言えます。
東とは左右の違いもありますし、投球内容も正反対になっていて、良い差別化ができていると言えます。
今季もこの荒れ球の投球で捻じ伏せていくのか、それとも制球面を改善して安定した投球を目指すのか、気になるところですね。

球種分析

では次にジャクソンが投げている球種についてまとめてみました。

データ引用元

ストレート(4シーム)

球種割合 5割強
最速158km 平均152km
被打率  .202
空振率 9.81%
見逃率 20.10%

投球の半分以上がこのストレートになっています。常時150km以上で被打率が低く、空振りも取れるためこのストレート1つで押し切れるだけの球威があるので、多用するのも頷けます。
ただ、このストレートは四球も多いので、良くも悪くもストレート次第の投球になっているでしょう。
バラついて四球連発すれば打者はもうストレートを見送って変化球待ちのスタイルをとれますし、そうなると自慢の球威が活きません。
速球派投手ゆえの長所であり短所なので、ここは自分でなんとかまとめていくしかないですね。

チェンジアップ

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