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【横浜DeNA】開幕投手を選ぶ基準【三浦監督】

12球団で唯一開幕投手が公表されていないのが横浜DeNAですが、3/12の三浦監督のコメントによると、開幕投手を決定して既に本人に伝えたということです。

誰に伝えたのか等は秘密で、20日の出陣式で発表されるとのことですが、その発表を前に果たして誰なのか注目が集まっています。

開幕投手を任されることは名誉だと思いますが、開幕投手=No.1投手とするかはまた違った見方ができる部分でもあります。

例えば実力順に開幕投手から1番手、2番手、3番手と決める場合は同ランクの相手との力比べになり、先発の層の差がはっきりと出やすいです。
いわゆる先発の層が薄いチームにとっては、3つとも負けてしまう危険があります。

Aチーム vs Bチーム
1番手◎ vs 1番手◎ ←同ランクの力勝負
2番手◯ vs 2番手◯ ←同ランクの力勝負
3番手△ vs 3番手△ ←同ランクの力勝負

そこで1つの試合を落とす覚悟で、2つ勝ちにいくという作戦をとるのもアリになってきます。
いわゆる弱者の兵法です。

Aチーム vs Bチーム
1番手◎ vs 3番手△ ←Aチーム有利
2番手◯ vs 1番手◎ ←Bチーム有利
3番手△ vs 2番手◯ ←Bチーム有利

これならBチームは開幕戦を落とす可能性が高いですが、その分残り2戦で勝てる確率を上げることができます。
この戦法、中日で指揮を執っていた落合元監督が実際に行っていた作戦の1つで、監督自身が話していました。

この作戦の良いところは、勝ち星を増やすことができるだけでなく、開幕投手を任された投手にも名誉を与えることになるので、どちらにしてもプラスになりやすいことです。

なので育てたい若手に任せて成長のきっかけにしたり、引退を控えたベテラン投手に任せて花道代わりにすることもできます。

そんな小細工抜きに、力と力のぶつかり合いが見たいというファンもいるでしょう。しかし勝利や優勝を求めていくなら、こうした作戦はむしろその近道になると言えます。大っぴらに意図を明かす必要は無いですし、監督としてはシビアに勝つことを狙っていくべきですからね。

そんな視点でDeNAの開幕投手が誰になるのか、考えてみるのも面白いと思います。



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