【横浜DeNA】ラミレス采配でどうしても納得できなかった点
今月末からプロ野球が開幕する。
今年からラミレス監督に代わり三浦監督が采配を揮うことになり、どんな試合を見せてくれるのか楽しみ半分・不安半分な気持ちだ。
さて、そんな中で今更ながら昨年までのラミレス監督の采配について語りたい。
ラミレス監督の采配は膨大なデータと自身の分析力から成っていて、既存の作戦へのこだわりを持たない新しい野球を行っていた。色々と例を挙げてみると、8番投手、申告敬遠多用、極端な守備シフト、相性重視のスタメン・代打起用、監督主導のリード、送りバントの減少などだ。
これらの采配についてはファンの間でも賛否があり、いわゆる定石からかけ離れた采配ゆえに嫌悪感を示すファンも多く出てきていた。結局この点がラミレス監督の評価が二分する理由だった。
しかし、個人的にはこれらの采配については特に嫌悪感を抱かなかった。データ重視するラミレス監督の采配は1番成果を出せる方法だと思っていたし、実際ラミレス監督下でAクラスを3度経験でき、日本シリーズにも進出できたことを考えれば、結果を残していると言えたからだ。
なのでこれらの采配に関しては正しいか正しくなかったかにおいては、おそらく正しかったと思っている。
ただ、ラミレス監督体制の5年間でどうしても納得できなかった采配がある。これは正しい正しくないでは無く、単純に個人的な好みの話だ。
なぜ、イニングイーターを軽視したのか!
ラミレス政権の2年目、2017年のシーズンは個人的に最も楽しめたシーズンだった。何故かというと、先発陣が非常に安定していたからだ。井納・今永・濵口・ウィーランド・石田の5人の先発が100イニング以上を投げていて、先発の炎上というのがかなり少なかった。先発がしっかりイニングを食うことでリリーフの負担も減っていたと思われるし、実際パットン・康晃という勝利の方程式がしっかりしていた。
この豊富な先発陣によってクライマックスシリーズを勝ち上がり、日本シリーズに到達できた。前年にCS敗退したところから更に成長を見せたシーズンでもあり、この投手力こそが新しいDeNAの強さだと実感していた。
だが…
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