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【DeNA】5年後の先発ローテメンバーを考える

DeNAが毎年優勝を狙えるチームになるには、先発投手が常に安定していなければなりません。
しかし、DeNAの現在の先発陣を見ると、将来的にやや不安が見えてきます。
今回は「5年後も優勝を狙える先発ローテ」にするにはどうすべきか、将来の先発候補たちの今後の成長シナリオを1人1人考えてみました。


①現状の先発ローテ分析

現在の先発ローテの主な投手は以下の通りです。

東 克樹(28)
ジャクソン(28)
ケイ(29)
大貫 晋一(30)
石田 裕太郎(22)
濵口 遥大(29)

この中でも今シーズンチームを引っ張る活躍を見せているのが、東・ジャクソン・ケイでいわゆる3本柱になっています。
この3人は年齢的にも投手としての経験と体力が兼ね備わってる頃で、今が最盛期と考えられます。

東はトミー・ジョン手術での離脱期間があったため、FA権取得は最短でも4年後になります。4年後は東は32歳になっていますし、先発投手として最も旬な時期に移籍の心配が無いのは大きいです。

ジャクソンとケイは年齢だと東に近い世代ですが、外国人投手なので複数年契約を結ばないと移籍のリスクがあることは留意すべきです。
今はとても頼りになりますが、先発で長期で活躍し続ける外国人投手はなかなかいないため、この2人はあくまで今だけの助っ人として考え、長期的な見通しは立てにくいでしょう。

大貫・濵口は長くチームの先発として活躍してきましたが、今シーズンはなかなか調子が安定せず2軍期間も結構ありました。
2人とももう30歳を迎え、年齢による衰えも考慮しなければなりません。
今後は表ローテで貯金を増やして規定投球回までしっかり投げるというよりも、裏ローテや谷間でイニングを消化して投手陣全体を支えられるような仕事が求められそうです。

石田裕太郎はルーキーながら1軍で結果を残して、まだまだこれからの伸び盛りです。
現状ではまだ5·6番手程度の成績ですが、ここから投球回を増やして勝ち星を稼いでいけるようになれば、将来のエース候補にも入ってきます。

他には、石田健大(31)や森唯斗(32)が大貫や濵口と同じく裏ローテでチームを支える側に入るでしょう。

平良拳太郎(29)は怪我がなければ東と双璧のエースになり得る投手ですが、ここまで怪我が多くなかなか計算しづらくなっています。

中川颯(26)・吉野光樹(26)は石田裕太郎と同じく、これから伸びてくる投手たちです。

まだ1軍で結果を残していない投手だと、庄司陽斗(23)・松本隆之介(22)・小園健太(21)・深沢鳳介(21)・森下瑠大(20)らが先発として育成されてます。


②次世代ローテ入り候補

ここまで挙げた投手の中で、5年後の先発ローテ候補として挙がってくるのは以下の投手たちです。

東 克樹(33)
石田 裕太郎(27)
中川 颯(31)
吉野 光樹(31)
庄司 陽斗(28)
松本 隆之介(27)
小園 健太(26)
深沢 鳳介(26)
森下 瑠大(25)

東は現在の活躍ぶりを考えれば、5年後もまだ先発ローテの一員として活躍してくれてるでしょう。
ただし成績は今より落としてる可能性が高く、この頃までずっとエースでいる状態は避けたいですね。

東の代わりにエースに君臨してて貰いたいのが、石田裕太郎になります。
5年後はちょうど今の東と同じ頃の年代になりますし、着々と力をつけていってエースとしてチームを勝利に導いて欲しいですね。

その石田裕太郎を支えるのが、中川颯と吉野光樹です。2人とももう30代に入っていますが、今から順調に結果を積み重ねていけば安定した先発となって、ローテに定着するはずです。

ただ上記3人だけでは先発が今よりかなり手薄になってしまうので、庄司陽斗・松本隆之介・小園健太・深沢鳳介・森下瑠大の中からも何人かは1軍ローテに入っていなければならないでしょう。
5人とも期待度は高いですが、まだ1軍で結果を残せていないので計算しづらいです。
2軍では順調に成長してきているので、来年頃から1軍で登板を増やして結果を残して欲しいですね。


③補強が必要な理由

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