リアル就職氷河期世代

以前の記事でも少し触れましたが私は一応大学卒業しています。

在学中は就職活動も一応経験しました。といっても全く熱心ではなかったので一般的かはわかりませんが、あれって自身が大体どうゆう企業に行けるかってわかるんですよね。

しかも大学といっても底辺に近い無名大学でタイトルの通り私の時代は就職氷河期でしたので一流企業に行けるはずもなく、入れそうな会社はほぼ聞いたことのないような企業ばかりでした。（私が無知なせいもありますが）

余談ですが、その聞いたことない企業へ就職した友人達に後から聞いたことですが、結構入社したらブラック企業だったというパターンも多かったようです。今でもブラック企業は沢山あると思いますので就職活動する際はその会社をよく調べて就職しましょう🤓

話を戻して、学生時代とても生意気だった私はこんなことを思います。

こんなわけわからん会社入るぐらいなら、適当にバイトして起業しよう

・・・

恐ろしいですよね～今考えるととても恐ろしいです。

私は小学校～大学まで友人もそれなりにいて、それなりに恋愛もしていわゆるリア充な学生生活を送っていました。（今リア充っていわないのかな😐）「自分を中心に世界が回っている」と思っていたぐらいですから。

たしか高校生頃ヒルズ族がテレビで取り上げられていて、ビジネスで成功する人がかっこよく見えたんですよね。その頃から「俺も成功者になりたい」と思ってましたので軽い気持ちで起業しようと思ってました。なんか就職もせずに起業する人ってカリスマっぽいなと思ってましたし、何なら就職ってなんかダサいとすら思ってました。←発想が馬鹿ですよねーｗｗｗ

そんな起業を考えていた私ですが、ある日たまたま見ていた就職先候補のなかに一つだけ気になる企業があったんです。
金融系の企業です。
私、実は昔から数学は好きで村〇ファンドやハ〇タカの影響もあり金融業界に興味がありました。見つけるまでは就職は考えていなかったのでかなり悩みました。

この時起業といっても何で起業するかも全く決まってませんでしたｗ
ありますよね？男性だったらわかりますよね？
とりあえず起業するのがかっこいいみたいなｗ

当時はいたって真剣でしたが、仲の良い教授からのアドバイスもあり、その企業へ就職することに決めたのです。

決断した時には書類提出の期日がギリギリで慌てて用意しました。
履歴書やら卒業見込証明書等色々あるんですけど、特に履歴書が大変で、
今までバイトの履歴書しか作ったことないですし、事前に何も準備していませんでした。
なんとか徹夜で志望動機等の記入をしましたが、証明写真用の写真撮影日の朝とんでもないことに気付きました。

リクルートスーツがない・・・

そう買ってなかったのです。
しかも今月はパチンコで負けていてお金もない・・・🤣

こんな時に私が頼るのは・・・😎

そう、親ですｗｗｗあーほんとダメ息子。はずかしいです。。。
私は母親に泣きつくと、普段はお金なんか絶対貸してくれない母親が就職をするといったことが嬉しかったのか何とスーツを買ってくれると言うんです😂
このとき私は感動して就職することに決めてよかったと心で思いました。

そして急いで母親を連れて大手チェーンのスーツ屋に行き、
「僕の体に合うリクルートスーツ下さい😏」と店員に伝えると、対応した初老の店員は数着のスーツをもってきて試着しました。
その中の一着が私の体系にフィットし見た目もとてもスマートに見え、
その店員も「とてもよくお似合いです。」と言っていたのでそれに決めました。急いでレジに向かい会計を行うと「６万８千円です」

・・・・

「わりと高いんだな・・・」おそらく母親も同じことを思ってたと思います。
顔が引きつっていたので・・・🤣

ただもう撮影の時間が迫っていたのでそれを購入してもらい、急いで写真館へ。写真を撮り、履歴書を完成させ、初めてのちゃんとした履歴書はかなり大変でしたが何とか提出期限に間に合いました。

その日の夜だったか翌日だったか、母親と夕飯を食べながらテレビを見ていた時に、たまたま私が買ったスーツ屋のCMが流れていました。

そこには・・

「フレッシャーズセット、１９８００円から！！」・・・・・・・・・・・

的なCMでもう瞬間的にわかりました。
「あの初老の店員わざと高いのだけ持ってきやがったな🤬」
まあもちろん値段も確認せずに買ったこちらが悪いですけど、そうゆう情報も教えてくれよって感じですよね。リクルート用なんて全然安いのでいいんだから、、何より母親に申し訳ない😥

しかし母親はおそらくわかっていたけど何も文句言いませんでした・・・
それを見て私はまた感動し心の中で「このスーツは面接だけじゃなく、入社してからも着て、もうクタクタなるまで着潰してやる、母ちゃんありがとう！！」と吠えました。

そしてさらに数日・・・応募した企業から書類が届きました。

「応募書類をもとに社内で慎重に検討しました結果、
誠に残念ながら今回はご期待に添えない結果となりました。」

・・・

え”ぇ”ーーーーーーーーーーーーーーー！！！！！！

全くの予想外でした。いままで順風満帆に来ていた人生だったのにこんな事があるのか・・・と

今思えば何の準備もなく急いで作った履歴書・無名の大学・見た目もちょっと遊んでそうだったので、受かる要素がなかったんですがこの時はかなりへこみました。
今まで遊びたいように遊び、付き合いたい人と付き合えて、やりたい事だけやってきたのに就職したくてもできないギャップ。。。パニックでしたね。
思い通りにできなかった自分への強い苛立ちと落胆、なんでしょうねあの感覚・・・ほんとに嫌な感覚です。

数日ほんとにへこみました、まだまだ引きずってるんですが私はここで決心します。

「よし起業しよう」

そうして私は就職せず、とりあえずフリーターの道を進んでいくことになりました。

・・・・

母ちゃんほんとごめん。。。
スーツは今も押し入れの中です。。。



それでは今日はこの辺で！
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