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プレミアムフライデーに読みたい恋垢
プレミアムフライデーという言葉をすっかり忘れていた。
派遣事務として働いている職場でもまだプレミアムフライデーという制度が続いていたことに驚きを隠せなかった。
そんな金曜日。比較的仕事も落ち着いていたので”プレフラ”らしくほぼ定時で帰宅した。
よし、今日は韓国語を勉強して(3月くらいからスローペースで独学中)、noteを書くぞ!と思っていたのだが、夕飯を食べたあと、ソファーでまったりしながらTwitterを眺めてしまった。タイムラインに流れていた恋愛関連のツイートが気になってしまい、そのアカウントのプロフィールページまで飛んでしまったが最後、ツイートを遡れないところまで読み切ってしまったのだ。
そのアカウントはいわゆる「恋愛に関することに特化した垢=恋垢」のようで、恋人との惚気エピソードなどをツイートしていた。
2~3か月の間に「惚気⇔病み(毎日ループ)⇒別れ⇒(1週間後)復縁⇒惚気⇔病み(毎日ループ)」というストーリーが繰り広げられていた。
まるでシナリオ作成の指南本を彷彿させる流れ!
三幕構成の映画のようで目が離せない!
すると頭の中に散らばっていた点が繋がる瞬間を「ハッと」迎えた。
最近スキマ時間に読んでいる「書く習慣」(いしかわゆき著)に書かれていた「オブラートに包まない意見のほうが読まれやすい」というフレーズだ。
この「恋垢」は彼氏(アカウントの主は女性)との関係や自分の気持ちを赤裸々に呟いている。似たような雰囲気で例をあげると、
彼女「この服可愛い?」
彼氏「可愛いよ!」
可愛いって言われた。嬉しいけれど、私が尋ねる前に「可愛い」と言って欲しかった。
みたいな呟きなのだ。
読んでいる側は様々な感想が浮かぶと思われる。
例えば、「彼氏から可愛いって言われたいよね」
もしかすると「めんどくさいヤツだな~。彼氏の言葉を誘導するな!」
とか。
どんな意見が出たとしても、この呟きに感情が動かされたのは間違いないのである。
感情が動くと共感が生まれ、この先もどうなっていくのか気になるようになり、たくさんの人に読まれるコンテンツに発展したのではないだろうか。
ではなにがきっかけで拡散されるアカウントになったのか。
読み進めていくと、どうやら「惚気るほどラブラブだった彼氏との突然の別れ」ツイートが拡散されて読者が増えたようだった。
その理由は簡単だ。
人は誰しも「別れ」を経験するから。
人生の最後は「別れ」だから。人はみなこの「別れ」が怖い。
だから寄り添う気持ちが芽生えるのだろうと自分ではそう考えている。
以前、WEBライターをやっていたころのTwitterアカウントはライターに特化した呟きをしようと自分を押し殺していた。
もちろんご自分の意見を述べている方もいるが、フォロワーを獲得するために時間ごとにツイートして有益ぽい内容のツイートがたくさんタイムラインに流れてきて辟易した。
それを真似する自分の言葉さえも好きになれず、そのアカウントは辞めてしまった。
いまだにこっそりのぞいているライターさんのアカウントもある。
その方々はやっぱり赤裸々なんだ。お仕事の苦悩や喜びが非常に伝わってきて読むのが楽しみなほど。
noteで成功するノウハウ系の記事にも、「自分が楽しむこと」と書かれていることが多い。それを忘れていたあの頃の自分に今日出会った「恋垢」を教えてあげたい。
書くことを続けたいならば、自分が書いていて楽しい言葉を並べること。
きっとそのうちその言葉を読んで共感してくれる人が現れてくれるはず!!
言葉が溢れている時代。
いろんな人のいろんな思いに出会えますように。
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