2022年9月24日(土)中山8R(清秋ジャンプS)予想
◎サンティーニ
○レーヴドオルフェ
▲マイネルグロン
△タイキフロリゼル、ビレッジイーグル、フリーフリッカー
10人いたら半数以上は本命を打つであろうビレッジイーグルの陣営のコメントがいまいち消極的なこと。陣営によると「夏バテがやや尾を引き調教が思ったよりも進められなかった」とのことで、その状態でもここでやれるかどうかというのがポイントになってきます。
今回は他に重賞勝ち馬がおらず、去年の中山大障害、今年の中山グランドジャンプと連続して5着した当馬の実績は無視できず、出走してくれば格上の存在であるにもかかわらず、陣営から(ブラフかもしれないけど)あまり熱意が感じられないのは大いに扱いを悩まさせます。
しかし、それ以外の馬から勝ち負けになりそうな馬を探すも、未勝利を勝ち上がったばかりだったり、中山実績が未知だったり、休み明けだったり、調子が読めなかったり・・各馬それぞれの不安要素があって、非常に掴みどころが難しい印象です。ま、競馬ってそういうものなんですけどね。
それにしても、今回は、「この馬を軸にすれば安心」という馬が見当たらない気がします。
そんな中予想をするので、当然あまり自信はないです。あえて選ぶならこれかなという感じで予想したいと思います。
◎サンティーニ。ずっと逃げて結果を出してきている馬で、今回も馬場状態がある程度悪いことも考えると、まず逃げそうなこの馬を本命視します。
今回1番人気が予想されるビレッジイーグルも勝ち負けするには逃げたいクチですが、先述したように調子の面でちょっと怪しい部分があるのと、目標はあくまで冬の大一番で、東京や阪神を使うよりはここを出走しとこうといったやや後ろ向きな理由だと思うので、サンティーニが積極的に主導権を主張するのであればビレッジは引くんじゃないか、という場面を想定しています。
障害初戦以外は、東京、小倉、新潟、阪神でそれぞれ38秒台以上の上がりを使えているので、逃げて最後まで脚色が衰えないであろうこの馬は、他馬にとっては一番の脅威だと思います。
中山は初となりますが、これまでのレースを見る限りどんなコースでも結果を出せそうなタイプに映ります。ここでも上位争いできることを期待したいです。
○レーヴドオルフェ。石神騎手が騎乗するようになってから、これまで燻ぶっていたのが嘘かのように未勝利を2,2,1着で脱出。次位との着差はそれぞれ大差、7馬身差、大差で、この負かした相手の中に今回出走のダイメイコスモスや、アルーフクライ(初障害だったけど)やデストロイといった現在オープンクラスの馬たちがいるので、一定のレベルは担保された中での未勝利勝ちです。
未勝利を勝ち上がったばかりではあれ、ここで格負けしそうなほど強力なメンツはビレッジイーグルくらいで、あとのメンバーとはそう差がないように映ります。ここも足りるのではないでしょうか。
この人馬のコンビはまだ底を見せておらず、ここ中山での結果次第では今後更に障害界を面白くさせることが期待できるだけに、今回要注目の一頭です。
▲マイネルグロンは冬の大一番が目標ではないようで、ここに照準を合わせてきたような調整過程。ローテとしてもまずまず悪くない気がします。鞍上はテン乗りになりますが、この馬はなんと障害入り後の5戦は全て別の騎手。そういった中でも未勝利を勝ち上がり、前走も3着してきているので、要はここでも鞍上との息が合えば好結果、当たるも八卦当たらぬも八卦だと思います。
コース相性自体は良さそうなので、鞍上の中山相性はあまり気にせず押さえておいたほうがいい一頭だとは思っています。
紛れが多そうなメンツですが、ここでもしかしたら面白い逸材が芽を出してくるかも知れません。どんなレースになるか、要注目です。