インスタ集客(後編)
今回の【インスタ集客(後編)】では実際のインスタ運用について学び狂いたいと思います。
構造理解
インスタの構造理解をし、インスタ運用するときのポイントとなることがあります。それは、お店の《オフィシャルのインスタ》を作るより、《個人のインスタ》でお店の紹介を時々する運用を心がけるという事です。
企業アカウントにフォーされても興味を持たれないが、個人アカウントにフォローされると気になって色々見てしまう人が96%いるのです。
このように、【オフィシャルはブランディング用途であり、集客用途(マーケティング用途)ではない】ので、【オフィシャル(企業アカウント)で集客をかけても効果はない】のです。
仮に、オフィシャル(ブランディング用)で集客施策をしたとしても、フォロワーは『どうせ広告でしょ』と思ってしまい、プッシュ広告になりなかなか集客には結び付かないでしょう。
それでは、どのように運用すれば良いかというと下記の例のようにしてみましょう。
(例・1):飲食店のアカウントではなく、シェフのアカウントを作って集客をする。
(例・2):会社のアカウントではなく、社長のアカウントで運用をする。ZOZOのアカウントより、前社長の前澤さんのアカウントの方が有名なように。
このように、ブランディング用と集客用をしっかり分ける事が重要です。
《オフィシャル:ブランディング用》
《スタッフ:集客用》
スタッフのアカウントには人間味があります。そのスタッフのアカウントと、カスタマーとの間に相互フォローが起きたときに、たまにオフィシャルに誘導するくらいでいいと思います。これは、キャバ嬢と同じです。キャバ嬢に会いに行くから、キャバクラ店(お店)が儲かるのです。このように、お客はお店に行くのではなく、人に会いに行くのです。これはビジネスにおいてとても重要な事です。
繰り返しになりますが(重要なので)、オフィシャルのアカウントはブランディング目的では効果的だが、集客目的ではあまり効果的ではありません。そのため、お店の中で1人の運用者を決め、その人が運用する流れにします。これに伴いプロフィールも個人の名前を入れる運用にします。
今後の運用は、6枚に1枚はその運用者を必ず写した写真を投稿することを意識しましょう。そうすることにより、人間味が出て、いいねやコメントをされやすくなります。
実際にその【人間味】を出すとはどのようにすればいいかというと、仕事の写真だけでなく、プライベートの写真を投稿するなどが重要になります。プライベートの写真は、仕事の写真よりもやく3倍のいいねがついたりもするのです。
人(お客)はお店に興味を持つのではなく、『人』に興味を持つということを意識しましょう。
プロフィール
インスタを運用するときに最重要なのが【プロフィールの記載】です。なぜなら、プロフィールを見て5秒以内の離脱が74%なのです。これは、プロフィールだけ見て、下にスクロールしない人が100人中74人いるということです。
逆にいうと、プロフィールは5秒以内に読まれる事が重要なのです。そうするために以下のようなことを気をつけましょう。
・誰に向けたプロフィールなのか
・興味を引きつけるタイトルか
・URLの導線誘導は完璧か(google url shorter)
・箇条書きになっているか
コンテンツ(画像と文章)
インスタは画像アプリでもあるので、画像も重要になります。インスタはFacebookと違い、一枚一枚の画像よりは、《集合体で見た時の画像の雰囲気・インスタの雰囲気が重要》になります。
①写真は9枚毎の色使いを心がける
アカウントが見やすいようにする事がポイントです。色が統一していないと見にくいのです。
②背景を多めに撮る(6歩バックの法則)
例えば、久しぶりに友達に会いカフェで食事をしたします。そのときに店員に写真を頼みました。その写真は2人の顔だけが写った写真でした。このようなことはよくあります。これをインスタにあげるのはNGです。
なぜなら、フォロワーは顔に興味があるのではなく、ライフスタイルに興味があるからです。そのライフスタイルが分かるためには6歩下がってカフェの雰囲気まで撮ってもらう事が重要(6歩バックの法則)なのです。
インスタグラマーも顔には興味がそこまでありません。インスタグラマーのライフスタイルに興味があるのです。
《興味が持たれるライフスタイル》
・どんな所にいるのか
・化粧品は何を使っているのか
・どんなカフェに行っているか
・どんなホテルに泊まっているのか
このように顔だけ載せるのではなく、ライフスタイルを載せることで興味が持たれるのです。
③集合写真、自撮りはモデル以外NG
集合写真や自撮りはモデル以外はやめた方が良いでしょう。集合写真で知らない人の写真がたくさん並んでいても、興味は持たれません。インスタグラマーのアカウントを見ると、3人以上で写っている画像がほとんどないのです。
また、自撮りもモデル以外はやめた方が良いです。極端な話、おじさんやおばさんの自撮りはキツイですよね。なので、自撮りも興味を持たれないのでやめましょう。
④ストーリー性を持たせる
例えば、カフェのアカウントなら、カフェについてのストーリーの投稿をしましょう。カフェのアカウントに、グルメとか旅行の投稿を混ぜると、ゴチャゴチャします。なので、ストーリー性を持って投稿する事が重要になります。
⑤6枚に1枚は自分の顔を入れる
インスタを見ている方は、誰が運用しているんだ!?と思ってみている場合があります。この『誰が』が見えないと、人間味が出ません。(公式ページのようになってします)『誰が』が分かるように、プロフィールなどに顔を出す必要があります。
例えば、美容師がカットの事例を投稿するのは重要だが、それだけでは誰からも興味を持たれません。ここで重要なことは、仕事だけでなく、プライベートを打ち出すアカウントの雰囲気が重要になります。
《プライベートを打ち出すアカウントの雰囲気》
・スタッフとふざけている写真
・旅先での写真
・カット写真
・モデル写真
・お客様と自然体で楽しみながら撮っている写真
このように、プラベートを打ち出すアカウントの雰囲気が、大きなブランディング効果を生み出すのです。
⑥アイテムや料理も遠目に写す
アイテムや料理を写し投稿する時に、統一アングルは最もアカウントがキレイに見えます。いくら良いものを食べていても、インスタは集合体で見て統一感がないと汚く見えてしまいます。
・Instagram:集合体で見られる
・Facebook:一枚一枚で見られる
⑦コンテンツ
コンテンツはアンフォローされない為にも重要になります。お店のアカウントを見ると、コンテンツを書いていなかったり、ハッシュタグがいつも同じというものがありますが、しっかりコンテンツは書きましょう。電話帳の整理(連絡ない人は消す)があるように、インスタの整理(アンフォロー)もあります。アンフォローされない為にも、コンテンツを書きましょう。
《アンフォローされない為のコンテンツ》
・学べる投稿
・共感できる投稿
この二つを意識しながら投稿しましょう。難しそうに思えますが、記事はGoogleなどからコピペすれば簡単にできるので大丈夫ですよ。
ハッシュタグの理解
インスタには【ハッシュタグ】というものがあります。この【ハッシュタグ】は投稿をする際に5個が最適と言われています。また、この5個の中で、同じキーワードを2つ含める事がより最適となります。例えば、映画を見に行ったことを投稿したとします。そのときには、《#映画 #映画鑑賞 》というような付け方をします。この【ハッシュタグ】たくさん付けると見にくいし、意味がないので注意しましょう。
《インスタにハッシュタグが付いている理由》
インスタに【ハッシュタグ】が付いている理由は、Instagramが投稿をカテゴリー分けする為にあります。投稿の中で色んな【ハッシュタグ】が付くとInstagramがカテゴリー分けできずインデックス(ハッシュタグが反映されない事)されやすくなるので気を付けましょう。
《ハッシュタグキャンペーン:ハッシュタグPR》
来店したお客様に特典をつけて、お店の投稿をしてもらいます。その時に重要なのが【共通ハッシュタグ】です。この【共通ハッシュタグ】を付けることで、そのハッシュタグを通して他の人がお店を見つけるチャンスになります。また、そのハッシュタグで検索すると、色々な人のお店の投稿が集まり、お店のブランディングになるのです。
《例:ハッシュタグキャンペーンの流れ》
・A さんがお店に来店し、お店の投稿をしてもらう(キャンペーン参加してもらう)
・AさんのフォロワーのBさん、Cさん、Dさんが【共通ハッシュタグ】をクリックする
・Bさん、Cさん、DさんはAさんの投稿以外も様々な投稿を確認する
・投稿を確認し、調べ興味を持ったBさん、Cさん、Dさんもフォローや来店に繋がる
実際の運用
インスタの理解が深まってきたと思います。最後に、実際の運用を①から⑤に分けて説明してみましょう。
①フォロー施策
お客様が来店時に『インスタやっていますか?』と会話の中で聞いたり、インスタフォーで5%オフなどの特典をつけてフォローしてもらいます。その時に、スタッフのアカウントで繋がる事が重要になります。
ここで注意しなければいけないのが、LINEの交換はしないという事です。LINEを送る時は、何か用がある時です(キャンペーンなど)。この通知がお客様にはノイズになります。いわゆるプッシュ通知になるのでLINEの交換は注意しましょう。
②リスト管理
フォローしてくれた方のインスタを、エクセルなどでアカウント名を一覧化し管理しましょう。(何月何日に来店など)
③コメント・DM施策
フォローしてくれた方に定期的に投稿などにコメントを入れましょう。例えば、料理の写真を載せていたら、『美味しそうですね』など人間味のあるコメントをします。ここで重要なのは、『またご来店ください』などビジネス感を出さないという事です。
《コメント・DM施策の例》
・インスタのフォロワー(お客様のアカウント)に、月2回程度(月中、月末)にコメントをスタッフのアカウントから入れる
・お客様がカフェの投稿をしていたら、『そのカフェどこのですか?』など、友達感覚でコメントをする(人間味のあるコメント)
・『また来店お待ちしております』など営業はしない
④継続認知
③で説明したように、人間味のあるコメントなどをする事で、親近感が持たれるアプローチができ、忘れられない継続認知獲得になるのです。この忘れられない継続的認知獲得はとても重要なのです。このようなデータがあります。
・Aの美容室からBの美容室に変える人の8割が『なんとなく』変えている。
この『なんとなく』変えているは、どの業種にも当てはまると思います。この『なんとなく』を防ぐには、自分のお店を忘れさせないようにする事が重要になります。忘れなければ、リピーター獲得に繋がります。
⑤再来店・リピーター 獲得
①から④を続ける事で、際来店・リピーター の獲得に繋がります。また、インスタのアルゴリズムによって、頻繁にコメントなどしている人は、《繋がり度や関わり度》が高い人の投稿が、フィード上位に出ます。このことから、自分の投稿もしっかり見られるようになる為、期間限定キャンペーンなども見逃されにくくなります。
インスタでやってはいけないこと
インスタを運用する時に絶対にやってはいけないことは、インスタでは商品の宣伝をしないことです。フォロワーが減ってしまいます。カタログアカウントになってはダメです。良い例と悪い例を見てみましょう。
・悪い例:『新作が出ました!今なら1万円引きです!』
・良い例:『今日はこんなコーデをしてみたよ♪興味があったらサイトを見てみてね!』
フォロワー(お客さん)が自然にあなた(お店のスタッフ)のファンになり、自然にあなたの身の回りの物のファンになるのがベストです。
アクション
自分からアクションすることによって、自分のページを見てもらう確率を高める事ができます。このようなデータがあります。
・いいね×100:フォロー6人
・コメント×100:フォロー13人
・フォロー×100:17人
・合計アクション×300:合計アクション36人(36人不ロワーが増える)
アクションをすることで、少なからず自分のページを見てもらう確率は上がります。自分アカウントが見てもらう時に、しっかり運用をしていて、人間味のあるアカウントだとフォローに繋がります。
インスタ集客を前編、後編にまとめました。しっかりとインスタを理解した上で運用することで、集客に繋がりやすいと思います。しっかりアウトプットしましょう。