インスタ集客(前編)
SNS
今回は【インスタ集客(前編)】について学び狂いたいと思います。インスタは【SNS】に分類されます。その【SNS】は国民の4人に3人が利用しているのです。2012年は、約8割が10代から30代の利用、2017年は、約6割が10代から30代が利用というデータがあります。このデータから分かるように、《SNSは若者しかやっていない》という時代ではないということを、しっかりと理解しなければいけません。
また、【SNS】は、欲しい服・行きたい場所など、様々な情報を探し、販売や来店のトリガーになるのです。これはどういう事かというと、《【SNS】に露出しない商品やサービスは、誰からも知られない!》という時代になっているのです。
こんなアンケートを取ったデータがあります。
Q:『SNSでフォローしている人に影響されて、実際に購入したことがありますか?』
A:『ある 78%』、『ない 22%』
昔は、オシャレな場所や、流行りのファッションは雑誌やテレビで情報を得ていました。それが今は、【SNS】で情報を得ているのです。このことを、ビジネスをする側が理解して、発信していかなければ潰れていくのです。
SNSの拡散スピード
昔に比べ、今は情報の拡散スピードは100倍くらいになっています。数年前の情報の流れと、今の情報の流れを比べてみましょう。
《数年前の情報の流れ》
Aさんが雑誌やテレビなどで情報を仕入れます。その情報を、学校や職場などでBさんに伝えます。その情報を、数日後にBさんがCさんに伝えます。このような流れが数年前まではありました。
《今の情報の流れ》
Aさんがいいと思った情報を、【SNS】で1タップするだけで、Aさんから、Bさん・Cさん・Dさん・Eさん・Fさん、、、、このように一気に拡散します。
上記のように、《数年前の情報の流れ》と《今の情報の流れ》では拡散スピードが全く違います。今の時代は、【SNS】での繋がりだけで、話題性がある『コト』・『モノ』・『バショ』が一瞬で世界中に伝わるのです。実際にこのことを証明している事があります。
・PPAP:PPAPにてキャッチーなダンスを考え、SNSへ投稿。瞬く間に世界中で大流行。
・eimy:インスタ初のファッションブランド。個人のセンスだけで、数ヶ月後で一流アパレルブランドへ。
・ハンモックカフェ:アイディア次第で、話題性を拡散。buzz効果で瞬く間に有名店へ。
従来の、オークション型マーケティング時代が終わり、クオリティ型マーケティング時代に変わりました。大企業、中・小企業など関係なく、センスやアイデアが今後はマーケティングのキーポイントになります。このセンスやアイデア次第では【SNS】で一気に拡散できます。しかも、お金ではなく、クオリティで。このことをしっかりと理解する必要があります。
SNSの中でもインスタが熱い
世の中には数え切れないほどの【SNS】があります。その数ある【SNS】中でも、特にインスタが熱いのです。その理由は以下の通りです。
①MAU(マンスリーアクティブユーザー)の伸びが高い
MAU(マンスリーアクティブユーザー)とは、【SNS】をダウンロードしただけではなく、毎月アプリを使っているかを示しています。このMAUをアプリごとに比較してみます。
・Facebook:+300万人
・Twitter:+300万人
・Instagram:+900万人
このように、インスタはアプリをダウンロードするだけでなく、他のアプリよりしっかり使われていることが分かります。
②若者だけではなく、幅広い年代のユーザーが増えている現状
インスタは、2016年から2018年にかけて、50代以上が205万人増えています。この50代以上は各年代の中でも1番増えているのです。また、インスタは、月間アクティブ率(月に1回しっかりアプリを使っている)ではダントツの1位なのです。
・Facebook:56%
・Twitter:61%
・LINE:85%
・Instagram:86%
電車などに乗ると、スマホを見ている人がたくさんいます。そのほとんどの人がインスタを見ているのです。また、インスタは平均2.3時間に1回アプリが開かれているのです。このことから、インスタは情報の取得に使われているのです。インスタが熱い訳が分かりましたね。
インスタで何ができるのか
インスタは、ストーリー・ライブ・投稿・DM・検索など様々な機能があります。その中でも《検索機能》について学びたいと思います。
《検索機能》
日常生活でカフェに行こうと思った時に、どこのカフェにするか皆さん検索すると思います。Google検索だと、文字が並ぶし面倒臭い。ホットペッパーや食べログだと、ヤラセコメントが多発している印象です。
そこで、インスタのハッシュタグ検索はどうかというと、直感的に画像を見てオシャレだなと感じる事ができます。(Googleは文字なので感じない。)また、インスタはリアルな人が投稿しているので、リアルな口コミなのです。(信用性に長けている。)インスタは情報の取得だけでなく、来店するなどのコンバージョンの部分まで担っているのです。
《インスタの新機能》
『ショッピング機能』
今まではインスタで集客して、HPへ誘導するという手間がありました。しかし、現在はインスタで直接販売が可能になりました。Instagram社のテストでは、平均19%の人が商品をタップし、商品情報を見てからブランドサイトへのリンクに進んだそうです。その後、購入ページへ進んだ割合は4%となったそうです。(100人に4人が購入してる。)
『予約機能』
予約機能ができるようになった事で、HPやホットペッパーページへの誘導が一切不要になります。インスタだけで全てが完結可能になるのです。
インスタに流行り廃りはない
スマホのアプリなど次から次にアプリは出ます。この世の中は、ブームが来てもすぐに無くなるというような流れもあります。いわゆる、流行り廃りというやつです。ですが、インスタには流行り廃りはないと言われています。その理由は以下の通りです。
①新しいモノに出ることに飽きている
インスタの大勢のユーザーがいます。その大勢のユーザーが、違うアプリに移るかというと、面倒臭くて移らないのです。むしろ、新しいアプリに飽きが来ている傾向にもあります。(いちいち設定など面倒くさい)
また、インスタはFacebook社です。Facebook社の資本と技術があれば、他のアプリには移りません。例えば、iPhoneを使っていて、他のAndroidが出ても移らないのと同じ事が言えます。
②インスタはライフスタイルアプリ
インスタはライフスタイルアプリと言われています。その理由がこちらです。
・お店の予約が取れる。(ホットペッパー)
・口コミなど見て、情報確認ができる。(食べログ)
・モノの購入ができる。(Amazon)
・流行りのモノや、場所の情報収集。(Google)
・友達の近況が知れたり、コミュニケーションが取れる。
この箇条書きにしたものは、全てインスタでできます。また、このようなものは、日常ではよく使い便利です。便利なものに流行り廃りはないのです。
このような理由からインスタには、流行り廃りはないと言われています。インスタは人々の生活の一部・必要不可欠な存在なのです。その必要不可欠なインスタを中心に行動・購買がつながってくるのです。
インスタの特徴理解
ここでもう一度、インスタの特徴を理解しておきましょう。
①コミュニティー
趣味、地域、ライフスタイルが似ている人たちがフォローしてきます。自分に興味を持ってくれる、同一コミュニティーが、自分のアカウント上に構築してきます。
②永続広告
一度フォローされると、自分が今後投稿するたびに、その人たちに継続的にリーチができる自社媒体の構築が可能です。
広告には大きく分けて2つに分かれます。
(1)単発広告
・チラシ、テレビ、ラジオ
・情報サイトの掲載(ホットペッパーなど)
・リスティング
・イベント開催など
・他社メディア掲載
お金を払わなくなると止まる広告です。その為、キャンペーンがある度に手間とコストがかかります。
(2)永続広告
永続広告には以下のような種類があります。
・自社SNS(難易度低い)
・自社ブログ購読(難易度高い)
・会員制サイト(難易度高い)
・メルマガ登録(難易度中)
③自然広告
永続広告は、《プッシュ広告》と《プル広告》に分かれます。
(1)プッシュ広告:ノイズ表示
・メルマガ、DM、LINE@
・人間は『見てねー!』と言われると見ない
(2)プル広告:自然表示
・相手が見にくる広告(相手が見にくると脳に残る)
※永続広告できる媒体も、永続広告をしても効果が引く傾向です。プッシュ表示ではなく、自然広告表示が最大のメリット!
また、インスタは永続広告であり、プル広告(自然表示)なので脳に残りやすい為、広告に適しています。(しかも無料!)
④教育広告
お客様は、知りたがりで・面倒くさがりなのです。お客様をしっかり理解する事が重要です。
お客様は色んなことを《知りたがる》のです。例えば、
『どんなお店なんだろう?』
『どんな人が作っているんだろう?』
『どんなブランドなんだろう?』
このように、知りたがりはしますが、検索するのは《面倒くさい》のです。このような、お客様が知りたがっている情報は、チラシやホットペッパーの1ページだけでは伝えきれません。重要なのは、お店側の【教育広告】です。そのために、インスタの継続的な発信(ストーリーを持たせた)が必要です。
インスタ集客の前編はこれで終わります。インスタ後編もしっかり学び狂いたいと思います。