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令和6年3月予算審査特別委員会(総務分科会)消防局とのやりとり

浜中吾郎です。今回は、私が市原市議会の予算審査特別委員会のうち総務分科会で質問した内容について載せていきます!(令和6年3月11日実施)

※参考1
市原市議会の予算審査・決算審査特別委員会は、分科会方式をとっています。そのため、浜中の場合は常任委員会で所属している【総務常任委員会】の所管を【総務分科会の委員として】審査することとなります。

※参考2
分科会に所属する議員一人につき30分(執行部答弁含まず)の持ち時間制となっています。また同じ会派の議員が同じ分科会に所属している場合人数分の持ち時間となります。(例えば総務分科会に2名いた場合30×2=60分といった形)こうした持ち時間制及び質問する順番(先に質問する議員の方がより自由に聞くことができる)を意識して頂くとより実情がわかると思います。議事録を転記しているので幾分わかりづらい所もありますが、ご了承下さい。

※参考3
所管の質問の順番は、企画部→総務部、選挙管理委員会事務局、監査委員事務局→消防局→財政部、出納室となっています。また令和6年3月21日までは一人会派として「郷土市原を次代に繋ぐ」を名乗っていますが、3月21日以降は「会派無所属」の呼称に変更されていますのでご了承下さい。

【以下、総務分科会(消防局所管)での浜中のやりとり】
◆浜中委員 私からは通信指令事業について伺います。令和5年度と比べて金額が非常に大きくて、これだけ読むと内容がよく分からないところもあるので、詳細についてお聞かせいただければと思います。

◎中村警防救急課長 令和6年度の通信指令業務費が令和5年度と比較して大幅に増額されている理由につきましては、指令事務協議会負担金の増額とアナログ式署活動系無線機の更新によるものとなります。
 指令事務協議会の負担金の増額につきましては、平成25年度から運用開始したちば消防共同指令センターの指令システムが10年を経過することから、機器の老朽化によるシステム障害の発生を未然に防止するため、令和8年4月1日に新たなシステムとして運用を開始することに伴う整備費となります。令和6年度につきましては9,637万3,000円の負担額となります。
 次に、アナログ式署活動系無線機の更新につきましては、平成23年度の整備から10年以上が経過しており、消防活動時に情報伝達手段として必要不可欠となる消防救急無線装置等を適切に維持するため、令和5年度3月に消防救急無線装置等更新計画を策定し、計画的に更新するものであり、内訳につきましては、危険物施設などの可燃性蒸気が滞留する危険区域において使用する防爆型アナログ式署活動系無線機6台、非防爆型アナログ式署活動系無線機54台、IP無線機38台の合計98台を更新し、予算額は2,535万2,000円となります。

◆浜中委員 1億2,000万円のうち、約1億円弱がちば消防共同指令センターの指令システムの全体更新というところが分かったんですけれども、各市町村割合に基づいて負担金をとありますが、本市の割合が全体の中でどれぐらいで、総体はどんなものなのか、お伺いします。

◎中村警防救急課長 それでは、先ほどの浜中委員からの質問にお答えします。個別整備費用といたしまして、全体で36億6,814万8,000円のうち、市原市の負担する金額といたしましては2億5,522万5,860円となります。費用負担の割合につきましては、共同整備費用は案分としまして人口の8割、均等割で2割を用意しております。市原市としまして8.7%となります。

◆浜中委員 8.7%、今回の9,637万円というのが支出されるという理解でよろしいでしょうか。

◎中村警防救急課長 3年間の令和6年・7年・8年になります。

◆浜中委員 そうすると、令和6年度は9,637万円、3か年の総体として先ほどおっしゃった2億円という数字になってくるという理解でよろしいでしょうか。

◎中村警防救急課長 そのとおりです。

◆浜中委員 大きな金額が各市町村の共同負担という形で恐らく出てくる事業というふうに理解をしたんですけれども、それだけ大きな金額を投資してやるからには、やはりそれだけの需要があるのかなと推察するんですが、今回の市町村共同で指令センターの更新を行う意義についてお伺いいたします。

◎中村警防救急課長 ちば消防共同指令センターは、千葉県北東部、南部20の消防本部の119番通報の受信、消防車両や救急車の無線管制等、通信指令業務の運用を行っております。
 この通信指令業務を行うため必要不可欠となる指令システムは24時間365日の安定稼働が必須であり、現在は常駐保守を基本とした保守体制をしいておりますが、指令システムを構成している機器について、それぞれの寿命があり、適切なメンテナンスを実施していても、機器の障害は経年に比例して増加いたします。このことから、緊急通報の受付や消防隊の運用など、安定的な指令管制業務を継続されることが全体更新を行う意義となります。
 また、全体更新の効果といたしましては、最新の情報通信機器を配備することにより、119番通報から現場到着までの時間短縮となり、火災などの被害の軽減、傷病者の救命率の向上とともに、円滑かつ効果的な通信指令業務につながることなどが挙げられます。

◆浜中委員 要は119番を本市を含む広域の市町村の中で24時間365日しっかりと運用していくという、その更新費用というふうに理解をしました。やはり消防救急の一番初めの入り口になるところですから、しっかりと負担金に基づいて適切な更新がなされて、令和8年ですか、運用がしっかり行われるということを期待しますので、よろしくお願いいたします。

 続きまして、消防関係の車両整備事業について伺います。令和4年度決算が1億1,000万円、令和5年予算が1億5,000万円、今回が2億600万円というふうに増えているように見受けられるんですけれども、こちらの車両整備の状況が何でこういう数字の状況になっているかについてお伺いいたします。

◎中村警防救急課長 消防関係車両整備事業費の年度による差についてですが、当局に配備する消防車両は、消防の任務を確実に遂行するため、消防力の整備指針に基づき、消防用車両等の安全基準や平準化を念頭に、車両や資機材の長期的な整備計画を定めるとともに、各車両及び資機材の劣化状況を踏まえ、必要に応じ計画の見直しを図っているところです。
 また、計画を策定する中で、大型高所放水車、はしご車、大型化学消防車等の特殊車両については、消防ポンプ自動車や救急自動車に比べて製造費用が高額となるなど、更新する車両、台数及び時期によって消防関係車両整備事業費が各年度の当初予算において大きく変動する場合があります。
 消防局といたしましては、今後も災害現場で必要不可欠な消防車両や資機材を確実に運用できるよう計画的な更新を行い、市民の安心・安全を確保してまいります。

◆浜中委員 要は、金額変動というところも、あくまで車両の更新計画の一端というところであるという認識でよろしいでしょうか。

◎中村警防救急課長 そのとおりです。

◆浜中委員 こうした車両は使うことができて何ぼというところもあろうかと思いますので、やはりしっかり運用されて、ぜひ計画的な整備をよろしくお願いいたします。私からの質問は以上です。

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