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令和5年6月議会 個別質問 1-3.若者を応援する施策について

浜中吾郎です。このnoteでは、主に私が市原市議会で個別質問した内容について順次載せていきます!
令和5年第2回定例会の個別質問(令和5年7月19日実施)のうち「若者・子育て世代に選ばれるまちになるための施策について」の内容より。

(以下、発言内容)
次に「若者を応援する施策について」伺います。総合計画の2023改訂版にも記載があり、また先日行われた総合計画審議会も傍聴させて頂きましたが、その資料の中にも「若者が夢や希望を叶えやすいまちであると感じている市民(40歳未満)の割合」という新たに総合計画に追加された指標があります。その指標において令和4年度の数値が16.8%であることは私にとって非常に衝撃的でした。
これには、日本全体の構造的な問題もあると考えます。なかなか可処分所得が上がらないなかで人口は減少し、新たなテクノロジーの伸長に伴い、産業構造が激変しています。そうした中で「この企業に就職すれば安心」といった将来の見通しは非常に見えづらくなっています。またライフスタイルの変容の中で若者が経済的・社会的に自立をすることもハードルが上がっている状況です。若者の定義も、若者の置かれている問題も非常に複合的なのです。しかしながら、それでも肯定的な回答が16.8%というのは、本市の現状にも課題があるのでは?と思ってしまいます。
 私は本市が若者を応援し、市政と自身がつながっているという自覚を持つこと、主体性を発揮していくことが未来にとって非常に重要と考えますが、市長の思いを伺います。


(以下、小出市長答弁)
若者を応援する施策について、お答えをいたします。
私は、いちはらの全ての子ども・若者が「自分の人生の主人公は自分だ」と未来に希望を持ち、思いを叶えられるまち、そして、思いをみんなで応援 できるまちを実現することは、私たち大人の責務であると考え、子ども・若者に関する施策を積極的に推進をしております。今、市内各地で、これからのまちづくりを「自分ごと」と捉え、熱い思いを持って取り組む若い世代が増えてきております。具体的には、五井駅前のアーケードを活用した「五井朝市」や、青葉台・市東地区のプロジェクトなど、地域の課題解決に取り組む一員として、積極的に活躍をしております。また、コロナ禍で成人式が中止になったとき、 若者が主体的に集まり、「トロッコ列車で成人式をやりたい」という思いを実現した、通称「はたトロ」は、本年で3回目を迎えました。
現在の総合計画策定の際には、中高生や若い世代との対話を行い、その思いを反映するとともに、 若手職員によるプロジェクトチームを立ち上げ、 大胆な発想力を活かした提案を各種施策に取り入れました。さらに、令和3年度には、無作為抽出で応募が あった若者・女性との直接対話の場として、「若者みらい会議」、「女性みらい会議」を開催し、まちづくりについて、熱い思いを交わし、若い世代がいちはらの未来を真剣に考える姿に大変心強く感じたところであります。
私は、この思いを本年3月の基本計画の改訂に反映し、新たに、若者に関する施策を追加するなど、各種施策の強化を図りました。実行計画令和5年度版では、若者の経済的自立に向け、デジタル人材の育成、起業・創業の支援に取り組み、また、社会的自立に向けては「若者応援プロジェクト」において、対話を重ねることで、若者の思いを受けとめ、これからの施策展開につなげてまいります。
次期総合計画に向けての取組にあたりましては、あらゆる人々の率直な声、ニーズをしっかりと聞くとともに、今後、社会の最前線で活躍する若者が、計画づくりに参画することで、これからのまちづくりを「自分ごと」と捉え、取り組んでいただけるよう進めてまいります。私は、若い世代が夢や希望を持ち、自分らしく活躍できるよう、若者を応援する施策を積極的に展開してまいります。


(浜中の意見・感想)
「市原市は若者の活躍を後押しし、応援していきたいんだ!」と市長含め多くの皆様が考えていることを、まずはもっと多くの若者に知ってほしい!今の時代の中で育つ若者は、情報を取得し精査する力は非常に優れています。年齢に関係なく挑戦でき、活躍できる環境があることは、人によってはとても良い時代!!一方、経済的な要因や、社会関係など、今の環境をなかなか変えづらいこともある。自己肯定感を育み、守る機会も失い「どうせ私なんか何もできない」と学び・挑戦することすら放棄してしまう方も中にはいます。そうした状況を市原市からなんとしても変えていかなくてはなりません!!結婚し、産み育てられる環境を築いていくことはとても大切ですが、その前段階として若者が経済的、社会的に自立できる施策をしっかり講じていくことが、若者が将来に希望を持つこと、自身も社会の形成者である自覚を持つこと、そして次の世代を育むことに目を向けるきっかけになると、30代の人間の一人として強く信じております!!!

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