令和5年9月議会 決算審査特別委員会(総務分科会)総務部・選挙管理委員会事務局とのやりとり
浜中吾郎です。今回は、私が市原市議会の決算審査特別委員会のうち総務分科会で質問した内容について載せていきます!(令和5年9月21日実施)
※参考1
市原市議会の予算審査・決算審査特別委員会は、分科会方式をとっています。そのため、浜中の場合は常任委員会で所属している【総務常任委員会】の所管を【総務分科会の委員として】審査することとなります。
※参考2
分科会に所属する議員一人につき30分(執行部答弁含まず)の持ち時間制となっています。また同じ会派の議員が同じ分科会に所属している場合人数分の持ち時間となります。(例えば総務分科会に2名いた場合30×2=60分といった形)こうした持ち時間制及び質問する順番(先に質問する議員の方がより自由に聞くことができる)を意識して頂くとより実情がわかると思います。議事録を転記しているので幾分わかりづらい所もありますが、ご了承下さい。
※参考3
所管の質問の順番は、企画部→総務部、選挙管理委員会事務局、監査委員事務局、議会事務局→消防局→財政部となっています。
【以下、総務分科会(総務部所管)での浜中のやりとり】
◆浜中委員 郷土市原を次代に繋ぐ、浜中です。よろしくお願いします。
既に少し何個か話が出ているのですけれども、庁舎強靱化対策事業についてです。これは精査しますとかありましたけれども、令和4年、令和5年の継続事業ということで予算計上していると思います。その精査分はお金がのってくるとか、そういうわけではないということですか。少しお聞きしたいです。
◎中島契約検査管財課長 反問権を行使させていただいてよろしいでしょうか。
今御質問の内容、文末のところが少し聞き取れなかったもので、いま一度お願いできますでしょうか。
◆浜中委員 先ほど、令和4年、令和5年で事業を精査といいますか、今、設計等進んでいると思います。その中間報告が出てきて、4年、5年という継続の中で、令和5年、実際に落とし込んでいくというところで予算計上されていると思いますけれども、先ほどの答弁の中だと、1度精査しますという話、要は1回巻き戻る部分が出てきているのかというふうに、少し話を聞いて感じたのです。そうすると、そこの部分は追加で予算計上する必要が出てくるのかどうかというところが気になったので、質問させていただきました。
◎中島契約検査管財課長 本事業につきましては、令和4年、5年の2か年の継続事業でございます。この中で、5年度の事業の業務内容の中に、事業者から基本設計図書の提出と併せまして、事業に係る費用の積算を求めているところでございます。この事業費の内訳が提出されますと、あわせてコンストラクションマネジャーの業務を委託している別の設計会社がおりますので、こちらと私ども市で、概算費が適正かどうかというところをしっかりチェックしていくという作業が、この後待っております。
先ほど御答弁させていただいたとおり、概算費につきましては、大概算ということでの御報告でございます。その目的につきましては、社会経済情勢の中で上振れリスクが非常に高いというところも踏まえまして、まずは市議会に状況を御報告させていただいたものです。これをしっかりと精査していくというところが、今後の業務の主たるところとなってまいります。
◆浜中委員 令和4年度の決算で委託料という形で計上されていて、令和5年度の中でもほぼ同額が計上されていると思います。そこの中で、それぞれのスケジュール感にのっとって、委託料をお支払いして進んでいると思うのですけれども、要はそこが精査等の中で、上振れするという話ではないという認識で合っていますでしょうか。
◎中島契約検査管財課長 令和4年度の事業につきましては、地質調査や測量など、基本設計に必要な基礎調査を主たる目的として業務を展開してございます。令和5年度につきましては、これらの得られた基礎調査のデータを活用しながら、関係部署と関係各所と調整を行って、設計の詳細をつくり込んでいくという作業でございます。その過程の中で、先ほど申し上げましたように、事業費というところも含めて、5年度の業務内容に含めているというところでございます。当初から予定していたものという御理解でよろしいかと思います。
◆浜中委員 了解です。そこの確認を取りたかったというところです。やはり物価の高騰であったり、様々外部状況が変わっているというところは、当然あると思いますので、そうしたところをしっかりと目配りをして、精査をして進んでいってほしいと、そこは強く要望をさせていただきたいと思います。
続きまして、公共施設Wi-Fi整備事業について伺います。
こちら、国、県の支出金なども使いながら、整備を一気に進めたような形かと思うのですけれども、こちらのWi-Fi整備、利用状況について伺います。
◎中田情報政策課長 公共施設Wi-Fiについてお答えいたします。
本事業は、新型コロナウイルス感染症の拡大を踏まえまして、対面に頼らない人のつながりなど、新たな生活様式に対応するために、公民館それからコミュニティセンター、保健福祉センターなどの貸し館業務を行う施設のほか、市役所本庁舎や各支所などを対象に、昨年度末に整備を完了したものでございます。
施設数としては36施設で、Wi-Fiによるインターネットの利用を可能としたというものでございます。
現在の利用状況ですが、本年4月の利用開始から、1週間当たりおおむね1万6,000回の接続がありまして、市民の皆様には幅広く御利用いただいているというところでございます。
◆浜中委員 やはりWi-Fi整備が進んで、いろいろなところで使える機会が増えるということ自体が、防災であったり情報をストックするという観点からもいい部分かと思うんですけれども、やはり先ほどの災害というところに関連して言うと、Wi-Fiが安定してつながるかどうかというところは、やはり大事なところかと思います。その点について見解を伺います。
◎中田情報政策課長 Wi-Fi通信の安定性についてお答えいたします。
通信の不具合などが発生した場合は、速やかに対応できるサポート体制を構築しております。Wi-Fi機器を安定的に稼働できるように、環境を整えているというところでございます。
また、このような機器、Wi-Fiの機器に限らずですけれども、次々と新しい脆弱性が発見されております。このことから、最新情報を注視しまして、できるだけ迅速にセキュリティー対策を実施できるように、市が提供するサービスとして、市民の皆様に安心して御利用いただけるように、今後も努めてまいります。
◆浜中委員 しっかりつながる、つなげたいときにつながるという部分と、あと今脆弱性のお話もありましたが、やはりそうした部分はしっかりと目配りをしているというところが、まずとても大事になってくるかと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。
続きまして防災資機材整備事業について伺います。
こちら、令和3年に新たに策定された備蓄計画に基づいて推進しているものと認識しております。自己評価の中に、増加したことによる備蓄スペースの確保というところがありますけれども、そのあたりについて、令和4年度の評価と今後の展開について伺います。
◎市川危機管理課長 資機材が増加したことに伴いまして、以前より多くの備蓄スペースが必要となっておりますけれども、避難所に指定されております施設に備蓄品の分散を進めており、必要な備蓄スペースについては確保できているというような状況でございます。
また、施設管理者と協議いたしまして、備蓄スペースをさらに拡充していただくことにより、さらなるスペースの有効活用といった点も進めております。
委員、今御指摘いただきましたけれども、大規模災害時に適切に対応できる備蓄体制を構築するため、今後もデッドスペースの有効活用といった手段を講じまして、必要な備蓄スペースを確保してまいりたいと考えております。
◆浜中委員 方針に従って、しっかりと進めてほしいと思います。
また、資機材が増加したことに伴って、今後フードロスなども懸念されている可能性があるのかと思うのですけれども、現状の想定について見解を伺います。
◎市川危機管理課長 期限切れが近づきました水ですとか食料といった備蓄品につきましては、総合防災訓練ですとか、自主防災組織が実施いたします地域の防災訓練といったところで活用しているというのがございます。
さらに、フードバンクへの提供を通じまして活用いただくことで、食品ロス対策を図っておりますので、引き続きこの取組を継続したいと考えております。
◆浜中委員 様々な場所で活用されているということで、増加分というところも今後、期限が切れるタイミングで適切に活用されていればいいのかと思っております。
あと、先ほどの答弁の中で気になったところとして、台風13号の対応で、各部局との調整、これから確認してみたいな実地確認のところ。そういうことがあるのかと少し思ったところも正直あって、実数確認、実地の調査というところは、やはり基本なのかと思いますので、そのあたり各部署との連携も図りながら進めていくところは、ぜひお願いしたいと思います。
続きまして、選挙啓発事業についてです。
こちら、ポスター、標語、動画作品、応募作品数ということで事業実績があって、実績指標というところには特に動画が入っていないのですけれども、動画作品は、何かどこかで、令和4年度とかであったのでしょうか。
◎北村選挙管理委員会事務局長 動画作品につきましては、実績はございません。これまで実績がございませんで、ポスター、標語だけとなっております。
◆浜中委員 募集はしたけれども、なかったというような形でしょうか。
◎北村選挙管理委員会事務局長 募集は、小中学校を主に、各小中学校、高等学校、あと一般の方を対象に募集をかけているところですけれども、御案内の仕方としまして、ポスター、標語という形で、実際に動画についての応募の御案内というところまでは行き届いておりません。
◆浜中委員 事業実績のところで、動画の応募作品というところがあったので、どこかで何か募集をかけられていたのかと気になったので、そこを確認させていただきました。
そうしたところを含めて、自己評価にも記載はあるかと思いますけれども、令和4年度の啓発事業について、現状認識と今後の展望をお伺いします。
◎北村選挙管理委員会事務局長 令和4年度までは、新型コロナウイルス感染症禍ということもありまして、街頭での啓発活動が一時下火といいますか、実績が少なくなっていたのですけれども、今後は街頭での啓発活動も活発化させていきたいと思いますし、実際に上総いちはら国府まつりでも、選挙管理委員会のブースを設けまして、そちらで啓発活動をやらせていただく予定でございます。
あとは小中学校ですとか主権者教育にも力を入れてまいりたいと思っているところでございます。
◆浜中委員 上総いちはら国府まつりでブースを出されるというのは、啓発の広がりとしてはいい取組なのかと、聞いていて感じました。
やはり今年の投票率を受けて、少しこういう言い方だと恐縮なところもあるのですけれども、新しい取組も、今後入れてみる必要性はあるのかと思っています。ポスターとか標語とか、学校でルーチンでやっているところ、もちろんそれも意味はあると思いますけれども、では低下しているところを、今後どういうふうに補っていくのかという中で、例えば、ほかの自治体ですと、若者が動画をつくったりですとか、トートバッグとかで啓発をしたりですとか、少し切り口を変えてやっているような啓発事業もありますので、ぜひとも次年度も見据えて、新しい目線というのを入れてもらえるといいのかと思います。
以上
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