【デュエル・マスターズ研究レポート②】「赤黒邪王門墓地ソース」について
お久しぶりの方も、初めましての方もこんにちは。浜名湖(@Hamana_ko)と申します。以前のデュエプレの記事以来となりますが、今回は紙版の方のデュエマについてになります。また、前回の記事にも書きましたが、あくまで研究レポートなので環境に対しての理解や、違う採用カードなどあるかもしれませんが、ご了承ください。なお、ご意見があればたくさんいただけると幸いです。
1.デッキリストと採用理由
こちらが、今回のタイトルにもある通り｢百鬼の邪王門｣を採用した赤黒墓地ソースのデッキリストになります。現在オリジナル環境で使用されている墓地ソースとは3種類違うカードを採用しているので、一つずつ理由をお話ししていきます。
Ⅰ.百鬼の邪王門
今回のデッキコンセプトの一つにして、最強の万能カードです。現在オリジナル環境で多く見られるリストでは、｢ツルハシ童子｣が受けカードとして採用されていますが、このカードの採用をしたくなかったのが最大の理由です。
正直、強いから採用しているという感じがしなかったので、どうにか違うカードに差し替えられないかと考えていたところ、ちょうど同じカラーリングのデッキに｢赤黒邪王門｣がいることを思い出しました。というわけでこのカードの代わりに｢百鬼の邪王門｣を入れてみようという考えに至りました。ただ、このカードにも後に改めて採用が考えられたので、そちらも後述していきます。
さて、蛇王門についてですが、予想通りかなりフレキシブルな動きをしてくれます。単純に受け札としても機能しますし、いずれかのシールドが全てない時にも攻め札としても活躍します。ただ、これらは邪王門系のデッキで既に証明されていることです。最大の特徴は、相手の能動的な墓地メタを乗り越えられることです。
無論、いずれかのプレイヤーのシールドがなくなっていることが前提ですが、ポクチンやクローチェ、お清めなどの相手が能動的に行う墓地リセットを受け、そのままこちらの墓地が溜まり切らずに押し切られることがありました。邪王門は、カウンターと墓地肥やしを一手に担ってくれるので、非常に最適だと思います。
ただ、このカードも最強ではありません。一つはヒットしなかった時の出力の弱さ、一つはマナに色が確保されていなければいけない、そして呪文であることが弱さです。やはり、他に採用されているカードはツインパクトやクリーチャーであり、呪文はあまり採用されていません。5000GT、クロスファイアがギリギリ出せない、回収ができないなどが考えられるため、一長一短です。ただ、ヒット時の出力の高さやフレキシブルな動きは目を見張るものがあります。
Ⅱ.バサラ
正直、このバサラの枠については賛否両論あるかと思いますが、個人的には｢邪王門の出力向上｣｢通常より動きが遅いため、カウンターカードの増強｣｢色基盤｣などを理由として採用しています。やはり、オリジナル環境では踏み倒し系が強い傾向にあると思われるのと、単純に盤面に打点を並べられるのが強いです。
Ⅲ.虚∞龍ゲンムエンペラー
新弾の非進化ゲンムエンペラーです。事前評価通り、クリーチャーを出しながら墓地を4枚増やせるのはいくらなんでも強いので採用です。
2.不採用カードについて
次に、不採用にしたカードについてです。
Ⅰ.ほめほめ老/ホメホメ老句
おそらく、大半の赤黒墓地ソースに採用されているカードですが、プランが相手に依存してしまうのが欠点となります。
今回のリストでは、手札に抱えておいた方が強いカードを多めに採用しています。なので、もしもそれらを捨てさせられてしまった場合はプランを練り直さなくてはなりません。正直、この相手依存の動きがあまり好きではなかったのと、ゲンムエンペラーの登場で思い切って不採用にしてみました。
Ⅱ.ツルハシ童子
先程述べた通り、あまりこのカードを優先して採用する理由はないため抜きました。しかし、通常のリストよりも動きが若干遅くなっていること、｢フェルナンドソシュール｣がクリーチャー面としてあまりにも強くないため、フェルナンドではなくツルハシ童子の方が強い可能性もありますが、現在研究中です。
Ⅲ.龍装者バルチュリス
正直あまり抜きたくはありません。なんならバサラと2枠ずつでもいいと思います。が、これは個人の自由と、周りの環境次第です。5c系のデッキ増加に伴い、相手がシノビを抱えていることが増えそうなので、バルチュリスの通りがすごく良い場合は4枚採用もアリです。
3.その他採用候補
現在のリストは研究中のため、他に採用候補のカードはたくさんあります。
◯闇鎧亜ジャックアルカディアス：ジョー星除去や、邪王門から捲れると2面除去になるため、環境を見てバサラなどと入れ替えるといいと思います。ジョー星が意外とキツい…
◯トツゲキ戦車バクゲットー：手札全損で2ドローというかなりリスキーですが、成功すれば相当旨みは大きいと思います。とはいえ、マッドネスもないのに全損は正直きついので、あくまで候補です。
◯ボルシャック・ドギラゴン：これはかなりピーキーなリストにしなければなりませんが、邪王門以外を赤単色か赤黒にすればかなりヒットするので、カウンター色を強めた墓地ソースなんかも面白いかもしれません。
4.終わりに
今回の研究としては、既存の墓地ソースのリストから少し外れたことをしたいという考えから行き着いたリストになります。これが環境トップにどれほど通用するのかはわかりませんが、今後進展があれば続きを書くかもしれません。それでは、次の研究でお会いしましょう。