ミニチュアと事業計画

【No.7】
歯ブラシ開いてませんか!?

モコモコの寝間着が一セットしかないので洗濯に出すタイミングが見いだせず、3週間は洗っていないだろう濵本です。

今日は午後から子ども達と近所の百均へ。
長女が段ボールで家の模型を作っているのを見て、百均のミニチュアの事を思い出して提案、すぐに買いに行くことに。
ベンチとか土管とか、ビールケースが特にリアルなんです。

リアルだけど
「こんなもの誰が買うんだろう」とこの前まで思っていたw
プラモデルでジオラマを作るのが好きだったので、熱くなって子供以上に本気で選んでいたかもしれません。


先日、某研修会社のコンサルタントの方との打合せでの話。
2年ほどお休み(おサボり)していた集中研修に、来月福岡で参加することにしました。
関西のお世話になっている友人から誘っていただいたことが発端ですが、他のご縁も重なり行くことを決めました。
新規・既存事業の事、自分や家族の将来のことをじっくり考える良い機会にしてきます。

そのコンサルタントの方とお話しさせていただくのは初めてで、略歴をお伝えし、今チャレンジしている事や研修に参加する目的などをお話ししました。
僕は前職、会計事務所で16年ほど働いていて
「事業計画を作ってお客さんと将来の話をするのが好きで、そればっかりやってました」
そんなことを言ったけど

好きだからやり始めたのか?
というと、きっと違う。

出来る事がそれしかなかったからだ。

担当をもってそれなりに働けるようになったころ、リーマンショックが起きた。
仕事は担当するお客様を毎月訪問して前月の業績を報告するスタイル。
どのお客さまも自社には影響ないだろう、と言っていたように思う。
実際は違った。

毎月お客様を訪問し、赤字であったことを報告する。
先方もそんなことはわかっている。
業況を変える提案などできるはずもなく、
とにかく毎月の訪問が苦しかった。
何のために誰の為こんなことをしているのかわからなくなるのに、それほど時間はかからなかった。



業績報告以外の何かしら価値提供をしないと、と毎晩ネット上の情報を集める事ぐらいしか思いつかなかったが、ふと、中長期の事業計画を作るソフトが会社にあったことを思い出した。

当時ほとんど使われていなかったのだが、僕はこれを使って、自分なりに5年や10年の事業計画書を勝手に作ってお客様のところに持っていくようになった。
(もちろん、会計事務所が作った事業計画書には本来価値はありません!)
夢物語のような計画にはせず、堅実に事業を継続できたものとして5年先にどうなるか。

多くの企業が複数本の銀行返済を行う中で、3年~5年頑張ると少しずつ本数が減り、キャッシュフローが黒字になる時点をシミュレーションできた。

ここまで頑張れば少しずつ資金繰りが楽になる

そんな未来を数字にして見せることで、ちょっとだけ前向きな話がお互いできるようになり、毎月の訪問の帰りに「ありがとう」と言っていただけることもあった。
それから少しづつ本来の計画策定のプロセスを学び、お客様と一緒に作る経験を通してようやく業績改善の伴走をする仕事なのだと認識するようになった。


今やっているビジネススクールで「やりがい」について学ぶレッスンがあり、僕はWILL/CAN/MUSTをつかって話をしていて

WILL・・やりたいこと
CAN・・出来る事
MUST・・必要とされること


と定義してしている。

「好きを仕事にする」

というとWILLがありきのように感じるが必ずしもそうではないと思う。
やりたいことではないが、
出来る事からとりあえずやってみる。
頼まれたことを引き受けてみる。
ほかの人がやらない役を担う。

やり続けることで「ありがとう」と言ってもらえることが増える。
「ありがとう」と言ってもらえるということは必要とされるということ。
これはビジネスの基本でもある。

「ありがとう」と言ってもらえることで、

「あれ?これ、好きかも」

という素敵な錯覚💛が生まれる。


少なくとも僕はそうだった。

そう考えれば、
「好きを仕事にする」
ことのハードルはすごく下がるんじゃないかな、って。
そんな話。


素敵な錯覚を戦略的に引き起こそう!




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