The lateral fibulotalocaneal ligament complex: an ankle stabilizing isometric structure
どうもあやです。
しばらく投稿空いてしまいました。
地道に題名にある論文を読んでいたのですが、難しくてなかなか進みませんでした。今考えれば、区切りごとに投稿すればよかったですね笑
ではさっそく。
Introduction
足関節外側側副靭帯の損傷は一般的に足関節捻挫にてよく見受けられ、頻繁に足関節不安定性や慢性もしくは微細の不安定性に繋がる。
慢性足関節不安定症は慢性足関節不安定症はよく起こる問題であり、発症の80%がATFL単独損傷の症例で20%がATFLとCFLの複合損傷で関与している。それに対して、慢性足関節不安定症のわずかな不安定性は足関節の新たに発生した概念であり、この病理学的機序はATFL上部線維の部分的損傷が影響していると提案された。
にもかかわらず、ATFLの部分的損傷は全ての上部線維に影響を与え、特に関節鏡視下術時にかなりの頻度で上部線維の微細な損傷が観察される。
足関節靭帯は多方面の研究がずっとされており、特にATFLとCFLは足関節靭帯の中で最もよく損傷する靭帯である。足関節靭帯複合体はATFLとCFL,PTFLで形成されている。文献によると、ATFLは一般的に2つの線維によって形成されており、CFLは1つの靭帯である。しかしながら、これらが同じ靭帯複合体の1部としてどのように関係もしくは連結しているのか特別な記述は見受けられない。バイオメカニクスや臨床研究はすでにATFLとCFLの損傷にておこる足関節不安定性の症例でATFLの単独修復されるという素晴らしい結果を得ている。データではこの要因の解剖学的観察についてはされていない。
この研究の目的は外側側副靭帯複合体(ATFLとCFL)の詳細を記載し解剖学的関連性があればそれを決定することとした。PTFLは足関節脱臼でもしない限り起きない稀な現象なので今回の研究には含まないこととした。
2つのATFLの線維(上部線維と下部線維)は解剖学的見解から2つの異なる構造からなり、下部線維とCFLは解剖学的連結が存在すると仮説した。
Materials and methods
32の新鮮な検体の膝下から足関節の検体が今回の研究で使用された。この検体は私たちの機関の解剖専門者によって解剖された。
検体は足部、足関節の変形を持っておらず、骨折や手術などで皮膚の切開の経験のない足部、足関節とした。特に足関節硬さと足関節の不安定性のある検体も除外した。これらの外側側副靭帯の損傷は解剖時に特定された。
各検体はプロトコル化された方法で解剖された。以前より文献で示唆されていた全ての解剖は経験豊富な解剖学者により足部足関節病理学の専門医とする整形外科と共同で行われた。検体は室温の水で解凍された後、外側の構造が全てみられるように前外側の皮膚に窓が作らた。足底の解剖学的解剖は前方関節包まで達し行われた。今回のポイントは丁寧に関節包を除去し、外側側副靭帯を露出させることである。関節包と靭帯は密接な関係にあるため、足関節に針で穴を指し空気を入れることは関節包の限界を明確に可視化するためにとても役に立つ。
【Fig.1】足関節解剖の外側の骨関節の見解で、関節包に空気を注入した。そうすると関節包の限界が来ると、関節包と靭帯の境界線が明確に可視化される。(1)背側距舟靭帯(2)前方関節包(3)前脛腓靭帯(4)後方関節包(5)踵骨もしくはアキレス腱
靭帯構造を理解することと解剖学的解剖の経験は真の靭帯線維の正確な露出を可能にする。遠位にある下部線維の過解剖は避けなければ、靭帯と結合線維の元々の形を変えてしまうだろう。例えば、Fig.2でこれを見ることができる。
【Fig.2】足関節外側靭帯のマクロ写真で過解剖を証明した。(a)正確な解剖(b)このエリアは過解剖で弓状線維が崩壊された線維(4)下部線維との結合部(2)CFL(3)つまり完全に解剖してしまうリスクがある。(1)上部線維
足関節外側靭帯を丁寧に解剖した後の検体は調査した。ATFLとCFLの特徴だけでなく2つの靭帯の何らかの線維結合、長さ、幅とATFLの線維の数の存在を記録した。測定は目盛付きの電子定規で測定した。靭帯の長さは近位と遠位の挿入部の距離を参照した。挿入部位からの中間点は参考値として全ての検体で使用された。靭帯の幅は靭帯の中間点で測定し、測定方法はFig.3にイラストした。
靭帯複合体の動作を調べるために、各ATFL筋膜とCFLの近位と遠位の挿入部の距離は足関節の最大底屈位と最大背屈位の距離とた。
2人の観察者が検体の各測定を行い、最終的な分析数値の平均を使用した。
IRBの許可:IRBの承認はバルセロナの大学で得られた。IRBナンバー:IRB00003099
Statistical analysis
記述的統計は連続分布の変数を評価した。ATFLとCFLの長さの得られた数値はKolmogorov-Smirnov検定を用いて正規分布を行った。全ての測定値は正規分布になることが見つかり、対応のあるT検定が用いられ、底屈と背屈間に有意差があることが分かった。有意差は5%に設定した。サンプルサイズの算出は以前から用いられていた外側靭帯に関する既存のデータにより計算された。0.05のアルファー値と80%のパワーが考慮され、連続的エンドポイントと1つのサンプル研究がされた。サンプルサイズの算出は3つの靭帯が別々に測定された。より確固たる結論を得るためにそして潜在的な測定誤差を考慮し、私たちの研究では30人の被験者を対象とした。
とりあえず、今回はここまで!!
次回は結果から和訳していこうと思います。
もうすでにまとまっている事項ではありますが、参考文献からしっかりとした本文を読むのも楽しく新しい発見もあり、わくわくしますね。次回はすぐに更新する予定です。
Thank you for reading
Hope to see you again.
Bye for now
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