新しい働き方LAB 指定企画掛川市 -学びのキャンパス化プロジェクト最終報告-
今回掛川市に企画パートナーになっていただき、全国から約20名のプロジェクトメンバーと共に活動に取り組んできました。
実験テーマは「生涯学習都市・掛川とフリーランスが協働したら、まち全体を学びのキャンパスに変えられるか!?」です。
学びのキャンパス化は3つのフェーズに分かれており、今回の指定企画では主に第1及び第2フェーズに取り組みました。
企画の詳細概要についてはこちらをご覧ください。
簡単にいうと「掛川の魅力的な場所を100個集めてコンテンツ化する」という企画ですが、実際にそれを選定するのはなかなか難しい作業でした。
その作業の工程や考えた内容については、こちらの記事にまとめていますのでぜひご覧ください。
活動内容
【7月】研究員が掛川を訪れ、100景プロジェクトがキックオフ
7月にはプロジェクトのキックオフイベントを掛川で開催。全国から研究員の皆さんが掛川を訪れました。
またあわせて、掛川市の歴史や市政に見識のある方へヒアリングを実施しました。
【8月】学校の先生及び大学生とのワークショップと、意見交換会の開催
掛川第一小学校での先生向けワークショップ
掛川第一小学校の先生方を対象に、掛川100景のワークショップを開催しました。
それぞれ掛川の魅力について考えてもらい、6つのチームに分かれてプレゼンを実施。先生方が考える掛川の魅力や、学びの視点が数多く集まりました。
慶應義塾大学SFCの学生向けワークショップ
慶應義塾大学SFCの学生に対して、掛川100景のワークショップを開催しました。
大学生の皆さんには、掛川100景を通じて「問い」をどう生み出したら良いか?というテーマでアイデアを出してもらいました。
第1回意見交換会
掛川100景の第1回意見交換会を実施しました。
「市内に住んでいる人」と「市外からやって来た人」が混ざるように座っていただき、それぞれの視点から掛川の魅力を話し合ってもらう形でワークショップを開催しました。
【9月】意見交換会、高校生向け説明会、プロジェクトメンバー企画の開催
第2回意見交換会
第2回意見交換会を開催しました。
2回目は久保田掛川市長にもご参加いただき、「掛川のおすすめコースを作るならどんなコース?」というテーマでワークショップを開催しました。
高校生向け説明会
掛川東高校の学生に向けて、掛川100景の取り組みについて説明を行いました。興味を持った学生は、探究学習のテーマとして取り組むこともできることをお伝えしました。
プロジェクトメンバー企画
掛川100景プロジェクトメンバーが企画したイベントを2つ開催しました。
1つ目が「お写んぽ in 掛川」です。
このイベントはカメラを持ち、掛川城下周辺を散策しながら気に入ったスポットを撮影する、という体験型のイベントです。
当日は20名近くの参加者が掛川のまちを歩きながら、思い思いにシャッターを切っていました。
2つ目が「インターネットを通じた情報発信力向上講座」です。
この講座は掛川の魅力を外部にうまく発信するため、SNS等の活用方法や注意点などについて学ぶ講座です。
撮った写真をどう活用すればいいのか、マーケティングの視点も交えつつ具体的な学びが多くありました。
【10月】意見交換会、掛川東高校説明会、インタビュー取材の実施
第3回意見交換会
第3回意見交換会を開催しました。
3回目は南部エリアでワークショップを行い、掛川のまちの魅力についてアイデアを出していただきました。
掛川東高校説明会
掛川東高校を訪問し、約400名の学生に向けて掛川100景の取り組みを説明しました。
現在は試験的に掛川東高校とポートカケガワの探究学習連携がスタートしています。
インタビュー取材
掛川100景の候補が出揃い、インタビュー取材がスタートしました。
プロジェクトメンバーが候補先を訪問し、いろいろな方にお話を伺い記事作成を進めています。
現在はプロジェクトメンバーが掛川各所を巡って取材を進めている最中です。
活動結果
まだプロジェクト自体は終わっておらず、活動は2月まで続く予定です。
プロジェクトの成果物は、掛川公式noteに掲載されている記事コンテンツに集約されています。
現在も日々更新を行なっていますので、ぜひこちらのnoteをフォローいただけますと幸いです。
まとめ
今回のプロジェクトを通じて、本当に多くの研究員が掛川を訪れたり、掛川のことを調べたり、たくさんの時間を掛川に使ってくださいました。
本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
この企画は僕自身にとっても、改めて掛川のまちの魅力を深く掘り下げる体験となり、日々新たな発見と新たな出会いを得ることができました。
「本当に知る」ということは、ただ漫然とその場にいるだけではダメで、意識して物事を調べたり、自分から足を運ぶ必要があるのだということを学びました。
研究期間は終わりましたが、プロジェクト自体は続きます。
そしてプロジェクトの本質的な部分から考えれば、このプロジェクトが終わることは無いのかもしれません。
学びのキャンパスが今後どのような形になって掛川で役割を果たしていくのか、僕も旗振り役として、そして研究員として関わりつつ、その景色の移り変わりを見てみたいと思います。