![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/135781033/rectangle_large_type_2_8dcd11018abd3e813d79d9a69fbe4b33.png?width=1200)
【駄文】アニメの主題歌は飛ばさずに観たほうがいいのではないかと思う理由
主題歌(オープニング、エンディング)観てますか?
アニメのオープニング、エンディング、スキップせずに視聴していますか?(以下、OP,ED)
スキップしてしまう方も多いと思いますが、個人的な意見としては、全部視聴したほうがいいと思います。
主張の根拠となる事例を2つ、以下に書いていくのでよかったらお読みください。
※作品のネタバレを含むため苦手な方は見ないでください。
事例1. 『ノーゲーム・ノーライフ』 8話
8話のあらすじ解説
主題歌が演出にどう使われたかを説明するのに必要なので、あらすじを書きます。
この話の後半部分は「起きたらヒロインのパートナーの主人公が消えていた」という話なのですが、
のちの9話で主人公が「存在を奪い合うゲーム」の中で存在が消えてしまったことが判明します。
8話の後半はそのあたりの情報がないので、「主人公、どこ?」という不穏な感じで話が終了します。
主題歌を使った演出①
8話のEDは普段とは異なり、後半からどんどんノイズが入っていくような演出がされていました。
作中の不穏さを引き立てるような演出がされていたように思います。
事例2.「僕の心のヤバイやつ」2期最終話
各期間のOP,EDについて
このアニメは1期のOPがヨルシカの「斜陽」という曲でした。
後述の話に必要になるので覚えておいてください。
そして2期のOPはあたらよの「「僕は…」」という曲で、
EDはこはならむの「恋してる自分すら愛せるんだ」という曲でした。
主題歌を使った演出②
最終回のOPは通常通り「僕は…」が流れたのですが、
EDの「恋してる自分すら愛せるんだ」については作品の途中で流れました。
これ自体はよくある演出なので、不思議には思いませんでした。
2人がお互いに想いを伝え、いい感じで終わったなと思っていたところでEDが流れました。
1期のOPの「斜陽」が流れたのです。
1期の頃の2人の日々が脳裏に浮かび、涙が止まりませんでした。
主題歌の持つ力
先述の事例から、主題歌は以下の2つの力を持っているのではないかと考えています。
アニメの演出の一部として利用できる
事例①の『ノーゲーム・ノーライフ』のケースはこれに該当すると思います。
8話のEDにノイズを入れることで作中の不穏な空気とマッチさせていました。
もちろん全て主題歌をスキップしていたらこの演出には気づけないですし、「1話のOP,EDだけ観たからあとはスキップしていいや」をやってしまっていてもこの演出には気づけません。
各期間の話と主題歌を結びつける役割がある
事例②の「僕の心のヤバイやつ」のケースはこれを活用していると思っていて、
1期でOPをスキップせずに全て視聴していたからこそ、「斜陽」と1期の話が強烈に結びつけられていたのだと思います。
そして2期の最後、2人の想いが伝わった描写の後に「斜陽」が流れたことで1期の話が思い返され、号泣するに至ったのだと思います。
1期でOPを全て視聴していなかったらあの場面で「斜陽」が流れても1期の話を瞬時に思い返せたか怪しいので、主題歌を全て視聴していてよかったなと思いました。
まとめ
先述した
・演出に気付く
・主題歌と話の内容を結びつける
ことができるので、アニメを最大限楽しむという意味では主題歌はスキップしない方がいいのではないかと思います。
思考の一助となれば幸いです。