じいちゃん11「街」
こんにちは。
濱脇宏太です。
まだまだ続く、うちのじいちゃんの話。
じいちゃんがよく言っていた言葉です。
「こうちゃん、もう、街は終わった。」
「こうちゃん、もう、街あかんで。」
じいちゃんは、お好み焼屋の売上が低かった時=来客数が少なかった時、駅の方から商店街に人が流れてこない時に、
よくこのことを口にし、勝手に街を終わらせていました。
私は、じいちゃんの話を聞きながら、「そんな、急に、街は終わらんやろー。」と思いながら、聞いていました。
今風にいうと、マチオワ。
なんて、ネガティブなパワーワード。
また、別の日にじいちゃんに会うと、嬉しそうに
「こうちゃん、昨日、忙しかったでぇ。」
「こうちゃん、よう売れたでぇ。」
と言ってました。
繁盛してる日、お好み焼が売れた日は、よくこう言ってました。
私は「この前、街は終わったって言うてたやん?」と聞くと、じいちゃんに聞くと、じいちゃんは、笑いって、ごまかしました。
そして、じいちゃんは、話の最後に「こうちゃん、商売は大変やからやめた方がええで。」と笑いながら、言ってました。
誰も商売をしたいなんて言ってないのに(笑)
ただ、私には、言葉とは逆で、何故か、
じいちゃんは「商売楽しいで。商売は深いで。商売やってて良かった」と言っているようにも、受け取れました。
そして、この「くだり」を何度、じいちゃんとやりとりしたことか。
念のため、補足しておきます。
街は(兵庫県明石)は、どんどん良くなっています。
そして、街はここからもっと魅力的になっていきます。
なぜなら、街で、一生懸命頑張っている方、支えてくれている方、魅力的な方がたくさんいるからです。
ちなみに、じいちゃんもその街を創っている貴重な人材でした。
大好きなじいちゃん、本当にありがとう。
私も、もっと、地元や、今住んでいる地域に貢献できる自分になります。
まだまだ、じいちゃんの話は続きます。
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The Beginning
Look how far we've made it
The pain I can't escape it
このままじゃまだ終わらせる事は出来ないでしょ
何度くたばりそうでも朽ち果てようとも
終わりはないさ
It finally begins
/ONE OK ROCK